履歴
ジャック・マーフィー
髪:青色 目:水色
性格:冷静
特徴:左頬の傷
Jack
読み方:ジャック
由来:英語
意味:神は慈悲深い、神は優しい、後釜
Murphy
読み方:マーフィー
由来:アイルランド系
意味:海の戦士
アイルランドの人名"Murchadh"に由来する2つの姓を英語化したもの
→Muirは"海"
→cath は"闘い"
代々、神官を務めてきた家系に双子の長男として生まれる。
双子の弟と共にすくすくと成長していったが、5歳の時に行われる儀式で、自分だけ神の声が聞こえない事を知ってしまう。もちろん両親はこの事をよく思っておらず、この日からジャックは酷い扱いを受けるようになる。
6歳の時に海に捨てられ、殺されかけるも、2日間の漂流の末、偶然通りかかった海賊船に救出される。
その後、1人の海賊に面倒を見てもらう事になる。そこで剣術やこの世界で生き残るすべ等、様々な事を教わる事になる。
15歳の時に家を襲撃され、育ての親であった海賊を殺されてしまう。
襲撃者を返り討ちにしたジャックは、情報を聞き出す。
彼はジャックに、自分たちはジャックを消すためにとある貴族に雇われたと話す。
どこの貴族かという事を中々口を割らなかったので、学んだ拷問尋問のすべを活用して何とか聞き出すことができた。
彼の口から伝えられたのは、なんと自分が生まれた家の名前だった。
捨てられたといえど生みの親が、自分たちの汚点でもあるジャック自身を殺そうとした。そして殺すために自分の周りの人間までもを巻き込んだ事を恨んだ。
襲撃者を始末した後、森まで逃げるが食料を調達するすべがなく途中で気を失ってしまう。
たまたま通りかかった人に助けられ何とか命を繋ぐことができた。
そこから一年、復讐のために自分の家に帰ろうと決心する。怪しまれないよう短刀などの装備を整えた後家へと帰る。
門前払いされることも覚悟していったが、そんなこともなく両親と弟と再会する。
最初こそ生きて会えたことを喜ぶかのような態度を見せるが、ジャックには自分に向けられる視線が決して歓迎されているものではないことを感じ取っていた。
それでも悲しいかな。いくらひどい扱いを受けたとて親は親。いざ目の前にすると復讐心よりも親への情が湧いてしまった。そして、除け者ととらえられていることを理解しながらもここまで成長した自分ならば認めてくれるだろうという淡い期待を抱いてしまった。
しかし、そんな都合のいい話もあるわけがなく。世間には昔失踪した愛しい息子が海賊の元から助け出され感動の再会を果たした…と説明がされていたが、家庭内では昔と同じような扱いを受けていた。仲が良かった弟ですら無能な兄を持って恥ずかしい、等と罵る日常だった。
それでもと我慢して三年。形だけの自分の誕生会が開かれた。自分の誕生日というのに食事は固いパンと冷たいスープのみ。ほかは皆豪華な食事を楽しんでいた。両親と弟は変わらずジャックのことを馬鹿にしていたがいつものこととジャック自身は聞き流していた。
そんな中、弟が海賊などという低俗な人間から学んだものを誇るなんて馬鹿馬鹿しい。襲われたとき死んだといったが死んで当然だと言い放った。両親もそれに便乗し、家にそんな蛮族はいらない。やはりお前はうちの子供ではない。そもそもお前などを拾って育てようとしたその海賊は馬鹿だなどと好き放題言った。
自分を罵るならまだ我慢ができる。しかしジャックは自分を育ててくれた海賊のことまで馬鹿にされるのは許されなかった。
その夜、皆が寝静まったころ。持ってきていた短刀で皆を殺した。弟に手をかけるとき音を立ててしまい、起きた弟に抵抗される。貴族のお遊びで身に着けた剣術と、毎日命を懸ける中で身についた剣術とではあまりにも差がありすぎたため結果としてジャックが勝った。しかし、昔仲良く遊んでいたことを忘れられず、弟の斬撃をさばききれずに顔に傷を負ってしまった。手にかけられる前、弟は静かに縛られる生活が嫌だった、自由に生きて成長してきた兄さんが羨ましかったっと涙を流しながら話した。短刀を引っ込めようとするとその手を止めていっそ殺してくれと、親に定められた道をこれからも生きていくのは嫌だと訴えられる。
それは出来ない、お前だけは無理だとジャックは断ったが最後のわがままだからと言われ、泣きながら短刀を突き立てた。
育ての親も、産みの親も最後まで心の中で自分のことを慕っていた弟さえ自分のせいで亡くした彼はしばらく自暴自棄に生きていたが、海賊のすべての宝を集めるという夢をせめて自分がかなえようとそれがせめてもの罪滅ぼしになるだろうと下の名前のジャックという名前で冒険者として生きていくことを決めた。
ひいては、自由にあこがれた弟の分まで自由に生きるために。
【仲間との関係】
マキア→友人
ヴァイス→親近感がある
ガブリエル→同郷
ハルディア→隣や近所に住んでいる