何の変哲もなく、平和な村に生まれ家族に愛され育った。13の頃、家業を手伝いつつも物足りなさを感じ兵士に志願。元々腕っぷしは強かったので家族は反対もせず送り出してくれた。

最初の１年は身体を鍛えるため基礎体力訓練、行軍、組手など様々な戦闘訓練を行った。家業の狩りで培った観察眼で戦闘においては抜群のセンスを見せる。しかし指揮などは苦手で『俺は暴れることしか出来ねぇからな。指示は任せたぜ、相棒。』と言っており、彼を常に導くものが居た。2～3年は徐々に蛮族退治などに駆り出されたり、警邏などに連れ出されることもあった。が、4～5年の歳月が過ぎたとき、我慢の限界がきた。同僚に彼を妬む者がおり、小さな嫌がらせなどがあった。本人は気にしていなかったが彼の相棒に被害が出たとき、大いに暴れた。その時の暴れ具合を見た者は皆、口を揃えてこう言う、『修羅が現れた』と。
その後、上司に事の顛末を報告し、彼を妬んで問題を起こした者は処断されたが、彼も兵をやめると言い出した。その戦闘力もあって上司は止めたが『相棒に迷惑かけちまうんで』と言って軍を去った。

普段は気の良い青年だが自身の大切な者を傷つけられた瞬間、普段の姿からは想像できないほど一変する。それこそまさしく修羅になる。また、元々戦うことが好きで兵士時代よく模擬戦をしていた。戦うことが好きな理由は自身が強くなることを実感できるから。戦闘の際も性格が変わる。