Roy

幼い頃の記憶がなく、両親のことや故郷のことを何も知らない。
育ての親(Rain)（エルフ男性、年齢不詳）に連れられて、ブルライト地方を転々として過ごす。Rainには、生活に必要な知恵や魔法を教えてもらった。
しかしハーヴェス王国へやってきて暫くした後、Rainが別れの言葉を一言書いた置き手紙と少しの餞別を置いて姿を眩ませてしまう。急にいなくなった理由を聞くためにRainを捜すことを決めるが、伝手もなく、各地を飛び回るお金もない。教えてもらった魔法を生かし、冒険者としてお金を稼ぎながら彼の消息を辿ることにした。（しかしどうやら、向こうはこちらの動きを把握しているようで……？）
行く先々で図書館に通い、隣接するキルヒア神殿にも馴染みが深い。知識の神として、賢神キルヒアを信仰している。

【失われた記憶】
ユーシズ魔導公国に生まれる。両親は妖精神アステリアを祀る神殿に仕える神官の一族の出身である。しかし教えに背き、死者を蘇らせる術に手を出した為に神官としての身分を剥奪、一族からは勘当されてしまった。そして公国の外れにある大森林に家族で移り住み、森の奥深くで孤立して暮らすことになった。
家族３人で慎ましやかに暮らしていたが、ある日の夜賊（？）が数人押し入ってきて、Royは目の前で両親を殺されてしまう。一部始終を見てしまったせいか気を失い、気づけばそれまでの記憶を全て無くしていた。そして養い親だと名乗る男（Rain）に養育されることになる。

Rain

Royたち家族を襲撃から賊のひとり。実際は、Royの両親を勘当した一族からの依頼でやってきた雇われの暗殺者。無名だが実力ある冒険者でもある。
依頼ではRoyのことも殺すように頼まれていたが、直前になって情が湧いてしまい、気絶しているRoyを担いで逃げ出した。(この時、仲間からの追撃によって右目の周辺に火傷を負い、ケロイドになっている)。
ちなみにこの一件でちょっとした恨みを買っているので、時々追手が現れることがある。
Royのことは、ユーシズから離れたどこかの街で養子に出すつもりだった。しかしRoyが道中ですっかり懐いてしまった為仕方なしに手元に置き、面倒くさい追手から逃れるために町を点々としながら、生きて行く為に必要な技術や魔法を教え育てた。そして普通に生きていくくらいの知恵や技術を教え終わったと感じた為、ギルドのある街へRoyを連れていき、置手紙を置いて姿を消した。と思わせておいて、実は近くで見守っている。
ちなみに追手に関しては悠々を捲いて、それなりに落ちついた暮らしをしている。

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