ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ジンオウガ - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖
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ジンオウガ

分類:牙竜種
知能
人間並み
知覚
五感(暗視)
反応
敵対的
言語
ドラゴン語
生息地
さまざま
知名度/弱点値
20/27
弱点
命中力+1
先制値
25
移動速度
25
生命抵抗力
24 (31)
精神抵抗力
24 (31)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
本体 2000 -
(頭部) 19 (26) 2d6+15 23 (30) 13 400 100
(胴体) 22 (29) 2d6+17 21 (28) 17 700 50
(尻尾) 21 (28) 2d+19 22 (29) 15 500 30
部位数
4本体,頭部,胴体,尻尾
コア部位
本体

特殊能力

[常]雷狼竜

①雷属性によるダメージを受けず、雷属性による不利な効果を一切受けません。
②水・氷属性以外の全ての属性ダメージを-3点します。更に、純エネルギー属性によるダメージを常に半減します。
③このキャラクターは「ターゲティング」「鷹の目」を持っているものとして扱います。
④このキャラクターの攻撃は、任意の対象を除外することが出来ます。
⑤HPが0以下になった部位も、通常通り行動することが出来ます。
⑥このキャラクターを倒して得られる経験点は、[コア部位]を除くHP0以下の部位の数だけ、更に+50点されます。
⑦このキャラクターに対する戦利品ロールは、[コア部位]を除くHP0以下の部位1つにつき+1回されます。

[常]超帯電状態

『≫帯電』の効果によってのみ、解禁されます。
・このキャラクターの主動作を用いる攻撃行動に+2の修正を加えます。(固定値行使系を除く)
・全ての攻撃に『5』点の雷属性魔法ダメージを追加します。
・回避力、抵抗力判定に+1の修正を加えます
・『雷やられ』の固定値が+2されます
・[部位:胴体]は主動作を2回行うことが出来ます。
この効果は、超帯電状態が解禁されて以降に、[コア部位]のHPが『500』点以上減少した場合、解除されます。
ただし、[コア部位]の残りHPが1度でも500以下になった場合、解除されません。

[常]怒り状態

このキャラクターの[コア部位]のHPが500点以上減少した場合、以下の効果を適用します。
・このキャラクターの攻撃が回避された場合、1R(10秒)の間、対象の回避判定に-1の修正を加えます。この効果は-6まで累積しますが、1度でもモンスターの回避力判定に失敗し「1」点以上の物理ダメージが発生した場合、解除されます。

[常]雷やられ/27(固定値)/生命抵抗力/消滅

このキャラクターから、雷属性を含む攻撃を受けたキャラクターは、3分(18R)の間『雷やられ』状態になります。
『雷やられ』状態のキャラクターが、他のキャラクターから攻撃を受けた場合、もう一度『雷やられ』に対する抵抗判定を行います。この際、その判定に+3の修正を受けます。
失敗した場合、対象は次のRの自身の手番終了時まで、あらゆる行動・動作を行うことが出来ません。また、回避力判定が自動失敗します。
成功した場合、失敗するまでの間、『雷やられ』に対する抵抗判定が累積的に-1されます。
この行動不能効果は『対象の手番終了』『他者から攻撃を受ける』のいずれかの条件を満たした場合、解除されます。この効果によって解除された場合、対象の『雷やられ状態』も解除されます。
これらの効果は雷属性として扱います。

[常]痛恨撃:+12

物理ダメージを与える打撃点決定の出目が10以上の場合、そのダメージを+12点します。

[補]帯電

1R(10秒)の間、このキャラクターの全ての部位の回避力判定に、-2の修正を加えます。
次の自身の手番開始時、『○超帯電状態』の効果を解禁します。

●本体

[部位:本体]は主動作を行わず、如何なる行動の対象にもなりません。他の部位に適用されたダメージ分だけ、この部位のHPが減少します。また他の部位に適用された回復分だけ、この部位のHPが回復します。ただし、一度の動作で複数の部位のHPが変動した場合、最も大きく変動したもののみが適用されます。(回復とダメージが同時に発生した場合、それぞれの最大値が適用されます)

●頭部

[主]廻転雷光虫弾/20(27)/精神抵抗力/半減

雷光虫による電撃弾を放ちます。
「射程/形状:2(30m)/射撃」で「対象:6体」に「2d6+12」点の雷属性魔法ダメージを与えます。
この攻撃は連続した手番には使用できません。
[部位:頭部]のHPが0以下の場合、ダメージが4点減少します。

[主]噛みつき攻撃

『囮攻撃Ⅱ』と同様の効果です。
(命中-2,ダメージ+8,回避デバフ-2)

[補]咆哮/28(固定値)/精神抵抗力/消滅

咆哮を轟かせ、対象を委縮させます。
1Rの間、PC側全ての行為判定に-1の修正を与えます。
この効果は1Rに1度しか使用できません。

[補]頭突き

近接攻撃を1回行います。
この攻撃は1Rに1度しか使用できません。

●胴体

[主]6回攻撃・双撃

素早い前足で連続攻撃を行います。1回目の攻撃の結果を確認してから、2回目の攻撃を、同じ対象にさらに行うか、別の対象を選んで行うかを選ぶことが出来ます。3回目以降も同様です。
この攻撃は1Rに1度しか使用できません。
[部位:胴体]のHPが0以下の場合、攻撃回数が4回に減少します。

[主]雷爪撃/20(27)/回避力/消滅

雷の力を身に纏い、眼前の敵をカチ上げるように爪の一撃を放ちます。
対象に「2d6+20」点の物理ダメージと『10』点の雷属性魔法ダメージを与え、10m分の落下ダメージと転倒を与えます。
(対象が空中に居た場合、その高さ分だけ落下ダメージは上昇します)

[主]撃雷轟爪/31(固定値)/回避力/消滅

高く跳躍し、剛爪と共に雷撃を叩きつけます。
[射程:自身(半径5m)/全て]に対して「2d6+35」点の物理ダメージを与えます。
その後、『>轟雷』を、自身を中心とした半径20m以内のキャラクター全てに適用します(回避の有無は問いません)。
その際、固定達成値を+3,ダメージ値を+10して処理を行います。
この攻撃は『○超帯電状態』でなければ使用できません。
この攻撃は1Rに1度しか使用できず、連続した手番には使用できません。

[補]轟雷/25(固定値)/精神抵抗力/半減

[射程/形状:1(10m)/起点指定]で、対象に「2d6+15」点の雷属性魔法ダメージを与えます。
この効果は1Rに1度しか使用できません。
(『撃雷轟爪』の効果で使用した場合は、そのR中は使用できません)

●尻尾

[常]部位破壊

[コア部位]のHPが1以上の時に、斬撃武器による攻撃でこの部位のHPが初めて0以下になった場合に発動します。
このキャラクターに対する剝ぎ取り回数を+1回します。

[常]強靭な尻尾

この部位による痛恨撃の発生条件は、2dの出目が8以上です。
また、痛恨撃の上昇値が更に+5(合計で+17)されます。

[主]叩きつけ

素早く距離を詰め、尻尾で攻撃を行います。
「射程:2(20m)」で近接攻撃を行います。
この攻撃は連続した手番には使用できません。
『○部位破壊』の効果が適用されている場合、射程が[1(10m)]に減少します。

[主]薙ぎ払い

5体までの任意の対象に、近接攻撃を行います。
この攻撃は連続した手番には使用できません。
『○部位破壊』が適用されている場合、対象数が3体まで減少します。

戦利品

2~6
雷狼竜の重殻(1000G/赤金S)
7~9
雷狼竜の剛爪(2000G/赤金S)
10~12
雷狼竜の雷電殻(3000G/赤金S)
13~
雷狼竜の天玉(10000G/赤金S)

解説

主に自然豊かな山岳地帯の奥地に生息する牙竜種の大型モンスター。
胴体部を覆う碧色の鱗と、頭部や背面、腕部などに立ち並ぶ黄色の甲殻、
そして腹部や首回りなどを中心に生え揃った白色の体毛が特徴。
甲殻は「蓄電殻」、体毛は「帯電毛」と呼ばれ、
戦闘の際にはこれらを利用して発生させた電気エネルギーを全身に纏う。
その様子と生態から《雷狼竜》とも呼ばれる。
険しい山間部での移動を可能とするため、強靭に発達した四肢を持つ。
特に前脚は著しく強靭な筋肉を備え、尋常ではない膂力を持っている。
爪も極めて鋭利な形状をしており、獲物や外敵を一撃で仕留めるほどの強力な武器となる。
体躯は大柄だが、身を翻しながら大きく後方へ飛び退いたり、
ゆっくりとした動きから突然勢いのある攻撃を仕掛けてきたり、
突進してきたかと思えば続けざまに別の攻撃を繰り出したりと、見た目以上にその動きは俊敏且つ軽快。
発達した長太い尻尾には無数の甲殻が立ち並ぶように備えてあり、
巨体の均衡を保つだけでなく、戦闘時には武器としても積極的に用いられる。
口から覗く鋭い牙からも想像できる通り肉食性で、主にアプトノスやケルビなどを狩って捕食している。
特にガーグァを好物としており、これらに対してはより積極的に襲い掛かる。
身体の各部を覆う蓄電殻は静電気を発生する特異な脂質を備えており、
生みだした電気を帯電毛に蓄え、更に増幅している。
しかし、ジンオウガ単体で攻撃に利用できるほどの電力を生み出すことは困難であり、
放電による攻撃も基本的には行わない。
その代わりに自分の作り出した電力を、周囲を飛び交う雷光虫に分け与え、
雷光虫を活性化させる能力を持つ(この活性化した雷光虫を「超電雷光虫」と呼ぶ)。
そしてその活性化した雷光虫の電力を利用する事で、
自らの発電力の限界を超えた膨大な電気エネルギーを身に宿す事ができる。
電力が最大限に達すると放電能力を高める為に、天に向かって咆哮し、
それを合図とするように角や蓄電殻が上向きに展開され、全身から電光を迸らせる。
この姿になったジンオウガを「超帯電状態」と呼ぶ。
超帯電状態のジンオウガが誇る電力はあの海竜ラギアクルスと同等とされ、
落雷にも匹敵するかという凄まじい放電能力を発揮する姿も確認されている。
本来の限界以上の電気エネルギーを常に身に纏い続けている状態ではあるが、
青い鱗が絶縁性に長けているため、自分自身がその電力で感電してしまうことはない。
なお、超帯電状態時は背鰭のような甲殻が青白く光り輝くが、
これは蓄電殻の脂質が電力を放電するためである。
超帯電状態となったジンオウガは甲殻が展開されるため、単純な防御力は平常時より低下する。
しかし、電気刺激により筋肉が変化し、攻撃力や俊敏性が飛躍的に上昇しており、
疲れを見せる事無く矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてくる。
前述した鉤爪も超帯電状態時には普段毛に隠れている2本の鉤爪が土台へ展開、
より攻撃的な形態へと姿を変え、総じて見ると通常時よりも戦闘能力が高い。
また、超帯電状態でも身の危険を感じる強敵に出会うと、
辺りに力強い咆哮を轟かせると同時に蓄電殻や帯電毛から蒼白い電光を発し、より激しい攻撃を繰り出す。
一度ジンオウガに集められた雷光虫が、自らジンオウガの元から離れていく事はまず無い。
ジンオウガは雷光虫にとっての天敵であるガーグァを好物としているため、
雷光虫はジンオウガに取り付いているだけで身の安全性が高まるからである。
一方、ジンオウガは一定量以上の雷光虫が周囲に存在する限り、超帯電状態を維持する事が可能である。
この事から両者は協力し合う事でそれぞれに相応のメリットが発生する共生関係に当たると考えられる。
唐突に無数の雷光虫が光を放ちながら一定の方角に向けて移動していく光景を目にしたならば、
その行く先にジンオウガが存在する可能性が高い。
なお、ジンオウガに取り付いた雷光虫は攻撃などによる外的ショックで追い立てたり、
虫あみなどを用いてジンオウガから直接奪い取るなどして強制的に引き剥がす事ができる。
このような要因によって一定量以上の雷光虫がジンオウガから離れてしまうと、
超帯電状態を維持する事ができなくなり、甲殻が閉じると同時に通常状態に戻ってしまう。
また、当然ながらジンオウガが健在であるからこそ雷光虫にもメリットが発生しているものであり、
ジンオウガが絶命ないし完全に無力化された場合、雷光虫も一斉に飛散してその場から姿を眩ませてしまう。
但し、未知の樹海で発見された特に強力な個体は
超帯電状態から通常状態に戻っても一定量の雷光虫が離れようとせず、
一定の蓄電量を保ち続けるという非常に強固な関係を見せる。
超帯電状態での戦闘能力は言わずもがな、平常時の運動能力もかなりのもので、
一時期は討伐に乗り出したハンターたちを悉く粉砕し、
「人間の敵うモンスターではない」とまで言われ、「無双の狩人」の二つ名を付けられた。
「森の王」とも称されるジンオウガは自然界においても相当な強者として認識されており、
ジンオウガが森の中を歩けば、その進路上の小型及び中型のモンスターは一目散に逃げ去る。
戦闘中においても相手を見定めるかのように睨みながら間合いを測ったりと、
他のモンスターにはあまり見られない、まるで王者のような威風堂々たる立ち振る舞いを見せることから、
「風格ある大型モンスター」と評されることもあり、
平和な村などではその力強い外見に惹かれる子供たちも多いという。
なお、ジンオウガから得られる素材を用いて作成された武具は荒ぶる王者の力を宿し、
使用者の意思の強さを糧に限界を超えた性能を発揮するとされる。
最高の素材と匠の技の融合によって完成した装備は、
無双の境地を体現した至高の逸品としてハンターからの評価も高い。
通常は人目に触れない山間部や密林の奥地に群れを成して生活しているが、
雄の個体は群れに食糧を供給するため、獲物を求めて広い範囲を行動することがある。
ハンターズギルドがこれまでに確認したジンオウガもほとんどが成熟した雄の個体であり、
雌の個体や幼体は滅多に目撃されない。
また、現在に至るまでジンオウガの卵が発見されたという報告は無く、
そもそも卵生であるかどうかさえも確証が得られていない。
このように群れでの生活の様子や繁殖行動などについては未だ謎が多く、研究が続けられている。
なお、数少ない目撃情報によると、ジンオウガの幼体は成体と比較して帯電毛の割合が多く、白く輝いて見えるという。
これは未発達の蓄電殻を保護するためだと考えられており、
成長に伴って不要になった帯電毛は抜け落ちていき、それに付随するように帯電能力も段階的に発達していくらしい。
ちなみに幼体の時点でも四肢や鉤爪の発達は著しく、自力で狩りを行う場合もある模様。
後述の事件が起こるまでは非常に珍しいモンスターであるとされ、
ギルドの公式な記録にも僅かに名前が残っている程度、
それも「肉食性らしい」「強力な放電能力を持っている」
「奇妙な球状の光を無数にまとっている」といった不明瞭な情報しかなかった。
ユクモ地方にある渓流の奥地では僅かに目撃報告や証言も挙げられていたが、その生態となると殆ど知られておらず、
近隣の村に「その昔、とあるハンターが彼に挑んだ」という逸話が残るのみであったという。
しかし、渓流の奥地にある霊峰付近にある古龍が接近したことで状況は一変。
霊峰やその周辺地域を縄張りとしていた一部の個体が古龍によって住処を追われ、
麓の渓流にまで降りてきた挙句そのまま住み着いてしまった。
これが原因でユクモ地方ではジンオウガの目撃情報が続出するようになり、
遂にはユクモ村の林業に甚大な被害を及ぼし始めたことでギルドは正確な生態を把握、
ユクモ村の村長はジンオウガ討伐を期して専属ハンターを雇う運びとなった。
この時期の前後より、ユクモ地方以外での目撃情報も報告されるようになっており、
原生林や孤島、氷海などに移住してきたと思わしい個体の目撃情報が挙がっているほか、
天空山、遺群嶺など霊峰に近似した環境に生息している個体の存在も確認されている。

製作者:ケリィ

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