イラディオス(黒蝕状態)
- 知能
- 動物並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 敵対的
- 言語
- なし
- 生息地
- 瘴気汚染区域
- 知名度/弱点値
- 18/23
- 弱点
- 炎、水・氷属性ダメージ+4点
- 先制値
- 19
- 移動速度
- 30
- 生命抵抗力
- 17 (24)
- 精神抵抗力
- 14 (21)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙(頭部) | 14 (21) | 2d+16 | 12 (19) | 3 | 600 | 15 |
鉤爪(胴体) | 15 (22) | 2d+16 | 11 (18) | 10 | 200 | 10 |
翼(未発達な翼) | 14 (21) | 2d+18 | 12 (19) | 8 | 100 | 10 |
尻尾(尻尾) | 16 (23) | 2d+15 | 12 (19) | 5 | 150 | 10 |
- 部位数
- 4(頭部/胴体/未発達な翼/尻尾)
- コア部位
- 頭部
特殊能力
●全身
○繊細な戦利品
刃武器、風属性、断空属性のいずれかで、一度に「10」点以上の適用ダメージを与えた場合、自動で得られる戦利品に〈魔獣の黒蝕鱗〉が1つ追加されます。この効果はそれぞれの部位ごとに1回まで累積します。
○大型モンスター
[コア部位:頭部]以外の部位が受けた適用ダメージの2分の1(端数切り上げ)は、[コア部位:頭部]への確定ダメージに変換されます。
また、自身は足場が悪い事による影響を受けず、常に《ターゲッティング》《鷹の目》を習得しているものとして扱います。
○怒り状態
[コア部位:頭部]のHPが、ラウンド開始時のHP現在値の半分(端数切り上げ)以下となった状態か、[コア部位:頭部]以外のHPが0以下となっている状態で手番を迎えた場合に発動します。
この魔物は興奮状態となり、すべての部位の行動判定および特殊能力の達成値に+2のボーナス修正を得、発生させるあらゆる物理ダメージが+6点されます。
これらの効果はこの魔物の手番終了時に消滅します。
●頭部(主動作回数:1回 宣言回数=なし)
○噛み砕く
牙による攻撃を加えた上で容赦なく噛み付き、その肉体を砕こうとします。
牙での攻撃が命中した対象に対し、「顎」による近接攻撃を加えます。
「顎」による攻撃の命中力は「14(21)」、打撃点は「2d+20」となります。
△≫咆哮/11(18)/精神抵抗力/消滅
周囲に咆哮し、この魔物の半径30m以内のすべての「分類:魔獣」以外のキャラクターは対象に威圧感を覚え、続く10秒(1ラウンド)の間、回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
〈耳栓〉〈ゴールデン耳栓〉を装備していたり、聴覚が働きにくい状態(⇒『Ⅱ』81頁)にあるキャラクターは、この効果に対する精神抵抗力判定に+2のボーナス修正を得ます。
この効果は精神効果属性であり、連続した手番には使用できません。
≫黒霧のブレス/16(23)/生命抵抗力/半減
「射程/形状:10m/射撃」で黒いエネルギーを吐き出し、「対象:1体」に「2d+20」点の純エネルギー属性の魔法ダメージを与え、さらに対象を[黒蝕]状態にします。
この能力は1ラウンドに1回までしか使えず、また「△≫咆哮」と同じラウンドには使用できません。
黒蝕状態
この魔物の手番の終了時に「人族」「蛮族」「動物」「植物」「アンデッド」「幻獣」「妖精」「魔神」に分類される対象は生命力基本値を1d6点減少します。
これによる能力値の低下は累積し、この効果で生命力が0となった対象は即座に死亡し、蘇生不可の状態となります。
この効果は達成値25の「病気属性」の一種として扱いますが、例外的に病気属性無効のキャラクターにも効果を及ぼします(その場合には、抵抗力判定に+4のボーナス修正が加わります)。
この効果の抵抗に成功したキャラクターは続く10秒(1ラウンド)の間、[黒蝕]の影響を受けず、すべての行動判定に+2され、ダメージ決定で威力表を使うとき、その攻撃方法によらず、クリティカル値が-1されます(下限値7)。
▶拡散する黒霧のブレス/16(23)/生命抵抗力/半減
「射程:自身」で大量の黒いエネルギーを吐き出し、「対象:1エリア(半径20m)/15」に「2d+20」点の純エネルギー属性の魔法ダメージを与え、さらに対象を[黒蝕]状態にします。
この魔物が「○怒り状態」にあるときにしか、この能力は使えません。
黒蝕状態
この魔物の手番の終了時に「人族」「蛮族」「動物」「植物」「アンデッド」「幻獣」「妖精」「魔神」に分類される対象は生命力基本値を1d6点減少します。
これによる能力値の低下は累積し、この効果で生命力が0となった対象は即座に死亡し、蘇生不可の状態となります。
この効果は達成値25の「病気属性」の一種として扱いますが、例外的に病気属性無効のキャラクターにも効果を及ぼします(その場合には、抵抗力判定に+4のボーナス修正が加わります)。
この効果の抵抗に成功したキャラクターは続く10秒(1ラウンド)の間、[黒蝕]の影響を受けず、すべての行動判定に+2され、ダメージ決定で威力表を使うとき、その攻撃方法によらず、クリティカル値が-1されます(下限値7)。
●胴体(主動作回数:1回 宣言回数=なし)
○クラッチ
鉤爪による近接攻撃が2回とも命中した場合、対象を地面に叩きつけ抑え込みます。対象は移動ができなくなり、命中力・回避力判定に-2のペナルティ修正を負います。
また、次の手番開始時から、この魔物は自動的に「2d+30」点の物理ダメージを対象に与えます。
対象が脱出を試みるときには、引きはがし処理(⇒『Ⅲ』341頁、『ML』65頁)に従います。
この能力によって対象を抑え込んでいる間は、この魔物は、他のキャラクターを攻撃できません。
この魔物自身が対象を解放したいときには、補助動作によって自動的に行うことが可能です。
○追加攻撃
鉤爪での攻撃は1回の主動作で、同じ対象に2回行えます。
複数の対象を近接攻撃の対象に取った場合、そこから任意のキャラクター1体を選択する必要があります。
○部位破壊(支給品ポイント:+3点)
この部位のHPが0以下となっても、行動不能状態とならず、そのまま行動することができます。
ただし、この部位による行動判定は常に-2のペナルティ修正を負い、与えるすべてのダメージが-8点されます。
また、宣言特技の宣言といっさいの補助動作が行えなくなります。
△≫チャージアップ
10秒(1ラウンド)の間、[部位:胴体]または[コア部位:頭部](魔物側が選択)は打撃点を+4点させるか、選択した部位のHPを「魔物レベル*10」点回復します。
この効果を使用すると、MPを5点消費します。
この能力は10秒(1ラウンド)に1回までしか使用できません。
☑乱撃Ⅰ
近接攻撃が可能な位置にいるキャラクターを任意に3体まで選び、それらすべてに攻撃を行います。
この命中力判定では-2のペナルティ修正を受けます。
この特技は1ラウンドに1回しか宣言できません。
●未発達な翼(主動作回数:1回 複数宣言=なし)
○部位破壊(支給品ポイント:+3点)
この部位のHPが0以下となっても、行動不能状態とならず、そのまま行動することができます。
ただし、この部位による行動判定は常に-2のペナルティ修正を負い、与えるすべてのダメージが-8点されます。
また、宣言特技の宣言といっさいの補助動作が行えなくなります。
☑渾身攻撃
打撃点を+8点します。リスクとして、自身の回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。
△≫ステップエッジ
10秒(1ラウンド)の間、すべての部位は命中力判定に+2のボーナス修正を得、回避力に-のペナルティ修正を受けます。
この効果を使用すると、MPを5点消費します。
●尻尾(主動作回数:1回 複数宣言=なし)
○痛恨撃
打撃点決定の2dの出目が10以上だった場合、打撃点をさらに「+8」点します。
○部位破壊(支給品ポイント:+5点)
この部位のHPが0以下となっても、行動不能状態とならず、そのまま行動することができます。
ただし、この部位による行動判定は常に-2のペナルティ修正を負い、与えるすべてのダメージが-8点されます。
また、宣言特技の宣言といっさいの補助動作が行えなくなります。
△≫リーサルストライク
10秒(1ラウンド)の間、[部位:尻尾]または[部位:胴体](魔物側が選択)は命中力に+2のボーナス修正を得るか、打撃点を+4点するかを選択できます。
この効果を使用すると、MPを5点消費します。
この能力は1ラウンドに1回までしか使用できません。
▶回転尻尾攻撃
近接攻撃が可能な任意の敵すべてに、尻尾での攻撃を行います。
この魔物が「○怒り状態」にあるとき、この能力による攻撃を2回行えます。
戦利品
- 自動
- 魔獣の黒蝕鱗(1,200G/赤黒S)
- 2~7
- 魔獣の牙(250G/赤A)×1d6
- 8~10
- 魔石(1,000G/金S)
- 11~12
- 魔石(1,000G/金S)×2
- 13~
- 最高品質の魔石(4,000G/金S)
解説
〈古代樹の森〉の深部に生息する、全長22メートルほどの大型の魔獣です。
極めて獰猛で、たとえ同種であっても目に付いた生物には誰彼構わず襲い掛かる性質を持っており、まるで生息する地域一帯を牛耳っているかのようにも見える立ち振る舞いからその魔獣は各地で畏怖の対象として恐れられてきました。
なんでも噛み砕くことが出来る強靭な顎が最大の特徴であり、戦闘ではその口を大きく開き、獲物や外敵に荒々しく喰らい付く攻撃を得意としています。
その体表は深紅の厚い鱗で覆われており、見た目に違わず非常に丈夫な強度を有しています。そのためイラディオスの生息する地域では主に、その鱗は武器のグリップやフレームの補強を中心に幅広く利用されています。
また、体のどこかに魔石と呼ばれるマナを秘めた結晶を有している個体も確認されており、そうした素材は様々なアイテムへの加工や勝利の勲章を示す戦利品として利用されます。