○二刃一対

　大鋏を分解して短刃の用法1Hのスタッフ、長刃を用法2Hのアックスとして扱える。この時、長刃は例外的にゴーレムにも装備させることが出来る。通常時は魔法王の歪刃杖(ティオ・ソロモニア)として扱い、分解時は長刃を呪刻の長刃(マレディクシオン)及び短刃を指揮者の短刃(プルフ)として二つのアイテムに分けて扱う（従って一体のキャラクターは常に一つの形態の能力しか得られません）。大鋏の分解・組み立てには1分(6ラウンド)掛かります。

○神造の刃

　この魔剣群は加工(強化)を行う事が出来ません。この魔剣は神族が使用していた剣を元に作成されています。この魔剣を装備するキャラクターを昇神させるポテンシャルを秘めています。

○魔法の創造者

　この魔剣の所持者は、自身の限界を超えて成長できるようになります。更に魔法系技能レベル17に到達した時、経験点を50000点消費することで独力により種族:神族〈小神〉に昇神する資格を得ます。神族〈小神〉になったキャラクターは自動的に神聖魔法レベル17を取得します。ただし使用できる特殊神聖魔法は自身のものに限られます。種族特徴により神の声が聞こえない、神聖魔法を取得できない等の制限を持つキャラクターもそれら制限を無効化して神聖魔法を取得し、神の声を聞くことができるようになります。自身の特殊神聖魔法は所持している技能及び戦闘特技、これまでのキャラクターの行動を考慮してGMと協議し決定します。

○魔法王の歪刃杖(ティオ・ソロモニア)

　使用者の技量に比例して魔力が増す歪な大鋏。二つの刃の全面に刻まれた刻印が魔法陣の形状になっている。この形状で装備している場合のみ、☆危機生還の守護呪言(メルゼブルク)を使用できる。また、この形状で使用する時のみ、武器習熟S/スタッフを取得しているとき魔力+1、武器の達人を取得しているとき魔力+2の追加効果を得ます。

≫危機生還の守護呪言(メルゼブルク)

　地面に突き刺して刃に刻まれた魔法陣を活性化させることで10秒間空間の歪みを発生させます。この効果は移動を行う前にのみ宣言ができ、使用後に座標移動を伴う効果を受けれなくなります。装備者の存在する座標以外のキャラクターが、装備者の座標及び装備者の座標を越えて反対側にダメージを及ぼす攻撃や魔法、特殊能力を使用する場合にクリティカル及び痛恨撃などが発生しないものとし、更に物理・魔法ダメージを-15します。この効果が適用される度に装備者はMPを20点消費します。MPを消費出来ない場合、不足しているMP点の倍の値だけHPが減少します。同時に複数の対象を取る効果で、複数のキャラクターに危機生還の呪言(メルゼブルク)による効果が適用された場合、その数倍だけ上述のMP消費処理を行わなくてはなりません。この能力は一回の戦闘中に一回しか使用出来ません。

○呪刻の長刃(マレディクシオン)

　用法2HのアックスBとして扱うことが出来る(ゴーレム装備可能)
　この武器で近接攻撃を命中させた時、対象が持つ最も高い魔力点を追加ダメージに加えます。その後、自身の全部位のHPを適用した魔力点の半分(切り上げ)だけ減少させます。この武器を装備しているキャラクターは魔法による回復効果を受けることが出来ません。

○支配者の短刃(プルフ)

　用法1HのスタッフBとして扱うことが出来る。
　呪刻の長刃(マレディクシオン)を装備しているキャラクター(ゴーレムを含む)が半径100m以内に存在する場合、魔法を行使する時にそのキャラクターの座標から魔法を発動することが出来ます。ただし支配者の短刃(プルフ)の装備者から見えていないキャラクターを対象に取れません。支配者の短刃(プルフ)の装備者は☆連鎖する呪(ジェミニチェイン)を取得します。また支配者の短刃(プルフ)の装備者は補助動作で呪刻の長刃(マレディクシオン)を手元に呼び寄せることが出来ます。これは距離を考慮せず、呪刻の長刃(マレディクシオン)が異界や奈落に置き去りにされた場合でも有効です。呼び寄せられた呪刻の長刃(マレディクシオン)は自動的に支配者の短刃(プルフ)と合体し魔法王の歪刃杖(ティオ・ソロモニア)に変形します。

≫連鎖する呪(ジェミニチェイン)

　自身の持つ任意の魔法系統の技能レベルの1/4(端数切り上げ、最低1)を上限とし、魔力-20(最低1)で呪刻の長刃(マレディクシオン)を装備するキャラクターから魔法を行使します（支配者の短刃(プルフ)の装備者が通常通りMPを消費します）。ただし呪刻の長刃(マレディクシオン)の装備者は、行使された魔法系技能の本来の魔力の半分の値をHPとMPに確定ダメージとして全部位に受けます。この能力は呪刻の長刃(マレディクシオン)を装備しているキャラクターが自身の半径100m以内に存在しない場合、使用出来ません。この効果は1回の手番に1度のみ使用出来ます。

≫千鎖の呪(ステルラチェイン)

　この能力は☆連鎖する呪(ジェミニチェイン)の置き換えで、支配者の短刃(プルフ)を装備している時のみ有効です。連鎖する呪(ジェミニチェイン)の魔法系技能レベルの制約がなくなり、魔力-20(最低1)で行使することが出来ます。また呪刻の長刃(マレディクシオン)の装備者が受ける確定ダメージが本来の魔力点に置き換えられます。この能力を使用すると24時間の間、全ての魔法系統の魔力が-1されます。魔力が0以下になった魔法系技能は行使不能になります。この効果は時間経過以外で解除されません。ただし使用する魔法が魔法系統の技能レベルの1/4(端数切り上げ、最低1)以下であれば魔力の減少は発生せず、連鎖する呪い(ジェミニチェイン)の効果で処理します。

▶天上の火(ファクスカエレスティス)

　魔法王の歪刃杖(ティオ・ソロモニア)を装備している時のみ使用出来ます。
　自身が使用できる任意の攻撃魔法を重複しないように3つ選択し、それぞれの魔法の行使に必要なMPの合計値だけMPを消費し、三つの魔法を統合した超越魔法を行使します。ただし三つの魔法のうち一つにメテオストライクを含める必要があります。

この魔法の魔力は三つの魔法に関連する魔法系技能のうち最も高い魔力に+8した値とし、行使判定は一度のみ行います。射程や形状は元となった魔法のうち任意の一つ定義を適用します。射程を引用する魔法と形状を引用する魔法は、別の魔法の定義を使用しても構いません。元となった三つの魔法のダメージをC値9でそれぞれダメージ決定し、その合計をこの魔法のダメージとします。この魔法に対し、クリティカルキャストなどダメージ決定に影響を与える効果が適用される場合、全てのダメージ決定に効果が適用されます。

この魔法を行使したキャラクターは24時間の間、すべての魔法系技能の魔力を-12されます。この効果は累積し、魔力が0以下になった魔法系技能は行使不可になります。この効果は時間経過以外で解除されません。