容姿・経歴・その他メモ

名前はフランス語で「混合」を表す「mélange」から。

様々な動物を混ぜた「合成獣(キメラ)」のリカント。
ベースはオオカミ。

リカントの戦士の家に生まれた女の子。
本人自身、戦士としての素質はあったのだが、どちらかというと戦いより、狩猟のお守り作りなどを好む内向的な娘だった。
しかしそんなある日、現れた謎の動物（の形をした魔神）に連れ去られてしまう。

連れ去られた先は魔神たちの教団。
そこで少女は強力な魔神の苗床を人工的に作り出す実験体として、作り変えられることになる。

獣人としてはシンプルな生まれであるオオカミタイプだった故に、実験のベースとなり様々な動物のリカントを混ぜられる。
混ぜこまれたリカントたちの身体の影響か、綺麗な白銀色だった髪と目の半分が黒く染まる。

また、実験により合成される事で自我が崩壊するのを防ぐ目的で定期的に記憶処理をされたため、ベースとなった少女の自我や記憶と呼べるものはほとんど持ち合わせていない。

わずかに残ったベースの少女の性格故か、書庫で本を読み漁るのが好きだった。
定期的に記憶が無くなるので、何度も何度も繰り返し同じ本を読んだ。

様々なリカントの融合で強力な力を有し、記憶処理のおかげで教団にも従順だった少女は、苗床として成長しいよいよ生贄に捧げられそうになる。

しかし、そうはならなかった。
本の知識で自分くらいの年齢(ただし推測)で過去が全くないのはおかしい事に気づき、自力で定期的な記憶喪失の可能性に思い至った少女は、わずかながら教団に不信感を抱いていた。
儀式の情報を聞きつけ阻止に動いた冒険者たちにより、そのわずかな不信感を揺さぶられ無事救出・・・というか連れ出される事になる。

教団の外に連れられたは良いものの、他の生贄たちと違い身元が全く分からないため、なし崩し的にそのまま冒険者として生きることになる。



◆冒険者として
生きていくにはどうしたらよい？と色々な人に問い色々聞いた結果「とにかくお金を集めれば良いんだ」とひとまず理解する。特に使う理由もないが「依頼で金銭を稼ぐのが冒険者」という冒険者像のもと、金銭を求めて依頼を受けている。

また、定期的に記憶がリセットされていたため人格が薄く、人の欲望や復讐といった感情をよく理解できない。
なまじ本を読んで知識を身に着けていたため自身の内面が空虚な事を理解しており、それがゆえに空虚を埋めるように知識を蒐集している。


◆名前の由来
定期的に記憶が無くなるため、まともな名前は与えられず「ミラン」の名は自身でつけた。
ベースとなったオオカミのリカントの名前ではない。
合成されていった少女たちの名前「Monica　モニカ」「Isabel　イザベル」「Rosa　ローザ」「Anna　アンナ」「Nadia　ナディア」の頭文字をそれぞれ取って「MIRAN　ミラン」。
他にも少女たちは居たが、遺品から名前を読み取れたのがこれだけだった。

◆言動
合成実験の結果見た目がいびつになったためか、いくつかの命令が継続的に刷り込まれており、今も無意識下では自然とそうしてしまう。
１、獣変貌は滅多にしない。様々な動物の特徴が一度に発露するキメラ故に、実験目的以外で獣変貌の姿を晒すのを禁じられていた。
２、初対面の人や慣れてない人の前では、右目(白い方)を瞑る。白黒のオッドアイが一般の教団員から気味悪がられていた。
３、基本的にイエスマン。忠誠心とかそういうものではなく、道具扱いの日々だったため「断る」という概念が身に付いてない。

履歴

◆リカント
戦士系：戦士タイプ：技10、体9、心6
生まれた環境：虎の子（優秀な血筋？or邪教の儀式）

幼少期の経験：細工師の素質（命中重視：A6、B8、C7、D7、E7、F1
１回目のハプニング：事故・悲劇：動物に攫われた

少年期の経験：書物と共に（セージ習得
２回目のハプニング：事故・悲劇：一定期間の記憶が無い

青年期の経験：運命の出会い：武器習熟A
３回目のハプニング：事故・悲劇：生贄に捧げられた

冒険に出た理由：一攫千金
信条１：欲望（所有、奪取）否定
信条２：復讐（反逆、嫉妬）否定
矜持：挑戦は必ず受ける

セッション履歴

収支履歴