高めの身長、すらっとした四肢、輝くルビー色の瞳と、胸元にきらめく結晶
そう、彼女はティエンスである！

容姿端麗、身体能力にも恵まれた故自信家である

両親ともに人間だが、突然変異の希少種でティエンスである彼女が生まれた
だが両親から虐げられることもなくすくすくと愛情たっぷりに育てられた
生まれたのは農業が盛んな田舎町。
優しい人から偏屈な老人までいろいろな人がおり、それでも悪い人はいないような場所で育った。
少し成長した本人が鏡で自分の姿を認識し、身体にある結晶を初めて見たときその美しさに目を奪われ、キラキラしたものが大好きになる
(モノや風景問わずキラキラ輝くものが好き)
そのためアクセサリーや貴金属に目がない。お金よりも宝石のほうが好きだが、宝石を集めるためにお金も集めている

ティエンスなので身体能力自身ネキで、農家の手伝いをしていたがある日冒険者の男に旅の話を聞いて、世界には素敵なものがたくさんあるんだろうなという漠然とした思い付きで旅に出たいと両親を説得。
嫁の貰い手も一緒に探してくるんならまぁ・・・といった感じで許可を得る。

畑仕事でクワや鎌など使っていたので、その経験から近距離戦闘の武器がなじむ。

酒とたばことキラキラしているものが大好き
ファッションも大好きだしイケメンに目がない(イケメン判定は本人基準。世間の評価などは知らないのだ)

頭は悪くないが頭を使うことは苦手。体を動かしているほうが好き
町にも学校のようなものはあったが、座学が苦手なのでたびたび抜け出しては畑で遊んでいるのをよく見かけられている
小さいころのあだ名は「おてんば娘」
口より先に手が出そうになる。割と短気
生まれてくる性格をソレイユと間違えたんじゃないか？と言われることもあるとかないとか

日々の生活には潤いがないと！てことで酒場で飲む事が趣味でもある彼女。
今日は飲みすぎてしまったこともあり持ち合わせが足りなかった！
畑仕事の話題で仲良くなったドンジはお腹が膨れるといつもすぐ寝てしまう。
ちなみにお財布の中身は悲しくなる金額だったのでそっとしまっておいた。
困った彼女は酒場を見渡すと、カウンターで一人辛気臭い顔して酒を飲む男がいた。
酒の勢いでその男に絡みに行くと、男はオーメンというらしい。
ナイトメアとのことだけど生憎そういうのはむずかしくてよくわからない。
結局金は貸してもらえなかった。

この男たちはどうやら嫁の貰い手にはなってくれなさそうだ。というか嫌だ

両親(特に母親)から花嫁修行としてスパルタ教育を受けたため家事は一通りできる。
意外にも料理(特に酒のつまみになるもの)は得意である
それゆえか冒険者にしては綺麗好きで、汚れるのは構わないがお風呂に入れないなどの環境ではテンションが下がる。
大きいお風呂が大好き

ある日男達が酒場で飲んだくれていた。
そんな中、可愛い顔をした女に声をかけられる。
「お兄さん達もりあがってるね！あたしも混ぜてくれない？」
そう声をかけられ、男達も悪い気はしない。
話も盛り上がり、次々と積まれる酒瓶。
酔いも回り、一人また一人と床やテーブルに伏していく。
最後の男が聞いた言葉は
「じゃ、お会計よろしくね～♪」
思い出した。この周辺の酒場では男達の財布が空になるまで飲み尽くす女がいたと。
男は財布の中身の死を悟った。それでも
「あの子は天使のように綺麗だったんだ……」
と言っていた。
酩酊した頭では、槍持つ女すら天使に見えるのだろう。
それを聞いた女房から死の気配を感じることも気付かずに。