①物心ついたときには独りだった。
②まだ恋をしたことがない。
③本から大きな影響を受けたことがある。
理由：奈落を滅ぼすため

魔法名(MP)

持続時間/効果

エンチャント・ウェポン(2)

3分/一体を対象に近接の物理ダメ+1

スパーク(6)

-/1エリア対象に威力0の雷魔法ダメを与える。

ダークミスト(2)

1R/1エリアを対象に回避力-2

プロテクション(1)

3分/一体を対象にダメ-1(毒/病気/呪いは軽減不可)

アースヒール(3)

-/一体を対象に威力0でHP回復(アンデッド/魔法生物/魔動機も対象)

カウンターマジック(1)

3分/一体を対象に精神抵抗+2

コマンドドール(4)

1日/人形一体を対象に、簡単な命令を出す。達成したら効果消滅。

ファナティシズム(3)

3分/一体を対象に命中力+2,回避力-2

ファイアウェポン(4)

3分/一体を対象に、その武器を炎属性魔法武器として扱い,物理ダメ+2(遠隔でも可)

レイジングアース(7)

3R/2,3エリアを対象に、キャラクターは手番終わりに3点回復

クリエイトゴーレム(?)

1日/ゴーレムを作り、命令を与える。1時間かかる。

ディスガイズ(3)

1h/一体を対象に、見た目だけを変更。

ドールサイト(3)

1h/人形と視界を共有(自分の視界と択一、切り替えは随時自由)

ポイズンクラウド(6)

1分/一エリアを対象に、各手番終わりに魔法ダメを3点与える。

アースシールド(4)

3分/一体を対象に、防護点+2

インテンスコントロール(5)

3分/自分のゴーレム一体を対象に、命中力/回避力を+2,与える物理ダメ+2,受ける全ダメ-2

スペルエンハンス(3)

3分/一体を対象に、あらゆる魔力を+1

カウンターセンス(3)

1日/術者を対象に、効果中にかけられた魔法の詳細とその術者の居場所を感知する。感知すると消える。

スタンクラウド(6)

3R/1エリアを対象に、宣言特技と補助動作を不可能にする。

リモートドール(5)

1h/人形一体を対象に、視聴覚を得て自由に動かす。会話は可、戦闘は不可、術者自身は行動できない。

ダブルインディケイト(6)

一瞬/ゴーレム二体に同時指示できる。戦闘準備/補助で使用可。

リザレクション(20)

-/1時間かけて一人を蘇生

アイシクルウェポン(5)

3分/一体を対象に、その武器を水氷属性魔法武器として扱い,物理ダメ+3(遠隔でも可)

アシッドクラウド(10)

-/1エリア対象に威力20の毒魔法ダメを与える。

イリュージョン(4)

一日/半径3mまでの範囲で幻影を作る、集中すれば一分程度の動作も可能

クリメイション(8)

-/一体を対象に、威力20の炎属性魔法攻撃。対象が「魔法生物」「魔動機」「アンデッド」のいずれかならダメージを+5

魔法名(MP)

持続時間/効果

エネルギーボルト(5)

-/一体を対象に、威力10の純エネルギー属性魔法ダメージ

プラントウェポン(2)

3分/一体を対象に、対象が与える物理ダメージを-4する

ライト(1)

3h/対象を中心に半径10mを照らす。物にかけて持ち運びも可

ロック(1)

-/鍵一つを対象に、それを施錠する。

センスマジック(1)

-/物体一つを対象に、魔法が掛けられているかどうかを調べる

ディスペルマジック(3)

-/呪い属性を除く、魔法一つを解除する。達成値勝負に勝つ必要がある。

ナップ(5)

3分/一体を対象に、居眠り(能動的判定不可、判定全てに-4)させる。補助動作で起こしたり、軽い接触で起きる。

バイタリティ(2)

3分/一体を対象に、生命抵抗判定に+2修正を与える

▶▶補助動作 △戦闘準備

▶▶オウルビジョン

暗視付与 /3分

▶▶ラビットイヤー

聞き耳・危険感知判定に+2 /3分

▶▶△ストロングブラッド

炎・氷属性ダメを-4 /3R

▶▶△メディテーション

精神効果に対する精神抵抗+4 /3R

▶▶△スフィンクスノレッジ

知力+6 /1R

ストーンサーバントのゴリアテくん(Lv5,MP12)
ゴリアテ三号（ストーンサーバント）
ブラスウィングのヒュペリオンくん(Lv6,MP14)
ヒュペリオン二郎（ブラスウィング）

コロロポッカの森、最深部。前人未踏の遺跡の中に、紙をめくる音がこだまする。
モリーは孤独だった。もっとも、今はこの部屋の本を読み終えるまで外に出る気も湧かないのだが。
ぱたり、と音を立てて本を閉じた。この部屋を見つけてどれくらい経ったろうか。
「三年は固いわね…悪くすると五年くらいたってるのだわ。」
人は孤独だと独り言が増えるというが、タビットもその例外ではないらしい。
考え事をしながら手を本の山に滑らせるが、空を切る。
おや、と思えば、あれほどうずたかく積まれていた書物が残すところわずかに一冊となっていた。
「××王国第〇代王太子～～の日誌」と題されたそれは、魔法文明末期の権力者の日記だったらしい。
特に感慨を抱くこともなく、ぺらりとページを開いた。

「○○日:父上は度重なる嘆願にも関わらず、例の実験への賛意を覆すつもりはないらしい。明日の試験で杞憂と分かれば良いが。」
「○△日:試験したところ、やはり実験は魔神を誘引しかねない。それを大規模に実行すれば…地上は奈落に堕ちてしまう。」
「×％日:我々は失敗した。奈落は出現し、魔神を押し戻す試みは全て頓挫した。特殊な魔法壁を建築して更なる拡大こそ防いだが、有力な貴族(ブルー・ブラッド)の大半を喪失した今、それ以上の反撃は不可能だ。」

ぺらり、ぺらりと、ページを進める手が加速してゆく。
心なしか、体に熱が灯ったような感覚があるが、努めて無視して読み進めた。

「△＃日:このシェルターを訪れた汝が偉大なる青き血を継ぐものであることを切に願い、これを記す。我らの魔法を、希望を繋ぎ留め、どうか"奈落"を滅ぼしてほしい。××王国第△代魔法王にして最後の国王、～～」

ぱん、と勢いよく日記を閉じた。(研究者が見れば目を剝いて止める扱い方だが、生憎この場にはいなかった)
モリーは心に宿る熱を自覚してにっこりと笑った。
「まぁ…これがワクワクするということなのだわね。」

同時に、今までモリーを繋ぎ留めていた未練のようなものがさっぱりと断ち切られたことを悟った。
もはやこの場に書物はなく、外の魔物から身を守る程度の技量も身に付いていた。
いそいそと旅支度をし(と言っても、ほとんど着の身着のままなのだが)、できる限りの魔法で施錠して部屋を出た。

部屋の外に出ると、大昔に彷徨った長い廊下の向こうから足音が近付いてくるようだ。
コツコツという硬質な音。タビットの鋭敏な耳は、それが蛮族の物でないことを明確に伝えている。
少し思案して、モリーは「冒険」を始めた。
すぅ、と息を吸い、叫んだ。
「ｷｬｰ!どなたか助けてくださいまし!?」

「何!?この遺跡は未発掘ではなかったのか!?」
「未発掘ということは入ったものが0人ではないのか!?」
「やかましい!とにかく助けに行くぞ！」

少し騒がしく、優しい冒険者に発見されたモリーはそのまま遺跡の入り口、さらに森を経由して町まで送り届けられた。

「「「じゃぁな、嬢ちゃん。もう森で迷うんじゃないぞ!」」」
「ありがとうございますわ！」

別れを済ませ、報告のためにギルドへと向かう冒険者一行を見送り、モリーはくすりと笑った。
あの遺跡の秘密の部屋を、それから日記を。独り占めにしたいというささやかな欲望が満たされたのだった。

街に背を向け、モリーは歩き始めた。
ワクワクするような冒険の果てに、奈落を滅ぼすために。
To Be Continued...