台詞

「うぃーっす！ジャンさんっス！」「俺がいれば百人力！なんちゃって」
「お、昨日のご飯美味しかったっスね！今度は俺が作るんで是非食べてってほしいっス！依頼終わったら声かけるんで逃げないでくださいよ（笑」
「今日もなんとか生き延びれたけど…役に立ててんのかな、俺。いてもいなくても同じじゃ…。あーなしなし、今のなし！」

プロフィール

性格

基本的に人見知りがなく、快活で、種族差なども文化の違いとして受け入れる友好的で男女問わず距離が近いムードメーカーです。
これは他人に気に入られたい、必要とされたいという感情から転じたものであるようです。
無意識に自分が他社より劣っていると思っているため、語尾には「～ッス」を付けてつい相手を立てて自分を卑下することが多いようです。
このように相手を見下すことはしませんが、ついノリや空気感に酔って大口を叩いてしまい後で後悔することもままあります。
とはいえ発言自体には責任を持とうとする生真面目な気質でもあります。
人前では努めて明るく、困難もなんてことはないように笑い飛ばしますが、それらはあくまで他人に関することであり、自分では何もできないと心の奥底では思っているふしがあります。自分で判断をしなければいけない時には挑戦より安定を取ろうとします。
結果として失敗することが多いのですが、その場合は決まって自己嫌悪の悪循環に陥ります。
いつかはそんな自分を生まれ変わらせ、他者から認められる『英雄』になりたいという夢があり、冒険者として活動を続けています。

容姿

特に目立ったところはない中肉中背の男。
怪我も多いが致命傷は未だ負ってはいないものの、生傷が絶えないため湿布やバンドエイドがファッションのようになっている。

経歴・設定

彼は普通だった。小さな森の近くの町の出身である彼は、どこまでも普通だった。
父は農家の長男、母は商家の三女、姉と妹が一人ずつ。近所には同性の幼馴染が二人。
目立った経歴もなく平平凡凡の家庭。
腕を上げようとする野心も能力もなく、魔法が使えるなどの秀でた血筋もなかった。
とはいえこんな世の中だ、自衛能力を身に着けるとの名目で、様々な訓練と学びの場があった。
剣を握るも見どころはなかった。親友の一人には手も足も出なかった。弓矢もさほど。妹のほうが的当てがうまい。
魔法に至ってはかろうじて森羅が起動した程度。もう一人の親友は素質があると近くの国へスカウトされていった。
才覚ある友人たちが町を出ていき、才覚なき友人たちが町の生活に染まっていく。
そんな中で、真の一般人たる彼は自身がいかに中庸であるかを思い知り、どちらも選びかねてふらふらとしていた。

ある日、彼は森の湖畔で外の人間に出会った。森に潜んでいる蛮族を討伐しに来たという男は、その言葉通りに依頼をこなしていった。
身一つで、誰に頼ることもなく静かに町を守った男に、彼は『英雄』を確かに感じた。
そんな男に憧れ、彼は冒険者への道を初めて自らの意思で選び取ろうとするまでに時間はかからなかった。
家族からの反対はあれど、最終的に折れたのは家族たちだった。
彼は、冒険者の世界が自らの命を懸けた才能と努力と運の世界であることを既に知っている。
そんな世界に身を置けば、自分もいつかは『特別』に、あの日確かに感じた『誰かにとっての英雄』になれるのではないかと。

そんな想いが儚いものであることはとうに思い知った。それでもまだ彼は生きている。
死んでいないのならば、足を止める・・・夢をあきらめる理由にはなりはしない。

周りとの能力の差に苦しんだとしても、輝かしい未来がなかったとしても、それでもまだやれることがあるならば。
可能性があるならば、俺が冒険者を続けるには十分だ。

セッション履歴

収支履歴