【ヴァナディース大蛮族帝国華撃団】
(ケルディオン大陸ウートガルズ地方)- 入門条件
- 50名誉点、バトルダンサー技能
【ヴァナディース大蛮族帝国華撃団】は、ケルディオン大陸三大帝国の一つ“大蛮族帝国”ウートガルズの二代目皇帝の“淫売女王”リラ・ヴァナディースというサキュバスが生み出した踊りの武術です。
元々ウートガルズは人族の国でしたが、蛮族の軍勢によって滅亡し、初代皇帝の“邪龍の大蛮王”ブラッド・ヴェインが“大蛮族帝国”ウートガルズを建国した。これにより、多くの人族は奴隷となり、逆らったものは公開処刑という名の蛮族の食事を見せられるのでした。
だが、今から150年前に城塞都市アースガルド帝国の南にある“陽光を遮るる壁の街”ヒミンビョルグに住む一人のリラ・ヴァナディースというサキュバスは、親蛮族の街に住む歌劇団の踊り子で、人族の男性と恋に落ちることは当たり前でしたが、<大破局>による蛮族の襲撃で、リラ・ヴァナディースの目の前で愛した男は蛮族によって喰い殺された。彼女は愛した男のために復讐を誓い、ブラッド・ヴェインに近づくために、蛮族相手に日々身体を売って生活をして、【ヴァナディース大蛮族帝国華撃団】という組織を立ち上げるほど娼婦としての名が売れるようになって、ブラッド・ヴェインの夜の相手をすることになりました。ブラッド・ヴェインは皇帝の座を狙うリラ・ヴァナディースを返り討ちしようとしますが、彼女の舞は魔法もブレスも回避するため、最初は優勢と思われたブラッド・ヴェインは徐々に劣勢になり、リラ・ヴァナディースの攻撃を回避することができなかったブラッド・ヴェインは、ついにその首を討ち取ることになりました。
その後、彼女はウートガルズに住む人族の奴隷を開放し、“大蛮族帝国”ウートガルズの二代目皇帝となり、城塞都市アースガルド帝国や“神聖魔導帝国”ミッドガルドとの停戦協定を結ぶことになりましたが、ウートガルズに住む多くの蛮族は、彼女を「人族に売った腰抜けの売春婦」「邪龍の大蛮王の寝込みを襲う卑怯者」などと散々言われ、いつしか“淫売女王”と呼ばれるようになりました。
現在、リラ・ヴァナディースは皇帝と【ヴァナディース大蛮族帝国華撃団】の団長という二足の草鞋を履くようなことになるが、団長としての活動は彼女にとってはストレス解消となるため、団員育成に力を入れています。奴隷開放による功績と踊り子としての派手さが人気を呼んでいるため、多くの人族やリラ・ヴァナディースに魅入られた蛮族が入門しています。多くの団員は踊り子兼娼婦をしていますが、実力が高い団員は【ヴァナディース大蛮族帝国華撃団】の秘伝を習得しています。この流派に入門するには、50名誉点の他に、バトルダンサー技能を少なくとも1レベルずつ習得している必要があります。また、蛮族領にしては珍しく「名誉蛮族」の地位が不要です。
流派装備
秘伝
《淫らな舞に惑え》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《舞い流し》
- 限定条件
- 近接武器
- 使用
- バトルダンサー技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- ―
- 概要
- 回避力判定の自動成功に必要な出目が10以上となる。「抵抗:必中」の効果に対して回避力判定可
- 効果
淫らなで美しい舞で、敵を翻弄させることで、敵の攻撃を回避する。
《舞い流し》と同様の処理を行いますが、この秘伝を宣言したら、続く10秒(1ラウンド)の間は、秘伝使用者が行うあらゆる回避力判定において、出目10~12のすべてが、自動成功として扱われます。サイコロを振り直したり、出目を直接に変更する効果を受けている場合、変更後の出目で判断します。出目を増減させる効果は考慮しません。たとえば[剣の加護/運命変転]の場合、出目をひっくり返すまでは有効ですが、6レベルや11レベルの強化があっても、それを+1~+2した値は参照しません。
また、この秘伝を使用した場合、「抵抗:必中」で物理ダメージおよび魔法ダメージを与える/伴う魔法や効果を受けた場合にも回避力判定を試みることができます。この判定は自動成功以外では成功しませんが、前述と同様の出目でそれが発生し、完全に無効化することが可能です。
《淫らな舞に惑え・美》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《淫らな舞に惑え》
- 限定条件
- 近接武器
- 使用
- バトルダンサー技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- ―
- 概要
- 回避力判定の自動成功に必要な出目が9以上となる。「抵抗:必中」の効果に対して回避力判定可
- 効果
《淫らな舞に惑え》と同様の処理を行いますが、この秘伝を宣言したら、続く10秒(1ラウンド)の間は、秘伝使用者が行うあらゆる回避力判定において、出目9~12のすべてが、自動成功として扱われます。さらに「形状:起点指定」の効果に対しても回避力判定が行えるようになります。
《淫らな舞に惑え・魅》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《淫らな舞に惑え・美》
- 限定条件
- 近接武器
- 使用
- バトルダンサー技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- ―
- 概要
- 回避力判定の自動成功に必要な出目が7以上となる。「抵抗:必中」の効果に対して回避力判定可
- 効果
《淫らな舞に惑え・美》と同様の処理を行いますが、この秘伝を宣言したら、続く10秒(1ラウンド)の間は、秘伝使用者が行うあらゆる回避力判定において、出目7~12のすべてが、自動成功として扱われます。さらに「1エリア(半径△△)/×」の効果に対しても回避力判定が行えるようになります。