術者は防護点に＋２、さらに生命・精神抵抗力判定に＋２のボーナス修正を得ます
この魔法は使用者が妊娠中である、もしくは周辺30ｍ以内に乳児や妊婦がいる場合でなければ効果を表しません（魔法は持続します）
術者がそれらの対象を傷つけたり、傷つけることを許容した場合、この魔法は即座に失われます。護ろうとする意志がない場合も同様です
キャラクターが乳児かどうかについてはＧＭが決定しますが、魔物データ（PCデータ）を持つキャラクターは原則として乳児と扱いません。

対象は効果時間の間、言語を介さずに思念のみによる意思疎通が可能になります。この時の意思疎通は互いに言語による会話が通じ合う必要があり、発声が聞こえる範囲に限られます
同じ乱戦エリア内に、この魔法の効果を受けた味方キャラクターが1人以上いる場合、そのキャラクターは命中力、回避力、生命・精神抵抗力判定に＋１のボーナス修正を得ます。ボーナス修正は言語が通じ合っているキャラクター同士がいる場合に限られます。
敵対するキャラクターなどが魔法の効果を受け、意思疎通を行っている言語（会話）を習得している場合、この思念を読み取ることができます。その場合、そのキャラクターはこれらのキャラクターへ攻撃や回避判定を行う場合、それらのボーナス修正をないものとして扱えます

術者は効果時間中、自ら望んだ種族の姿へ変わります。変化できる種族は「人族」「蛮族」に限られます。ただし明確に種族として存在し認知されているものに限られ、特定個人や一種一体の存在へ変身することはできません
この魔法によって変化するのは外見だけであり、性別や種族特徴、技能は変化しません。例えばフロウライトやラミアに変化したとしても、食事が不要になったり、男性から女性へ変化することはありません（エンハンサーなどの技能を喪失することもありません）。
この魔法の変身を見破るために真偽判定を行うことはできません（自動的に失敗します）。ただし対象がその種族にとって明確に不可能な行動や状態（フロウライトが食事を行ったり、エンハンサー技能を使用している等）を目撃していた場合、逆に対象は、真偽判定に+4のボーナス修正を受け、これを試みることができます。

術者は効果時間中、本来子供を造れない種族同士であっても、子供をつくることができる加護を得ます。
この魔法によって生まれてくる子供は、両親の種族特徴、能力などといったものの一部を受け継ぐ可能性があります。GMは子供が持つにふさわしいと思うもの（もしくは無作為に）「種族的特徴」「能力値（最も高いものに＋３）」「技能（1レベル）」の何れかを、両親から選択し、子供へ与えます
この時親が別種族の場合、2種族がもつ種族特徴を受け継ぐ可能性があります。ただし原則として「剣の加護／〇〇」は受け継ぐことはありません。また、この魔法で生まれてきた子同士が魔法で子を為したとしても、2種族以上の種族的特徴を同時に得ることはありません。
また子供は獲得した種族特徴や能力に関わりなく、両親の外見的特徴の影響を受け継ぎます。ただしいかなる種族の出産であろうと出産時に胎児や母体が傷を負ったり、出産によって危険な状態になることはありません

この魔法は生来生殖能力を持たない種族（ルーンフォークやフィー、フロウライトなど）との間に子供を作ることはできません。また同性同士で子供をつくることはできません。

当然ですが、その種族の子供が生まれてくるために必要な行為は必要となります

この魔法を行使するにあたり術者は、リーア＝リースの神聖魔法を持つキャラクター、及びLv10の特殊神聖魔法【インセミネイト】の効果を受けて誕生した子供を、何らかの形で認知している必要があります。現在位置についても、術者が認知しているおおよその位置から半径500ｍ以内にいる必要があります。
術者は効果時間の間、認知しているキャラクターに対して、いかなる場所においても神聖魔法と鼓咆の対象とすることができます。本来の魔法の射程や魔法の範囲は一切無視され、対象を視認している必要はありません（対象数は厳守する必要があります）。効果時間の範囲内であれば、何かしらの合図や言葉を送れるとしてもかまいません

この魔法は1日1回しか行使できません