容姿・経歴・その他メモ

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【ツェンツェグ】
この地より遥か東方の大草原の民の血を引くドワーフ。
彼女の一族はそれを誇っており、その地由来の独特な名を持つ。
彼女のその名は「風吹く河」を表すという。

彼女は生まれて相次いで父と母を亡くし、祖父の男手一つで育てられた。
その祖父はかつて草原の司祭であった。

祖父から語られる冒険の数々は幼いツェンツェグを虜にした。
中でも、彼女が惹かれたのはその故郷、大草原の話だった。
そして、いつしか彼女は祖父を連れて、その場所へ還ることを夢見るようになった。


【抜き身】
性格はとにかく大雑把。
でありながら、かなりプライドが高い。
それも身の丈以上のプライドを持っているため、少しでもそれに傷が入ると、すぐに癇癪を起こす。
また、他人を祖父の物語の人物と比べて接することが多いため、基本的に俗世の人間を愚かだと見下している。
故に友達はおらず、他人との関わりは成人した今までほとんどない。
今はまだ彼女は戦士に相応しいとは言えない。
未熟なのである。

【信仰】
プリースト、彼女は確かにそう区別されるだろう。
しかし、彼女の故郷である草原の民にとって、祭事を執り行う司祭こそが真の戦士である。
古来より難敵に相対した時、彼らは篤き信仰と共にそれらを討ち倒してきた。
彼らの信仰は太陽神ティダンにあり、その信仰者たる彼らの戦いは、まさしく勇猛果敢であったという。
故にその血を引く彼女が、プリーストでありながら体技を得意としているのはごく自然なことであろう。

【ハルハ・シャガ】
草原の地の司祭たちの用いる体技の名。
古くより神前の儀式であったとされている。
それは奇怪かつ豪快である。
この体技は身体の重さをこそ、肝要としている。
故に、草原の民の司祭たちは麦飯を一日中食らい、ドワーフながら筋肉と脂肪の合わさった巨躯を手にするのである。

我ら草原の民、皆小兵なれど各々を大風と心得よ。

【御手杵】
オテギネ、その名は異界に存在するという伝説の槍の名であり、またそれは願掛けである。
曰く、討った敵の首をいくつも穂先へ連ねるその姿が杵に見えた、と。
彼女もまた、無数の悪人を討たんと決意しているのかもしれない。

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