容姿・経歴・その他メモ

まだ恋をしたことがない
近所では一番の物知りだった
身体に傷痕がある

配偶者がいたが、魔物に襲われて死んだ

家族・仲間の仇を討つため


ミラナ・ヴァレンティノは、片田舎の農村で生まれ育った村娘だった。
小さな薬屋に生まれ、幼少から本を読み、得た知識を森で確かめることが大好きであった。
知識に優れ、目鼻立ちもよく、ついでにバストが豊満な彼女は村中から引く手数多であった。
しかし恋がわからぬ彼女は、どんな男からの求婚にも首を縦に振ることはなかった。
そんな彼女に転機が訪れる。ある日、視察に来ていた領主の嫡男――トール・プリムローズに見初められたのだ。
その青年もまた聡明で、誠実で、眉目秀麗であった。ミラナは村中に祝福され嫁いで行った。
青年にどれだけ愛を囁かれても、恋心を抱くことはなかった。
しかし、共に過ごすうち、穏やかな愛情は彼女の心に芽生えていた。
良好であった夫婦関係は、2年で終わりを告げることになった。
ある日、魔獣に襲われたのだ。安全な街中で、あり得ないはずの事件だった。
ミラナは大怪我を負ったものの一命を取り留めた。彼女を庇った青年は、帰らぬ人となった。
その日から、彼女の日課は大きく変わった。本を読むことはなくなり、森に出ても草木を愛でず弓術の練習ばかりをした。
全ては復讐のためであった。かの魔獣を、そして事件の手引きをしたであろう人物を、この手で射殺すための。

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