容姿・経歴・その他メモ

20年前に発掘された魔法文明時代の遺跡の探索において、破壊された特殊な魔動機の中から発見されたルーンフォークです。
発見された直後は記憶がなく、赤ちゃんのような知能をしていたため、当時のパーティにいた魔法使いに引き取られ、育てられました。
彼女は探索に携わったパーティに教えられ、冒険者としての技術と心得を身に着けました。
近接戦闘に極めて高い才能を示し、特に槍に関しては教えられたものを瞬く間に吸収、あっという間に一流の槍使いになりました。
一般的な魔法の適性は皆無でしたが、その生まれから魔動機には親和性があったので、魔動機術も一通り習得しました

その後そのパーティは解散し、彼女は育ての親に名乗り出た魔法使いの女性と平和な日々を過ごしました。
冒険の中で経験を積み続けた彼女が得た、退屈ながら幸せな日々。彼女が初めて安らぎに喜びを覚える日々が、そこにはありました。普通の人のように生活し、恋をし、そしてこのままここで朽ちることを願いました。

それは、1人の魔神使いとの戦いであっけなく破壊されました。

ある日のことでした。彼女は、育ての親の様子がおかしいことに気づきました。彼女が周辺を調べると、1人の魔神使いに忠誠を誓うかつての仲間たちを見つけました。育ての親とそのパーティメンバーは魔神の種に蝕まれ、魔神使いの下僕と化していたのです。……彼女が正気を保っていた理由はひとつ。彼女が、その資格のない魔動人造人間（ルーンフォーク）だったからです。
その現場を見た彼女はその場で激昂、戦いを挑みパーティメンバーを全員を相手にして戦闘不能に追い込み、ついにはその魔神使いを倒しました(その死体を彼女は確認していません)。彼女の戦いの才能が覚醒したのです。
魔神使いを殺したあと。彼女は、苦しみ、彼女に呪詛の言葉を吐き続ける、かつての仲間であったパーティメンバーを一人ずつその手にかけて行きました。…………もはや半ば人形と化してしまった彼らに、彼女が出来ることはそれしか無かったのです。

その後、魔神への怒りと憎悪の炎を燃やした彼女は、北へ旅して魔神使いの力を学びました。そしてその後魔神への復讐と、師が、仲間達が残した技術の結晶たる自身の強さの証明、そして彼女自身がなくしてしまった幸せを探すための、果てのない旅に出ました。
未だ彼女は旅の途上です。魔神や蛮族、人族問わず、ありとあらゆる嫌なことや辛いことを経験して、それでも彼女は旅を続けています。
例えば、暴走した魔道巨兵を止める戦いに巻き込まれて、腕を吹き飛ばされたり。（修復には大変な手間がかかりました）
例えば、奈落に引きずり込まれて、一人で脱出したり。
それでも、彼女が足を止めることはありません。なぜなら、彼女は探しているからです。
彼女自身の「ハッピーエンド」を。

重度の武術オタクで、とくに槍に並々ならぬこだわりと自信を持っています。
槍のことを語らせたら、一晩は止まらないでしょう。
また、彼女は非常に特徴的な訛りで喋りますが、それは彼女を主に育てた魔法使いから言葉を覚えたことが理由です。


身長が非常に高く、街中で歩くだけで目立ちます。(190cmほどはあります)

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