容姿・経歴・その他メモ

レイジ・アラマキ（荒巻 玲児）

　拳闘士の青年。ミラージ共和連邦、“陽の照らす国”ヘリオソーレ出身。
　生家は【ガオン無双獣投術】（⇒『ＢＭ』69頁）を祖とする武術の分派の道場で、レイジはその跡取り息子である。
　ただ、数年前に「シシ」という名の流れの格闘家の道場破りに大敗を喫し、道場はその信頼を地に墜とした。ユーレリアの本流からも見限られ、現在も看板を下ろさざるを得ない状況にある。
　レイジは当時、未成年だったとはいえど「シシ」に手も足も出ず、一切相手にされなかったことでプライドに深い傷を負った。道場の跡取りとして稽古を欠かすことは一日たりともなかったし、大人にも負けない実力に自信をもっていたが、相手の道着に手を触れることすら叶わず気づけば天地が逆さになっていたのだ。
　道場の再建を目指すも、門弟がほとんどいなくなった今できることは限られている。レイジは、まず何よりも己を一から鍛えなおすためにほうぼうの道場を訪ねてまわった。稽古をつけてもらううちにこれまでの自分の世界の小ささを思い知ったレイジは、もっと多様な武術、もっと多様な好敵、もっと多様な知音と出会うために、いつしかヘリオソーレを飛び出した。
　現在は“月を望む国”セレノフィルに宿を借りて日々稽古に励む傍ら、冒険者ギルド支部〈月鏡亭〉に名前を登録し、数週間に一度依頼をこなすことで鍛錬を兼ねつつ生活費を工面している。
　好きなものは花林糖。苦手なものは苦瓜。酒を自分から飲むことはないが、祝いの席では口にすることがある。ただし酔うと脱ぎだす悪癖があり、しかも記憶はしっかりと残る性質で、それを自覚してから一滴たりとも口にしないと決めた。しかしまわりにいるのは“冒険者”なので「飲みません」「わかりました」で済むはずもなく、それからも恥と裸体を晒している（三敗）。

「レイジ・アラマキ。オレは、強くならなきゃならないんだ」
「ん？　ああ、親父に手紙を書いてる。――え、鳩の精霊が届けてくれる？　なにそれ、すっげ便利じゃん」
「あっはっは！　楽しーなあ〜！　ほら、この酒もオレんだ……って、こんなことやってる場合じゃないんだよオレはよお〜〜！（服を脱ぎ捨てる）」

身長

171 cm

体重

69 kg

髪

褐

瞳

黄朽葉

肌

丁子

カラー

#F3B864

経歴

A-3-5　許婚がいる（いた）
A-3-6　大きな挫折をしたことがある
B-6-1　恥ずかしい癖を持っている

セッション履歴

収支履歴