“泥蝮神”セシュバラス
(第二の剣/小神:アルフレイム大陸ブルライト地方)聖印と神像
セシュバラスの聖印は、自らの大きな腹に噛みついた蛇の形をしています。
神像はでっぷりとした腹に体が短い蛇の姿を取ります。聖印と同じように自身の腹に噛みついたものや何かを喰らおうと口を広げているものがあります。
神格と教義
セシュバラスは謎の多い神であり、何らかの神の隷属神であるとされます。何の神に隷属していたかは分かりませんが、元々は崇高なドラゴンであったと言われています。翼と四肢を失い、狂気に陥ったセシュバラスは地上の全てを貪るように侵攻しました。セシュバラスの通った跡には泥しか残りませんでした。ある勇者に討たれましたが、死ぬ直前、狂気の中である存在に隷属し、神への位階を登ったとされます。
セシュバラスの教えとは、ただ食べることです。何かを食べているときこそ、真の安息は得られるのです。食べるためには奪うことも約束を破ることも、更には同族を喰らうことも良しとしています。
セシュバラスを信仰しているのはリザードマンの一部の者たちです。彼らはセシュバラス自体を信仰している者とその親神を信仰している者がいます。後者は、その親神こそが真の竜だと考えています。また、その教え故に食を愉しむ者たちやただその力を信ずる者たちに信仰されているそうです。
格言
「喰らえ。さすれば真の安息が得られる」
「強きが弱きを喰らうは絶対の理である」
「食とは生きること。食とは救い。喰らうことに罪などない。故に、邪魔する者は全て敵だ」
備考
その教義の自由さや生前狂気に陥っていたという伝承から、その親神はラーリスなのではないかともいわれています。
または、この世界とは違う、ある星の竜が親神なのではないかともいわれており、第二の剣の神とも言い切れません。
ヴァイス系の魔法を使えますが、セイクリッド系の魔法は使えません。
ラクシアに存在する想像を絶する珍味(不老を得るモノや至高の美味等)を食べること、同族喰いなどの禁忌を推奨するその教義ゆえに信者が少ない訳ではありません。
前者は富豪や探求者、後者は貧民や飢餓の村で信奉されることがあるでしょう。
特殊神聖魔法
- 2
- 【ファスティング】
- 消費
- MP6
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 1(10m)/
起点指定
- 時間
- 一瞬
- 抵抗
- 生命/半減
- 属性
- 呪い+精神効果
- 概要
- 威力10ダメージ、HP最大値とMP最大値-1
- 効果
飢餓状態にさせ、対象に「威力10+魔力」点の魔法ダメージを与え、HP最大値とMP最大値を-1します。
- 4
- ≫【イート・ライフ】
- 消費
- MP8
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 属性
- 精神効果
- 概要
- 近接攻撃の適用ダメージ分HP奪取
- 効果
攻撃した対象の体力を喰らいます。
効果時間中、近接攻撃によって物理ダメージを与えたときに、適用ダメージと同じだけ自身のHPを回復させることができます。
- 7
- ≫【グラトニー】
- 消費
- MP10
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 一瞬/
3分(18ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 属性
- 精神効果
- 概要
- 飢餓状態になり、喰らい狂う
- 効果
術者は、命中力判定、生命・精神抵抗力に+3のボーナス修正を得、発生させるあらゆる物理ダメージが+6点されます。一方、回避力判定に-3のペナルティ修正を受け、【イート・ライフ】【マッド・レフトオーバー】以外のHP回復効果を受けることが出来なくなります。
- 10
- 【マッド・レフトオーバー】
- 消費
- MP16
- 対象
- 任意の地点/特殊
- 射程/
形状 - 特殊/
突破
- 時間
- 一瞬
- 抵抗
- 生命/半減
- 属性
- 土かつ水・氷
- 概要
- 威力30でHP吸収
- 効果
周囲の対象を喰らいながら突破します。
「威力30+魔力」点の魔法ダメージを与え、適用ダメージと同じだけ、術者のHPを回復します。
この効果による回復量は、術者のHP最大値の10%を上限とします。
また、HPの回復効果は、対象が抵抗に成功しても発生します。
- 13
- 【ハンガー・ワールド】
- 消費
- MP25
- 対象
- 全エリア(半径30m)/
空間
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- 生命/消滅
- 属性
- 呪い+精神効果
- 概要
- 手番終了時威力60ダメージ
- 効果
範囲内全ての対象を飢餓状態にします。
対象は、自身の手番終了時に「威力60+魔力」点の魔法ダメージを負わなければなりません、ただし、この威力決定ではクリティカルは起こりません。
また、この魔法の対象から術者を除くことはできず、術者は「抵抗:必中」で扱われます。
精神抵抗力判定は、この魔法の行使時に1回行われるだけで、ダメージ決定時には行えません。