容姿・経歴・その他メモ

《最近考えていること》
・トトル様、天使様かな？

《他パーティーメンバーへのイメージ》
・アコナイト
　「普段は仲の良い頼れる友達。お金も貸してくれるし、羽も生やしてくれるし、とってもいい子。でも魔人が関わると少し怖い...かな？」
・モッフィー
　「かっこよくて攻撃役として頼れる用兵さん。モッフィー3号はパーティーのマスコット感があるね」
・アクイラ
　「やっちゃえ！必殺仕事人！」
・リネア
　「いい友達だけど、色々燃やそうとするのがちょっと欠点かな...」
・ベルナール
　「ふぁいやー！の人。よくアクイラちゃんに絡んでる。けどあの二人は一緒に動くことが多いし、なんだかんだ仲よさそう」
・ポゥ
　「硬い！挑発！ケツ！の人。この前敵の攻撃を受けたときにとても痛かったから、最近ますます尊敬してる」
・トルヴィス
　「アコナイトちゃんの仲間になってしまった...」
・トトル様
　「イクイスカーモスだけは許してくださいぃ...(涙)」

《イクイスカーモスの特殊ギミック》


【狙撃結果】 = 狙撃時の命中判定

IF 自分が狙撃状態で対象に射撃を行った THEN
MPを-3減少
【特殊判定結果】 = 「マギテック技能+器用度ボーナス」を基準値にした判定
IF 【特殊判定結果】　> 【狙撃結果】 THEN
このターン。同一対象に狙撃を行った扱いとする
FI
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履歴

《出版した本の目次》
1. 初めに
2. 壁の守人とアビスシャロウ
3. “黒狼使い” アレクサンドラ
4. “英雄殺し” カティア・ロッサ
4-α. スクープ！キャラウェイ様の真実の姿！～キャラウェイ様は『あの』機械がお好きだった？～
5. "奪命の妾姫” ナナリィ
6. “鉄機無双” タウトゥミ
7. "凶弾の魔手”ザイ
7-α. ザイ専門家のトトルさんに聞く！～ザイの人生における恋人に関して(個人の意見が入ります)～
8. 壁の向こう側
9. 今までの旅で出会った人への謝辞
10. 終わりに
付録A. 致命的失敗(ファンブル)との付き合い方
付録B. ノマリ族と見る！上手なお酒との付き合い方！

初回限定特典. 冒険メンバーの冒険記録写真集


《過去に撮影した写真一覧》
・沼地にある石碑と石碑前での集合写真
・マドマニに「サーチデーモン」をかけているところ(マドマニはポゥさんに羽交い絞めされている)
・マドマニに「ディテクトフェイス」をかけているところ(マドマニはポゥさんに肩車されながら、モッフィーに足を抑えられている)
・パーティーメンバーとマドマニで沼地の廃村で撮影した集合写真
・ポゥさんとウィリィ(妖精)のダンスシーン(in 荒野のアビスシャロウ内)
・ポゥさんが自慢のケツでウィリィを復活した泉に落とす瞬間
・モッフィーとウルシュマのミュラッカを賭けた一騎打ちのシーン(複数枚。アコナイトちゃんが故郷に送付済み)
・モッフィーがウルシュマからミュラッカを受け取り、掲げたシーン(後方でファイアボールが爆発)
・ポゥさんが路線開通を報告した際の写真
・鉄道ギルド副ギルド長からポゥさんが職員として勧誘されたシーン
・イーサミエからボスンハムへ行く際に乗船した魔道船の写真(複数枚)
・魔道船の船員であるドワーフの機関工がアクイラちゃんの乗っている見張り台(帆が付いている部分の上)に登っているシーン
・トトルがイクイスカーモスを持っている写真
・トトルとザイがオクスシルダの中央域で握手しているシーン

《過去に撮影した動画一覧》
・アクイラ・ベルナール・ヴィルマの再開シーン(ヴィルマの勘違いの過程)
・アクイラ・ベルナールがヴィルマと出会ったシーン(ヴィルマはアクイラとベルナールが恋仲だと勘違いしている)
・最終決戦の朝のみんなの会話風景



《トトルとイクイスカーモスを賭けて腕試しをするシーンにおける、ヴァイス目線》

「ちょっと待ってくれ、イクイスカーモスだって武器なんだ。ちゃんと武器として扱ってあげたほうがいいんじゃないか？俺ならちゃんと扱うことができる」

　ザイについて研究している学者で、少々話が長い悪癖を持つタビット族のトトルが『壁の守人ザイ』が使っていたとされる銃【イクイスカーモス】をその小さな体で必死に抱えているのを目の前にして、自分はそう言い放った。トトルはボスンハムンで自分たちにイクイスカーモスの在処を教えてくれ、冒険者でもない身で自分たちについてきたとはいえ、ここまで来てそれをやすやすとそれを譲ることはできなかったのだ。

　「わかったわ。じゃあ、あなたがイクイスカーモスを使うにふさわしいか試してあげる」

　トトルはそう言うと自分にイクイスカーモスを渡し、周囲を少し見渡したのちに地に転がっていたレンガのようなものを拾い、離れていった。
　自分はその光景を横目で見つつ、イクイスカーモスが発砲可能な状況であることを手早く確認し、その薬室に特別な銃弾を装填した。これで準備は整った。

「そこまで言うのならこれでも当ててみなさい！」

　トトルはその言葉を放つとともに、抱えていたレンガを全力で高く放り投げたーーー

　自分は彼女の手から放たれたレンガを冷静に目で追う。それ自体は空中にあるもののその速度は比較的緩やかであり、当てることに支障はない速度であったが、少々障害物でその体が見えずらい位置に存在した。やはり特別な銃弾、跳躍弾を装填しておいて正解だった。この跳躍弾を用いて銃弾を反射させて対象を打ち抜く技、リコシュを使用することでレンガを隠す遮蔽物は問題にならない。さらに油断せず、使い慣れた呪文であるターゲットサイトを展開する。完璧だ。これで銃弾を外す確率は10%もなくなった。後は引き金を引くだけ。これなら目を開いていなくとも当てられる。そんな確信が自分にはあった。

　目を閉じると瞼の裏に過去の思い出が鮮明に思い浮かぶ。思えばここまで長い道のりだった。初めて覚えた狙撃は平原の洞窟前にいた虎もどきには当たらず、みんなで戦略を練って初めて活躍の場をもらえたスモークボムだって、手を滑らせてどこかに飛ばしてしまった。今は自分の愛銃になっているロングバレルも購入して初の射撃は外してしまったのを鮮明に覚えている。しかし、今はもう違う。ここ最近は弾を外すことはめったに無くなったし、冒険者ランクも上がって「オールオアナッシング」なんていう称号ももらった。しかも今日は調子がいい。直前の戦闘でも敵を薙ぎ払うことができた。外すはずがない。

　そんなことを思い描きながらも体は一切の迷いなく引き金を引く。心地よい発射音と衝撃が伝わってくる。当たったという確信があった。周囲も静寂に包まれている。きっとみんな自分のことを信じてくれていたから、当たっても何も言うことがないのだろう。アコナイトちゃんに聞けば「オールオアナッシングのヴァイスだものね。当てて当然よ」なんて言うのだろうか。

　レンガが地面に落ちる音が響く。そこで違和感に気が付いた。この銃の威力なら、あの程度のレンガは真っ二つになっていないとおかしいのだ。しかし、響いた音は1つだけ。まさかと思いつつゆっくりと瞼を開く。そこにはかすり傷一つないレンガが目の前にあった。

　とっさにこの現実を否定しようとしたが、目の前の光景が自分に容赦なくこれが真実だと突き付けてくる。自分は銃をおろすと、何も言わずにトトルに向かって歩いて行き、こう言った。

「このベルトとイクイスカーモスを交換してはいただけないでしょうか？」

　この発言をした時のトトルのあの顔は一生忘れられないだろう。

　少しの時間がたったのち、トトルが自分に声をかけてきた。

「私ひとりじゃボスンハムンに帰れないから、町に戻るまであなたたちと一緒にいなきゃいけないわ。それまでに実力を見せて頂戴」

　どうしてだろう。その言葉を述べる彼女は天使のように見えた。

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