ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

受け継がれし楽章 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

[魔]受け継がれしvererbtes楽章herz

基本取引価格:
知名度
13
形状
所々から淡い光を放つ、黒く塗装されたヴァイオリン
カテゴリ
特殊楽器
製作時期
魔動機文明
概要
魔動機文明時代のある奏者の遺志が込められたヴァイオリン
効果
[常]死者への慰め

 この楽器を使用して奏でられた呪歌は「分類:アンデッド」のキャラクターが持つ「[常]精神効果属性(弱)無効」と「[常]精神効果属性無効」を無視することができ、また「分類:アンデッド」のキャラクターに対する効果値を2倍にすることができます。

[常]過去と現在の二重奏

 奏者の隣に亡霊が現れ、共に音楽を奏でます。奏者は1度の主動作で2種類の呪歌を奏でる、または終律を行使することができます。この際、戦闘特技【ハーモニー】の効果でペットが歌いだすのは片方の呪歌(奏者が奏でた呪歌)だけです。この特殊能力で奏でられた呪歌はお互いに干渉せず、どちらも効果が発生します。奏者はそれぞれの呪歌で判定を行います。またこの呪歌と終律はルール上同時に奏でられたものとして扱います(1曲目の呪歌で楽素を溜めて2曲目の呪歌の条件を満たす、あるいは終律を行使することはできません)。

[常]未来へ繋ぐ協奏曲

 奏者の背後に過去を生きた亡霊たちが現れ、奏者の演奏をより際立たせる演奏を行います。奏力判定を行った直後に使用することができます。その呪歌、あるいは終律を自動成功と扱い、さらに効果を「必中」に変更します。この能力を使用した次のラウンド開始時、奏者のHPとMPを0に変更します。この特殊能力を使用した奏者は永遠に『-(この特殊能力を使用した回数×10)』のペナルティを生死判定に受けます(死亡したとしてもペナルティのリセットはありません)。

由来・逸話

 魔動機文明時代後期、蛮族が地上に進出し大破局が発生した頃。戦地に出られず、ただ蹂躙されることしかできない者たちが次々に命を落としていく時代で、たった一人の人間が楽器を手に取った。戦場で役に立つはずもないそれを使い、何時間、あるいは何日間音楽を奏で続け、一人きりで迫りくる蛮族を立ち止まらせ、抑え、退かせ続けていた。最終的に村の住人は援軍の到着によりたった一人の死者を出すに留まった。
 たった一人、指先が血塗れになり、喉が潰れ、全ての弦が千切れたヴァイオリンを手にしたまま立ち尽くしていた死体。その音楽は、彼を一人の兵士が見つけたその時まで、止むことはなかった。


まだこの世界では争いが起きている。

まだ救わなければならない命がある。まだ眠るわけにはいかない。

たとえこの想いが呪いと化してしまっても。

音楽と平和が、再び我らと共にありますように。

製作者:Naja