容姿・経歴・その他メモ

●忘れられない恐怖を経験している
●異種族の町で育った
●絶対に知られたくない秘密がある

ギルドメンバーの中のエイブラムとは犬猿の仲…では完全になくなり、普通に友人のように接している。
アメリアとは出会った頃から仲が良い。
やけに自室（屋根裏)に篭っていることが多く、熱心に本を読んでいる様子が伺えるが、本の内容は教えてくれない。
最近地味に身長が伸びたらしい。

口癖の「どうせ僕なんか…」もあまり言わなくなってきている。
が、一向に自分の過去、境遇等は話したがらない。
ハイマンと言う種族特徴的に彼は前世の記憶が断片的にある。
そのことに関しては「殺された」という事をエイブラムのみに伝えている。
根掘り葉掘り聞こうとするエイブラムに対し、ネスは今までにないような鋭い眼光で彼を睨んだ。
その際、エイブラムは「ぞわっとした」と彼にしては珍しくその鋭い眼光に怯んでいた。

エイブラムに庇われた際は過呼吸のような症状に襲われ、恐怖に怯えた表情をしていた。
そして、モモを助けられなかったことにかなりを罪悪感を抱いているようである。

アメリアの提案で、「ネス君が欲しがっているマナリングとあげると同時に、誕生日をあげたい」（ネスが誕生日は分からないと言っていたため）という事で彼は事実上ではないが14歳から15歳へとなった。
プレゼントを貰う際、初めて彼は笑顔を見せることとなった。

ネスが持ち歩いている書物は《アフェクト・マナ・シアル》という呪われた書物であることが判明。
ユナ曰く、「彼は自分の境遇、本の事を話さないのではなく、“話せない”のではないか」と言われており、「本に鎖を巻いた人物は誰か」と言う質問を受けた時に彼は激しい頭痛に襲われていた。
ユナは「“ギアス”による強力な呪い」と解釈している。
本の呪いについて分かっていることは
・感情のコントロールが難しくなる
（怒り、悲しみ、憎悪などの負の感情に支配されやすくなる）
この呪いはウメシの魔法によって解除されている
・本を手にしたものは負の感情の増強により死にゆくものが殆ど
・アフェクト・マナ・シアルについて書いてある書物には鎖が巻かれていない
・本を手放せなくなる
（物理的に手放すことは可能だが、半径150ｍ以上本と離れてしまった場合本の所有者は死亡する。本の中に所有者の魂が取り込まれているため。 死体が腐敗していない場合は本を再び手にすれば蘇生可）


アフェクト・マナ・シアルを魔力の高い“使い捨て”の人物に持たせ本の力を使わせた場合、街一つが崩壊するぐらいの力を持っていると言われる。
相当危険な書物であるため、ある国の支配下で厳重に管理されていたらしいが何者かの手によって盗まれたという。

ネスの独白により、「エイブラム達と初めて会った時に襲いかかったのは、かつて自分が唯一心を許した友人――ディルクの面影を持つエイブラムに僕を殺してほしかったから」と話した。
エイブラムに庇われて妙な挙動を取っていたのも、かつて自分を庇って死んでいったディルクを思い出してしまうから。
ネスは未だにその十字架を背負い続けている。
ネスは生まれつき心臓が弱く、《アフェクト・マナ・シアル》の契約者にかかる魂の吸収―ソウル・アプソディクション―によって今も生きていられているという事実も話した。
この時、彼は初めて自分の境遇を自分の意志で話したというべきだろう。
しかし、何故友人が殺されてしまうような状況になり、彼がどんな場所で生まれ、育っていったのかはまだ明らかにされていない。

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