バテンカイトス・ケートス・エルヤビビ(呑舟の巨獣)
- 知能
- 高い
- 知覚
- 五感
- 反応
- 友好的
- 言語
- 共通交易語、魔法文明語、コルガナ地方語、魔神語
- 生息地
- エルヤビビ
- 知名度/弱点値
- 19/25
- 弱点
- 命中力+1
- 先制値
- 7
- 移動速度
- 20/40(飛行)
- 生命抵抗力
- 25 (32)
- 精神抵抗力
- 25 (32)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
剣(人間) | 21 (28) | 2d6+32 | 16 (23) | 14 | 221 | 115 |
体当たり(巨獣) | 20 (27) | 2d6+25 | 17 (24) | 16 | 255 | 31 |
尻尾(尾鰭) | 21 (28) | 2d6+23 | 17 (24) | 11 | 142 | 21 |
- 部位数
- 3(人間、巨獣、尾鰭)
- コア部位
- 人間
特殊能力
●全身
[常]限界まで進行した魔神化
このエネミーは「種族:人族」であると同時に、「種族:魔神」としても扱います。
●人間
[常]複数宣言2回
[主]真語魔法LV15/魔力21(28)
[主]神聖魔法LV13(イーヴ)/魔力19(26)
[常]💬魔法適正:マルチアクション、魔法拡大/すべて
💬薙ぎ払いⅡ
💬魔力撃:+21
[常]剣の加護/運命変転
[常]鋼の意志
人族としての意識が僅かに残っており、この部位のみその影響を受けます。ただし本格的に魔神化したことにより、その意識は急速に失われていきます。
手番終了時シークレットダイスにて2d6を振り、出目を累計していき、その値によって段階的に行動が変化します。
合計の数値が20以上になった場合、完全に意識が魔神に塗りつぶされ、「[主]神聖魔法(イーヴ)」と「[常]剣の加護/運命変転」は失われ、以降は行動判定に+2、打撃点に+4のボーナスを得ます。同時に「種族:魔神」としてのみ扱われるようになります。
出目と合計値は秘匿されますが、完全に意識を奪われた時点でその事実は公開されます。
●胴体
[常]攻撃障害:+4/+4
この部位が存在する限り、部位:人間への命中判定に-4のペナルティ補正がかかる
『部位:胴体』のHPが0になると、この効果は失われる
[主]全て呑む霧:18(25)/生命抵抗力/半減
体表から霧を吹き出し攻撃する。
「射程/自身」で「対象:1エリア(半径10m)/すべて」に「2d+16」の水・氷及び毒属性の魔法ダメージを与える。
この効果は連続した手番では使用できない。
[主]霧の吸収
前の手番で使用した霧のブレスを体内へと吸収する。
ブレスを使用した際に与えたダメージの合計点分のHPを回復する。また、回復するHPは他部位へも任意で振り分けることができる。
『▶全て呑む霧』使用後、20秒以上経過するとこの行動は意味を成さなくなる。
●尾鰭
[主]テイルスイーブ
任意の対象5体まで同時に攻撃可能。ただし連続した手番では使用不可
戦利品
- 自動
- エルヤビビの家紋 https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=ft8Er7
- 自動
- 経験点3000点+剣の欠片*30+アビスシャード*20
- 自動
- 特殊成長(ミラのみ)
- 2~7
- 悪魔の大血晶(1600G/赤S)
- 8~11
- 吹雪の結晶(8000G/金S)
- 12~
- ガイスター(41500G/-)※最大で1個まで。2※からは吹雪の結晶(8000G/金S)
解説
エルヤビビの現当主。
父が"奈落の大侵蝕"後の魔神の侵攻で命を落とした後、常に最前線に立ち、誰よりも多くの魔神を屠り、エルヤビビの街を守り続けた英雄。
父が亡くなった際、自身も魔神の力の影響を受け、軽度の"魔神化"が進行してしまう。
本来忌むべき力であるそれを、領民達を守る為にと受け入れてしまった。
ヴァイスシティから魔神化血清を仕入れ、自身に投与する。この戦いの間だけ意識が持てばいいのだと。
人が残ればエルヤビビを守ったことになる。
父の意思を継ぎ、最後の勤めを果たし、その終わった後は領地を国に返すつもりで、ごく少数のその事実を知る配下に準備を進めさせていた。
しかしそれも叶わない。激化する闘いは彼を更に蝕み、彼自身も更なる力を求めた。このままでは最後の戦いを待たずに自身が魔神に成り果ててしまう。もしそうなるくらいなら命を絶って最悪の事態を回避しなければと覚悟を決める。
だがそれも問題があった。彼は活躍しすぎたのだ。
彼の死は兵達の士気に多大な影響を与える。彼の死はつまり、拮抗している現状を瓦解される事に繋がるだろう。配下からも止められ、ギリギリまで思いとどまることにした。
そしてそこに希望が現れた。かつて家を出た妹であるミラがコルガナに訪れ、"奈落の魔域"を攻略して回っているという情報が入ったのだ。
そして心を決めた。ミラが守るべき人々を救う新たな光になる事に賭け、全てを彼女に託すことを。
魔神と化した己を人々の前で打ち倒すことで、妹は新たな"英雄"となるだろう。
全てを妹に背負わせることに躊躇いはあった。しかし父から、祖先から託されてきた物を任せられるのは他にいない。せめて自身にとっては絶望でしかなかった英雄という末路が、彼女にとって希望に満ちた物になることを願うばかりだ。
後を託せる安堵か、家族に自身を殺させる事への悔恨か、彼は最期に何を思うのだろうか。