解説

ゴールデンゴージャスグロリアスグリッターグレイテストグリムキャット
金華猫。
月喰む妖猫。
黄金のような毛並みを持ち、月夜に黄金の不吉なオーラを放つ。
世間では月の魔力を食うとされ、月夜に立ち昇る光を彼らの現れる兆候であるとして恐れられる。
夜と月はシーンの領域であり、すなわち静寂を食らい狂乱をもたらす災害とも捉えられ、シーン神官からは特に恐れられ、敵視される。（実際に月夜のマナを食らっている。月の魔力の捕食行動が、月の光をすすりとる踊りめいて見える。これを人が見かけたものが、夜に立ち昇る光である。ただし、これによって月に何らかの実害があるかと言われると疑問がある）
人を呪い、衰弱死させる力を持つ。この呪いから逃れるためには、呪いをかけた金華猫の肉を食べる必要がある。最大レベルまで到達した金華猫は人里に降りれば驚異的な災害になりうるとされているが、彼らの寿命は短く、結果災害ほどまで育つことは滅多にない。例えそこまでいったとて、寿命が近く自然と収まるケースも見られる。
月にまつわる加護を持ち、月齢の状況によっては並の攻撃では傷一つつけられない。金華猫を狩り出すには猟犬を用いるのが有効という伝承が残されている。（犬属性が弱点）
その美しい毛皮を求める好事家や貴族も多く、猟犬を多数動員して狩りが行われた例もあるが、加護の性質上傷なく捕らえて殺すことが難しいこともあり超のつく高級品となっている。

この個体はミルリーフの祝福を受け入れることによって寿命を克服し、多くの月の魔力を食らうことで災害級の獣、悪霊まで成長している。もとより街を秘密裏に牛耳る存在であり、ミルリーフの恩恵を得てその権威が増大した。ただし「神の血」が混入した影響で精神が変質しており、動物の本能的な行動以外にミルリーフの恩恵を広めようという衝動に従った活動が非常に多い。
根本的に怠惰。自身の生存が第一で、自身の行動を配下の猫に代替させることが多い。巨大化した肉体の影響で行動がしにくいという側面もあるが目立つのを嫌うだけで、動こうと思えば脅威的な運動能力で千里をかける。