ブルライト地方の北部にある小さな領地であるイヴェスタ領の文官の過程に生まれるが、親の教えに反発して、郊外の猟師の家や幼馴染みの家に遊びに行くことが多かった。

　幼馴染みが領外へと向かってしまい、暇になったことで、街に住んでいた魔動機師の資料を借りて独学で勉強すること数年、18歳の誕生日に衝撃的な事実を知る。なんと、カレンは両親との血のつながりはなく、孤児が拾われ養子になっていたのだ。本人は強い衝撃を受けるが、両親は優しく彼女に問いかける。「例え血のつながりはなくとも私たちは家族だ」と。また、気質が遺伝していないだろうことを承知していたので幼い頃のやんちゃを放任していたのだという。
　自分の生い立ちを知ったが、その上で肯定され、彼女の人生はこれからも幸せだろう……（なお、水面下で親の繋がりで許嫁が選ばれていることを知らない）

　第一印象は真面目そうなお姉さん、といったものだが中身はひたすらフリーダムである。野山を走り回った結果溺れかけたり、痛い目にあうこともあるが、何よりも何でもできる希望に満ちた人生を多いに楽しんでいるのだ。
　また、幼馴染みに向けているのは、基本的には自分にできないことができるため、尊敬しているが稀に、一緒にいるときに幸せを感じていたりする。

　射手として、物理武器の弓、魔法攻撃の銃を使い分け……たいのだが冒険に出た時にはお金がなく、銃を買うことができなかった。（太股のガンベルトは見栄である）

　野山で溺れ、意識を失っている時にとある予知夢を見る。それは、自分が選ばれた存在を導く存在であるということを何者かに告げられるというものだった…………。