容姿・経歴・その他メモ

深緑のマントを身に纏い、長銃から放つ弾丸で獲物を屠る銀髪のエルフ。

私の兄さんは名の知れた冒険者でな。
仲間と旅する中で様々な遺跡を探索し、数多くの蛮族を倒してきたと聞いている。
兄さんが語る冒険譚は幼い私を夢中にさせたと同時に、その背中に憧れを抱かせた。
今にしてみれば、そんな環境で育った私が冒険者になるのは必然だったと思う。

そんなある日、里にゴブリンが攻めてきたんだ。
その時兄さんは不在で、大人達が必死に抵抗していたがかなり危険な状況だった。
私は家にあった銃を手に走り、ゴブリンに狙いを定めた。
射撃訓練こそしていたが、相手は本物の蛮族だ。反撃してこない的とは訳が違う。
怖くて体の震えが止まらなかったが、引き金に指をかけた瞬間、不思議と冷静になった。

...その後のことはよく覚えていないが、私がゴブリンの頭部を撃ち抜いたらしい。
里のみんなには感謝されたし兄さんにも褒められたが、実感は湧かなかった。
ただ、確かにあの日、私はこの手で蛮族を倒したんだ。

蛮族は未だ大陸各地で人族を襲い続けている。
あの時のような怖い思いをする人達を増やさないために、私は冒険者となって蛮族を倒すことを決めたんだ。

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