由来・逸話

ルーシ大公の騎士として悪名高い『利刃』アレクセイ・オルコフの得物。
その刃は極めて鋭く、強靭であるが半ばで断ち折れている。

先代藩王サヴィエートはノスフェラトゥであり、アレクセイは彼女に仕える最後のモルモーであった。
藩王の冒涜的な探求によって彼の身の内はイグニスの火の煤に蝕まれ、ルーシの藩地そのものとなった。

やがて騎士チューチュカンドが藩王に蜂起するとその旗の下に参じ、
新たな藩王の第一の刃としてサヴィエートを討ち取った。