-異種族の街で育った-

-田舎で育った-

-恥ずかしいあだ名を持っている-

《冒険者に出た理由》

-名声を得るために-

フレジア森林国の末端、森の奥深くにて細々と文化を紡いできた森羅導師たちの集落で生まれ育った少年

そこは大自然と共に生き、精霊や妖精と心を通わせ樹神ダリオンを崇拝するメリアたちが暮らす集落

だが親から子へそして孫へと独自の文化を紡いできたその集落は、やるせなくも終わりを迎えようとしていた

もう十数年もの間、次世代のメリアの種が芽吹かなかったのである

奈落の影響で土地の力が衰退したのか原因は定かではないが、今いるメリアたちで最後なのだと彼らは悟っていた　

―――そんな中、そのメリアの集落に一人の赤ん坊が舞い込んできたのだ

名すら与えられず親から見放されたその人間の子を、自身らの存在を騙り継ぐ種子に見立て育てることに決めたのだった

枯れてしまった花たちの集落に残された少年

これからは自身の力で歩いていかなくてはいけないという覚悟は勿論、もうひとつ

少年には手に入れなければならないものがあった

それは―――冒険者として " 名 " を得ること

育ての親たちに与えられた名も、所詮通り過ぎていく幼名に過ぎない

自らの行いが巡り、騙り継ぐ人たちに呼ばれる名こそ

自然淘汰すべき真の " 名 " であり、そのとき初めて自身を得ることができるのだと信じているのだ

そして、その名を呼び、共に生きてくれる友を少年は探し続けている

訳：メリアの限界集落で育った捨て子

独自の訛りが強い妖精語を主とした森羅導師の村で育った生粋のナチュラリスト。

民族臭漂う衣装を身に纏い、宿屋のベッドよりも草の上を好み、狩りで仕留めたモノは自分で捌く

彼はそういった集落での小さな風習を守る律儀さも持っており、その習慣を変えるつもりもないらしい。

冒険者になった今でも食事の前には身体を清めたり、晴れた日は日光浴を欠かすことはない。

それと比例して文明や学問を知らず、常に大自然と共に生きてきたが故に都会の一般常識に疎い傾向にあるようだ。

また彼のいた集落では森の霊が子供を攫っていかないようにと、幼少期にはわざと良くない意味の名をつける。

そして青年期になったときに新しい名を与えるのが習わしだった。

短命種が故に幼少期が一瞬で過ぎ去ってしまうメリアのその習わしに準じたことを、彼は後悔した。

" ノキ " という名は幼名であり、彼を育てたメリアは青年期の名を与えずに枯れてしまったのだ。

名誉とは程遠いその名を、冒険者としての名で塗りつぶすこと

それが彼の冒険者の目標であり、村の存在を騙り継ぐ使命よりも重く受け止めている命題なのだ。

訳：生粋のナチュラリスト　幼名は恥ずかしい意味なので、新しい名前が欲しいから冒険者になった

少年にとって滅んでしまったその集落は自分が生まれ育った世界そのものであり

それと同時に少年が知っている、そして少年を知っている者たちはみな大いなる流れの中に還っていってしまった

独りとなった少年が外の世界に求めるものは " 人と人の繋がり " に他ならない

それは少しぶっきらぼうで照れ屋な少年にとってとても難しいことなのかもしれない

けれど友人になってくれた者へ、一番最初に何をしたいかはもう決めてあるのだ

大切な家族が作り方を教えてくれた木彫りの人形(シンボル)

おそらくそれを嬉しそうに渡すのだろう、共に居て欲しいと願いを込めて

訳：友達欲しい

身長：162cm
体重：63kg
一人称：オレ
基本性格：正義漢、後発的なナチュラリスト、無知、照れ屋、好奇心旺盛
好きなモノ：友人、自然、植物、精霊、妖精、景色を見ること、食べること、水浴び
苦手なモノ：蛮族、魔動機、ベッド、人口調味料、色欲、窮屈、服
NGなこと：名前の意味を詮索されること
目的：冒険者として名を手に入れる、友人をつくる
顔：四白眼で目つきは悪い
身体的特徴：低身長、筋肉質
家族構成：育ての親であるメリアは数年前に土に還った
恋愛歴：なし、免疫もなし

・ラル・ヴェイネセットによりMP+2

・シナリオ効果
　《発動セット》
　　青の煌き　ランク2：MP+8
　　黄の煌き　ランク1：武器による追加ダメージ+1
　　緑の煌き　ランク1：防護点+1
　　赤の煌き　ランク1：最大ＨＰ+2
　　虹の煌き　　　　 ：命中力+1　魔力+1
　　黎明の輝き　　　 ：精神抵抗+1

[CP特殊ルール]
宿木の杖を専用化できるようになった
好きな基礎ステータス+2　(知力+2を選択)