アレシアの錬金術師のご家庭に突然変異の如く生まれたフィジカル全振り娘。お淑やかなお嬢様になるべく蝶よ花よと育てられるも本人にとっては抑圧的な日々だったらしく、偶然魔物と遭遇した折に溜め込んでいた闘争心が爆発。不運にも魔物はミンチとなってしまう。それから軍に入ることを志し、剣の修行をしたり猛反対する両親にウルフ鍋を振る舞って黙らせたりしつつ地獄の肥溜めことアレシア砦に入隊、そんなこんなで初任務に臨む……とか。
オフの日はよく魔物を狩りに一人で出かけている。体を動かしつつ食材調達も同時にできるので効率が良い(本人談)。

数々の出会いや強敵との対峙を重ねるうちに、アレシアの地には隠された秘密や陰謀が存在すること、そして自分達がその渦中に踏み込もうとしていることを予感する。
もっとも、彼女にとって興味があるのはどこまで己の剣で解き明かすことができるか、ということである。

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赤、強い者、戦闘、武具の手入れ

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特になし？

Hobby

創作(魔物)料理、読書

「この子が戦乱の中に身を投じたなら、過酷な運命を背負うことになる。」
ルベラが生まれたばかりの頃、両親は名のある占星術師に娘の未来を占ってもらったことがあった。
占星術師の言ったことはよく分からなかったが、普通の女の子として育て、良家の嫁に行かせればそんなことにはならないだろうと考えていた。
武芸からは遠ざけ、絵画や音楽を習わせた。
しかし因果は初めから定められていたかのように、彼女は剣を取り、家を飛び出していってしまった。
時々娘から届く手紙からは生き生きとして楽しそうな様子が伝わってくる。
だから全ては思い過ごしであり、これが彼女にとって正しい道だったのだと、そう信じて両親は帰りを待ち続けている。
ちなみに割とすぐ帰れるのにルベラが一向に帰省しないのは、過保護気味な両親を煩わしく思っているためである。

それは春先のある晴れた日の話。
レイスタング一家は屋敷から少し離れた森の近くの野原で穏やかな休日を過ごしていた。
遊びたい盛りのルベライトはあちこち走り回り、花を摘んだり生き物を探したりしていた。彼女はふと変わった気配を感じ振り向くと、そこには白い光球のような不思議な生き物がいた。
それは所謂妖精の一種で、冒険者などからすればさほど珍しい存在ではない。しかしまだ子供のルベライトの目には、見慣れぬその姿は珍奇に映った。
その妖精自体は力も弱く大人しいため人間に害をなす存在ではない。むしろ人間の子供が相手でも逃げ出すほどに臆病な性質であった。
目を合わせたが数秒、妖精は一目散に逃げ出し、好奇心に火のついたルベライトは全速力でそれを追いかけていった。
妖精が逃げ込んだのは住処の森であり、夢中の彼女はそれを追って森へと入っていった。
「あまり遠くへ行ってはいけないよ」という両親の注意も忘れて。
鬱蒼とした森をしばらく進んでいくと、やがて開けた空間に出た。
そこには先程の光球が集まっており、薄明るい空間はどこか神秘的な雰囲気を醸し出していた。
満足した彼女は妖精に持っていた花を配布しようとしたが実体がないので無理だった。
「…そろそろ帰らないと、お母様に怒られてしまうわね。」
我に返ったルベライトは元来た道を戻ろうとするが、森の中は似たような景色ばかりで帰り道を見失ってしまう。
あちこち歩き回っていると、ふと背後でガサゴソと草木をかき分ける音がした。
振り向くと、暗闇から現れたのは金色の毛皮。
ルベライトが見上げるほどの体高のサーベルタイガーである。
一瞬思考が止まり、その後全身が嫌な汗をかき始める。
「逃げなければ、死ぬ。」
子供でも容易に分かるその答えに至った彼女は、一転今度は自らが逃走者となった。
ルベライトはその小さな体で木々の間を潜りながら逃げたが、サーベルタイガーもまた体躯に似合わぬ俊敏な身のこなしで彼女を追いかける。
どれだけ逃げたかも分からなくなった頃、彼女は森を抜け、遂に運命の袋小路に至る。
三方を崖に囲まれた行き止まり。そこには、彼女の最期を見届けるように小さな祠があった。
自らの不注意が招いた死。
その時ルベライトの心に沸き起こったのは意外にも死の恐怖ではなく、悔しさであった。
「もっと落ち着いた判断ができていれば。」
「野獣に負けないくらいの力があれば。」
己の運命を悟った彼女は足元に落ちていた木の枝を拾い上げ、止めを刺すべく飛び掛かってきたトラの顔面めがけて精一杯叩きつけた。
無論戦闘経験もない少女の一撃がトラに手傷を負わせられるはずはない。しかし、無抵抗と思っていた獲物の予想外の反撃に野獣は一瞬怯んだ。
その刹那。
彼女の視界に赤黒い閃光が走ったかと思うと、次の瞬間トラの首と胴体は両断されていた。
つい先程までルベライトの喉笛を切り裂こうとしていた獣の巨躯は、どさりと地面に崩れ落ちた。
「！？…」
通常起こり得ない出来事に動転する彼女の心に、「何か」が直接語りかけてきた。
「あー…一人で森に入ったら危ない…よ？」
辺りを見回せども人の気配はない。あるのは古びた祠だけである。
「あなたは……？」
状況は飲み込めないが、とりあえず目の前の祠に話しかけてみる。
「僕は…まあ、その、君を食べたりはしないから安心して…？」
「？…あなたが助けてくれたの…？あ、ありがとう。」
「まぁ…。ていうか君…結構勇気あるんだね…。僕が起きるのが一瞬遅かったら、危なかったかも…。」
「勇気…よく分からないわ。けれど、すごく悔しかった…」
「君ならきっとあんな虎に負けないくらい強くなれる…よ。その時にまた会えたら嬉しいな…。」
「…分かったわ…そうしたらお友達…に……」
言い終わる間も無く、猛烈な疲労感に襲われたルベライトの意識は闇へと落ちていった。
次に目が覚めた時に彼女が見たのは見慣れた家の天井と、心配そうに見つめる兄トパゾライトの顔だった。
両親の話によれば行方が分からなくなったルベライトを夜まであちこち探し回った挙句、屋敷近くに倒れているところを発見したという。
衣服はあちこち破れ、泥で汚れてぼろぼろだったが本人はどういう訳か無傷であった。
そしてあの日自分の身に何があったのかは、記憶に靄がかかったように思い出せず両親を困らせた。
ただ、自分の中で何かが変わったことは朧げながら感じられた。

―――錬金術一家の長女が突如として剣に目覚め、戦士の階段を登り始めるのはこのもう少し先の話である。

黒紅の凶刃
ルベラがアレシア砦に入隊した際に購入した中古のフランベルジュ。血がこびりついており赤黒い刀身が特徴。

屠龍の緋刃
更なる威力の武器を求め、武器屋で購入した新品のドラゴンスレイヤー。専用武器にする際に武器全体を赤く加工した。時に回転し、時に盛大に空振り、長きに渡ってルベラの戦いを支えた。数多くの敵と■■■■■を斬った剣である。

血盟の楔
あるダークトロールの鍛冶師が鍛えた特殊なガイスター。"虚の器"の特性を持つ。
この剣は魂を封じる楔であり、そして使用者を戦場に繋ぎ止める楔でもある。
彼女はこの剣を打った鍛冶師の存在をこれから先忘れることはない。いつかこの剣が持ち主を失った時、剣は彼の墓標として故国へと還るだろう。

紋章を持つ強敵との戦いを経て目覚め始めたルベライト固有の力です。ルベライトの右手の甲に刻まれた、赤く輝く五角形模様が力の源となっています。("鬯???ｽｸ?ｻ"邵ｺ?ｮ髫ｧ?ｦ驍ｱ?ｴ郢ｧ雋槫･ｳ邵ｺ莉｣?たび、Lvが上昇し、"髢ｭ?ｽ陷牙ｸ?髯ｦ?ｨ髯ｬ荳岩?ｲ陷茨ｽ･郢ｧ譴ｧ蟠帷ｹｧ荳奇ｽます。)

☆フィジカル・ブースト
「郢ｧ?ｽ郢ｧ?ｦ郢晢ｽｫ郢晄亢縺?ｹ晢ｽｳ郢」を5点消費することで、3Rの間、このキャラクターの「敏捷度」「筋力」「生命力」「精神力」の値を+6点します。

▲クラッシュ＆デストロイ
打撃点決定ロールにて9以上の値が出た場合に発動できます。相手の防御を貫通し、困難を打ち砕く剣を振るいます。相手の防護点を-10点した上でダメージ計算を行います。この能力を使用した場合、「郢ｧ?ｽ郢ｧ?ｦ郢晢ｽｫ郢晄亢縺?ｹ晢ｽｳ郢」を5点消費します。

☆ブラッド・コンペンセイション/半永続
「クレスト・ストレングス」の保有者の現在HPが最大HPの半分以下である場合に発動できます。流した血を伝わって紋章の力が武器へ流れ込み、一撃必殺の攻撃力を付与します。保有者が手に装備している武器を用いて行う攻撃において、命中力に「4」点、打撃点に「20」点、打撃点決定ロールの値に「+1」の補正を与えます。この効果は保有者のHPが条件を満たす限り永続し、手番の開始時ごとに最大HPを「10」点消費します。この最大HP減少は戦闘終了時に回復します。
この能力を使用した瞬間に「郢ｧ?ｽ郢ｧ?ｦ郢晢ｽｫ郢晄亢縺?ｹ晢ｽｳ郢」を15点、以降1R維持するごとに5点消費します。

――右手に宿るは純粋なる「力」。
鮮烈な紅の光は、彼女の意思が折れない限り曇ることはない。

夢の中での激戦を経験したことにより、肉体の限界を超えて戦闘を行えるようになりました。
使用時、器用、敏捷、筋力、生命力、知力、精神力のうち、任意に２ステータスまでを選択します。1Rの間、選択したステータスに+2のボーナス修正を与えます。ただし、前者4つを選べば最大HPを、後者2つを選べば最大MPを、1ステータスにつき５点減少させます。この最大値減少効果は６時間の連続した睡眠を取ることでのみ回復します。