亜鈴封魔角/魔眼『凶禍』
- 知名度
- 0
- 形状
- 宝石の如く輝く大小含めた菱形の角
- カテゴリ
- 装飾品:頭
- 製作時期
- 不明
- 概要
- マナその物を肉体に封じ込め、強大な生命力へと変換する/死の運命を見、均衡が崩れるものの死を嗤う
- 効果
-
装備者のHPは、装着者のMPの数値を合わせたものとなり、消費するMPはHPで消費し、MPへのダメージをHPへのダメージとして扱い、MPへの回復はHPの回復となる。
この装飾品を身に着けている限り、装備者のMPは「なし」として扱われ、装備者に対する魔法ダメージは、装備者の冒険者レベル分減少する。また、1日に一度のみ、自身が受けた抵抗済みの魔法ダメージをそのダメージの数値分、HPを回復する事ができる。[常]フレーバー能力『凶禍の魔眼』
近いうちに親しい人物の死が訪れるとされるほか、重要な人物の死が近づくと感情を抑えることが出来ず高らかに嗤う。
由来・逸話
亜鈴――――それは左右に鉄塊を付け、筋力を鍛える道具の事。
しかしてここでは――――もとい、別の世界ではそれとは別に『もう一つの意味』が存在する。
亜鈴――――それは膨大なマナを受け、原点から大きく乖離し、種を超越した突然変異を指す。
地獄の猟犬と呼ばれし存在が亜鈴と化し、魔界の瘴気を受け増大した存在がバーゲストとするのならば、その血を引く貴方はどういう存在なのだろうか?
――――結論から言えば、貴方は『亜鈴の血を引いた新たなる【亜鈴】』。
しかして、貴方はその事実に辿り着くことはない。それこそ『物好きな存在』が『ふとした拍子に言い洩らさなければ』。
貴方は亜鈴として覚醒して間もない。故にこれからの貴方の命題は『手に余る力を制御する方法を得る』ことだ。
さすれば貴方は亜鈴として更なる異能を受け、人間という種から大きく外れた『亜麗百種・人間種=騎士』となるだろう。
最後にこの詩を捧げよう。
――――麗しきその意志よ、汝は進化を志し、そしてあるべき形を変えそれを現在とした。
それは大罪とでも言うのだろう。しかして、それは必ずしも空想で終わる存在ではない。
嗚呼、鈴の音が鳴る。その鈴が黄昏時に浮かぶ真紅の新月が放つ波と同化した時、星は新たなる命を生みだすだろう。