容姿・経歴・その他メモ

容姿

〇ジンガ―Z

性格

　常に楽して稼ぐ方法を考えているため、面倒ごとを嫌う傾向が非常に強い。基本的に依頼をしてくる人物に対しては疑り深く接するスタンスでやっている。
　道徳をジェネレーターの中に捨ててきてしまったかの如き発言で人をいじるのが好きだが、さすがに人は選ぶ。一見クズのような性格であるが、人の命がかかわるような深刻な事態においては、人が変わったように物事に取り組む様子が観測されている。
　やらかしたときは取り敢えず自身の年齢が2歳であることを盾にする。

経歴

　キングスレイ鉄鋼共和国に存在する、これまでに数多くの優秀なルーンフォークを世に輩出してきたとある集落で誕生する。30台ものジェネレーターを管理する大規模なルーンフォークの集落である。
　まだ暑さの残る初秋の日に彼は生まれ、同時期に誕生した29人のルーンフォークと共にすぐに教育訓練期間に入った。0歳と6ヵ月を迎えようとしていた暖かな春のある日、訓練の最中で彼は悟った。

　”早期リタイアこそが人生における最大の幸福である―――”

　それからの彼はとにかく早かった。訓練期間の短縮という点において他の追随を許すことはなかった。それは、1年6ヵ月という集落の教育訓練修了までの期間の最速記録を打ち立ててしまうほどであった。
　そのような記録は彼にとってはどうでもよいものであった。彼が考えることはただ一つ、可能な限り楽な仕事で最大限の稼ぎを得ることである。冒険者という職業に可能性を見出した彼は、この信念を固く握りしめ集落の外へと羽ばたいていった。

出会い

　冒険者ギルドで、自身の人生において踏み台となるに相応しいパーティを探していた頃、彼は一人の女性と出会う。そこら中にごまんといる冒険者と比べても、明らかに頭一つ抜けた存在感のある女だった。日常生活の中に溶け込みつつも発揮される天性の身のこなし、他人と比較するのが烏滸がましいと思えるほどの肉体美を目の当たりにした彼は確信した、この女は相当な実力者であると。
　実力者に寄生することは、個人の仕事量の軽減即ち楽に繋がることから、彼にとっては最優先事項の一つであった。ただ一つ問題があった。自身のパーティメンバーとしての需要である。
　彼は冒険者社会に身を置いてからの初めの3ヵ月間を、パーティにおける職業の需要と供給の分析に費やしていた。そして導き出した解が、後衛のスカウト持ち魔動機術シューターであった。しかし、そもそも新たなメンバーを必要としていないのであれば無意味である。
　彼は意を決して女に話しかけることにした。結果は偶然にもスカウトができる後衛のパーティメンバーを欲しているということだった。
　そして、ここでまた一つ新たな問題が発生する。それは、目の前にいる女の言動から隠す気も感じられないほどに滲み出てている知性の低さであった。互いの名前も知らないのに、早速パーティに迎え入れようとしているくらいなのだから相当だろう。人間万事塞翁が馬とはよく言ったものである。一抹どころではない不安を感じる半面、取り入りやすいというメリットも感じていた。
　取り入りやすさと知性の低さを天秤にかけ迷った挙句、パーティに加入することにした。彼にとっては人生最大の分け目とも言える苦渋の決断であった。
　それに、「やっぱやめときます」という言葉さえもこの女には理解ができないのだろうから…

その他

セッション履歴

収支履歴