命を助けられたことがある

昔は考え知らずでして……故郷の近くに蛮族が出たという話を聞いて、見に行ったことがあるんです。
蛮族は本当にいて、見つかって襲われて、危ういところで冒険者の方に助けられました。私が格闘術を身につけたのも、その時助けてくれた人が拳闘士だったのがきっかけですね。

のめり込む趣味がある

知らないものや知らないことがあると、そのままにしておけなくて……お店のメニューも、頼んだことのない物があると、つい注文しちゃうことが多いですね。

守りの剣を手に持ったことがある

故郷のキルヒア神殿に、守りの剣が安置されていたんです。かけらを捧げる儀式のお手伝いをした折に、一度だけ持ったことがあります。

名声を得るために

キルヒア様のお導きがなければ、私はきっと、自分の好奇心に殺されていました。だから、キルヒア様の教えを広める助けになりたくて、冒険者になったんです。
……方法は色々あると思うけど、冒険者として人助けをして名声を得るのが、人のためにもなって、善いと思ったんです

明るい茶色の毛を持つ、熊のリカントのキルヒア神官。
その血筋による恵まれた身体能力と、ひらめきと記憶力に優れる頭脳をあわせ持って生まれたが、同時に宿したせっかちな気性から、思いつきをすぐに行動に移して街を騒がせてきた問題児だった。
「思慮さえ身に着けてくれれば」という両親の切なる願いが届いたのか、ベロニカは思慮を促す賢神キルヒアの声を聞く。
神殿で修行を積み、その教えの偉大さを理解したベロニカは、教えを啓蒙せんと神殿を離れて冒険者になった。
以来冒険者として活動しながら、賢神の教えである知識と思慮の重要性を説いている。