任意のサイズのマギスフィアを対象とし、それを妖精機動核(フェイタルギア)に変質させます。
これらのフェイタルギアはそれぞれ変質したマギスフィアのサイズに対応し、大・中・小の名称で呼ばれます。
フェイタルギアは流派特技にて空中に浮遊させるか、装飾品として装備して使用します。
この際、装備可能な装飾部位はマギスフィアと同様でサイズによって異なります。

対象を中心に全エリア(半径20ｍ)内は青白い雷光に満たされ、暗いことによるペナルティ修正を受けなくなります。
この魔法は物体にかけ、それを持ち歩くことも可能です。

フェイタルギアに忍ばせた妖精が拡声器を使って大きな声で喋ります。
この声は最大で10ｍ程まで届きます。
言語は妖精語で固定であり、ルーンフォークも聞くことができます。

術者の周りに浮遊するフェイタルギアに妖精を挿入しロイドを顕現させます。
ロイドの属性は現在術者が契約している妖精の属性から選択することができます。
この魔法は『魔法拡大/数』には対応していませんが、『魔法拡大/時間』などで顕現時間を増やすことは可能です。
この秘伝魔法に鷹の目の効果を適用することはできず、この秘伝魔法に使用したフェイタルギアは効果の適用中使用することができません。
土属性⇒パイロイド
水・氷属性⇒カイヤロイド
炎属性⇒ロードロイド
風属性⇒スフェロイド
光属性⇒セレロイド
闇属性⇒メラロイド

静電気の蝶を飛ばして、対象に「威力10+魔力」点の魔法ダメージを与えます。

妖精が各々のセンスで写真を撮ってくれます。
写真は歪んでいたり、キラキラとデコレーションされていますがある程度何が写っているかは判別できます。
この魔法で魔物を撮った場合、その魔物の魔物知識判定は「-2」のペナルティ修正を受けます。

妖精や魔動機に対する知識を活かし、その行動を見切って備えます。
効果時間の間、術者は「分類：妖精」もしくは「分類：魔動機」の魔物から攻撃や特殊能力の対象とされた時、回避判定と生命・精神抵抗力判定に「+2」のボーナス修正を得ます。

一定周期で迸る稲妻の網を作り出し、電流の流れを逸らします。
対象が雷属性の魔法ダメージを受ける場合、それを「-4」点します。

対象が近接攻撃、遠隔攻撃を行うとき、その攻撃で使う武器を魔法の武器として扱い、それが発生させる物理ダメージを+2します。
更に、それらの攻撃に現在術者が契約している妖精の属性「土」「水・氷」「火」「風」からいずれかの属性を与えます。属性を与えないという選択はできません。

作り出した人工妖精がレベル4であることを除けば、【インサート・フェアリーⅠ】と同様です。
土属性⇒クリソロイド
水・氷属性⇒アパロイド
火属性⇒カーネロイド
風属性⇒ジェードロイド
光属性⇒ゴシュロイド
闇属性⇒ヘマロイド

対象が装備している金属製の武器・防具・道具の一つを選んで感電させ、「威力20+魔力」点の魔法ダメージを与えます。
その後、対象は30秒(3ラウンド)の間、宣言特技の宣言と一切の補助動作が行えなくなります。
この効果は対象が抵抗に成功している場合には発生しません。

異常感知判定、危険感知判定、罠回避判定を行う際、妖精が咄嗟に教えてくれて、「+2」のボーナス修正を得ます。
この効果は対象となったフェイタルギア小を装備している人に妖精が教えてくれます。
また、ルーンフォークなど妖精を認知できない場合には効果がありません。

対象となった二つのフェイタルギアを用いて、妖精語によるメッセージのやり取りが可能です。
文字数に特に制限はなく、指や棒、言葉などが対応しているため、妖精語の会話/読文どちらかを習得していればメッセージの書き込みが可能であり、メッセージの読み取りも文字による表示と、音声による読み上げがあるため、どちらかを習得していれば問題ありません。

雷を纏ったフェイタルギア射出し、対象に「威力30+魔力」の魔法ダメージを与えます。

対象の周りを浮遊する多数の妖精のホログラムを作り出します。
対象は「形状:貫通」の攻撃に巻き込まれる際、もう一度巻き込まれるかどうかの判定を振り直すことができます。

作り出した人工妖精がレベル6であることを除けば、【インサート・フェアリーⅠ】と同様です。
土属性⇒アンバロイド
水・氷属性⇒ラブラドロイド
火属性⇒バナジロイド
風属性⇒ダイオプロイド
光属性⇒ぺリスロイド
闇属性⇒ターフェロイド

対象は、自身の手番の終了時に精神抵抗力判定を振ります。
この精神抵抗力判定の達成値はこの術を行使した際の術者の行使判定-2となります。
抵抗に失敗した対象はそれから20秒(2ラウンド)の間、宣言特技の宣言、一切の補助動作が行えなくなり、回避判定に「ｰ1」のペナルティ修正を受けます。
また、対象が手番に移動と主動作・補助動作を一切行わなければこの判定は行われません。

この魔法の行使時に、術者は契約している妖精の属性「炎」「水・氷」「土」「風」の中から1つを宣言します。
1体に「宣言した属性ダメージ+2点」の弱点を付与し、同時に他の1体は宣言した属性の攻撃から受けるダメージが-2点されます。
この弱点の効果は魔物知識判定の結果に関わらず適用されますが、《弱点看破》による倍増は行われません。
対象の抵抗力判定により弱点付与の効果が表れなかった場合、ダメージの軽減効果も効果を表しません。

対象をちょっといい匂いのする術者のフェアリーテイマー技能Lv以下の妖精の姿に変化させます。
顔や身体的特徴、体型などをそっくりに再現できますが、飛行したりすることはできません。
正体を疑うものがいた場合、真偽判定(⇒『Ⅰ』119頁)が行われます。

鳥を模った雷を高速で連打し、着弾点にいる複数の対象に「威力0+魔力」点の魔法ダメージを2回与えます。
この魔法の抵抗力判定は1度のみ判定し、抵抗に成功した場合、2回のダメージはどちらも半減されます。

この術の対象となったフェイタルギア中を装備している場合、装備者が眠りに付くと妖精が起こしてくれます。
時間は最長で8時間まで設定ができ、設定した時間が過ぎると妖精が「主動作を用いて覚醒させる」のと同等のレベルで起こしてくれます。

作り出した人工妖精がレベル8であることを除けば、【インサート・フェアリーⅠ】と同様です。
土属性⇒トパロイド
水・氷属性⇒アズロイド
火属性⇒スピネロイド
風属性⇒デマントロイド
光属性⇒クリスタロイド
闇属性⇒クンツァロイド

迸る稲妻を地面へと炸裂させ、対象に「威力40+魔力」点の魔法ダメージを与えます。
この魔法の抵抗力判定に達成値ｰ4以上下回って失敗した、「分類：魔動機」の対象は10秒(1ラウンド)の間、宣言特技の宣言、主動作/補助動作、移動を含む一切の行動を行えなくなります。

対象は自由自在に空を飛んで移動できるようになります。(移動速度は地上でのそれに準じ、移動力は術者のマギテック技能Lv分増加します)
また、近接攻撃を行うときの命中力判定、近接攻撃に対して行う回避判定の全てに「+2」のボーナス修正を得ます。
「○飛行」「○飛翔」「剣の加護/風の翼」「森羅魔法/ウィングフライヤー」など、同様の効果と重複しません。

次に使用するインサート・フェアリーにて2つの属性の性質を併せ持つ特殊な属性の人工妖精を作り出せるようになれます。
選択する属性は現在術者が契約している妖精の属性の中から2つ選ばなくてはなりません。

HPが0以下になった対象へ蘇生装置を飛ばして生還を手助けします。
対象が生死判定を行う前に使用でき、対象が行う生死判定に「+3」のボーナス修正を得ます。
この魔法はHPが0になった者が現れた場合に手番を無視して使用できますが、この魔法を使用した場合、次のラウンドが終わるまで術者は【バイタルレスキュー】を含むあらゆる主動作を行えません。

この魔法を使用する場合、術者は魔動機術レベル8の魔法【パイルシューター】にて作り出された武器〈パイルシューター〉を保持している必要があります。
術者は契約している妖精の属性の中から1つ属性を選ぶことができ、対象に選んだ属性の「威力40+魔力」点の物理ダメージを与えます。
この攻撃は魔法の刃武器/打撃武器と同等の性質を持つものとして扱われ、その性質は術者が魔法の使用時に任意で決めることができます。
術者が属性を選ばなかった場合、刃武器であれば断空属性、打撃武器であれば衝撃属性として扱います。

作り出した人工妖精がレベル10であることを除けば、【インサート・フェアリーⅠ】と同様です。
土属性⇒ルチロイド
水・氷属性⇒インディゴロイド
火属性⇒トリプロイド
風属性⇒ペリドロイド
光属性⇒ムーンロイド
闇属性⇒アメジロイド

宝石のように煌く稲妻を射出し、対象に「威力50+魔力」点の魔法ダメージを与えます。

この秘伝魔法を行使する際、術者が現在使用可能な《フェイタルギア(大)》を任意の数選択し、使用します。
行使後、射程内にいる任意のキャラクターを、この秘伝魔法で選択した《フェイタルギア(大)》と同じ数だけ対象にとり、そのキャラクターのMPに「3」点の確定ダメージを与えます。
また効果時間中は、術者の手番開始時にも同じくそのキャラクターのMPに「3」点の確定ダメージを与えます。
この秘伝魔法の効果終了後、この秘伝魔法で与えたダメージの合計点数分、術者のMPを回復します。

この秘伝魔法の行使時、術者は現在術者が契約している妖精の属性から2種類の属性を選びます。
2色の光の奔流を氾濫させ、対象に「威力30+魔力」の魔法ダメージを2回与えます。
この際、与える魔法ダメージの属性は行使時に選んだ2種類の属性1つずつとなります。

二つの電極を射出し、対象へ「威力40+魔力」点の魔法ダメージを与えて後方へ3mだけ後退させます。
その後、着弾地点から左右に5m(計10m)を上限とする放電する壁を展開します(基本戦闘の場合、着弾したエリアとその1つ後ろのエリアとの間(例：前線エリアに着弾した場合、自軍後衛エリアとの間)に壁を展開します)。
この壁は厚さ0センチ、高さ3m、長さ10mをそれぞれ上限としており、物が通る度に放電するため、視界は遮りません。
この壁を通過する「形状：射撃」「形状：貫通」「形状：突破」の魔法/効果/特殊能力や、ボウ、ボウガン、ガンなどの射撃攻撃の威力は一律で「-40」されます。
形状は直方体に限られ、折ったり、曲げたりして建てることはできません。
また、必ず地面から垂直に立てられます。
キャラクターは、この壁を通過しようと試みることができます。
その時には、精神抵抗力判定が行われます。
失敗したら、通過できずに直前エリア(基本戦闘)または直前1mの座標(上級戦闘・熟練戦闘)で、移動を終了します。
その上で、「威力40+魔力」点の魔法ダメージを負います。
精神抵抗力判定に成功すれば、半減したダメージを受けた上で、壁の通過が可能です。
「形状：突破」や強制的に移動させられる効果でこの壁を通過しようとするキャラクターは精神抵抗力判定を行いダメージを半減するか否かを判定し、通常通り移動が可能です。