戦いとは無縁の一般家庭に生まれた。
まだ幼い頃、妹とかくれんぼをして遊んでいた時に妹が魔物に襲われてしまう。
恐怖に呑まれて動けず、妹が嬲り殺しにされるところを見ていることしかできなかった。

その事件から自分に絶望して数年間引きこもっていたが、
二度とあんな思いはしまいと一念発起し、研鑽を重ねた。
さらに力を付けるためにユーシズの魔法学校へ入学を決意した。

身長は175cmくらい

・己に何らかの誓いを立てている
・血縁者と死別している
・引きこもっていたことがある

・人々を守るため

飛空船で学園に向かう道中でルーズと知り合った。ちょっと変わってはいるが、中々面白い奴だった。
学園では武術学科に入り、組分け試験でルーズ、リーリエ、テディ、ジャヤと5人パーティを組むことになった。
みんな個性的でちょっと抜けている所もあるが、賢くて頼りになる奴らばかりだった。
試験の感触は悪くなかったが、結果は1年生スタートだった。
戦闘であまり活躍できなかったのが俺の今後の課題になりそう。鍛えなければ。
クラスはデモンズラインになった。ジャヤとは学科もクラスも一緒だった。仲良くなれそう。

授業が始まった。単位をいくつか落としても大丈夫なように多めに授業を取ったが、
座学が思ったよりもきつい。だが魔動機製作の才能があるかもしれない。
補習の分を考えてお金を稼いでおかねば。週末はバイトに励みたい。

陸上競技部に入った。ニッチーと一緒に練習していると、
突然デカい熊が乱入してきてビックリした。この辺りじゃよくあることなのか？

森林清掃ではテディとイロハニーと3人で班を組んでデカいヘビを倒したり掃除したりした。
ルーズとリーリエとアーダと合流したところでデカい熊が出たので倒した。この辺りは熊がよく出るんだな。
話によると、デカい猫もいたらしい。ユーシズってデカい動物だらけなんだな。
後はテディが授業中に寝てたらしい。なかなか肝が据わってる奴だ。

ルールとサラとは一緒に昼飯を食べたが、奢らされた。デモンズラインはみんなこうなのか？
バイトしなければ。

相変わらず座学系の授業は大変だが、最近は友達と教え合うことが増えて随分とやりやすい。
だが俺は教えるのが下手らしいのでせめて得意科目でみんなの役に立てるよう頑張る。
見かけた生徒の半分くらいとは知り合いになった。あと一部の先生にも気に入られているようだ。

大魔技戦にはジャヤと組んで出場した。分かってはいたがいつもパーティを組んでる仲間はみんな強かった。
グリフォンロード戦はリーリエに対してあまり対処できず、ジャヤに大きな負担を掛けてしまった。
モンストラスロア戦ではジキャンニが魔法は厄介だったし、マイルドとの連携も取れていて手強かった。
最終的に俺の得意な持久戦に持ち込むことが出来、なんとか粘り勝ちした。ジャヤの頑張りに報いることが出来たと思う。
優勝もできてかなり嬉しい。
…試合中、教師席からの視線を感じた気がする。

しぬほどべんきょうした

筆記試験は…思ったよりもまあ…。少なくとも歴史は行けた。
実技の方は、なかなか歯ごたえがあった。
開始すぐにジャヤと合流できたのはデカかった。
途中でミノタウロスと遭遇したが、俺たちは足が速いから割と余裕で逃げ切れた。
なんやかんやあって他の奴とも合流しながら魔物を蹴散らした。
全員集まった後はミノタウロスと闘った。途中リーリエがピンチになってちょっと焦ったが
試験のラスボスっつうこともあって全力でぶちのめした。

だが本当のラスボスはトロールだった。
後衛の魔力が割とカツカツの状態だった上にリーリエもケガして、しかもジャヤ達もいない。
そのうえ相手はタフな奴らで、しかも神聖魔法で回復までしやがる最悪の状況だった。
俺は前で囮になって避けることしか出来なかったが、何とか胸を張れる結果を残せたと思う。

試験はなんとか終わった、後は補習と追試とアルバイトを頑張るだけだ。