友にとどめを刺した
戦いで逃げたことがない
一族と確執がある

職業

暗殺者/密偵

身長

171cm

体重

55kg

特徴

冷酷 忠誠心が高い

好きな物

闘い

苦手な物

ない

趣味

修練

過去

雇われの暗殺稼業を営む一族のもとに生を受けた。彼らは特定の主人を持たず、依頼されればどんな相手にも付き従い、どんな標的であろうと暗殺を遂行する…… それを信念とする者たちだった。だが、彼はその在り方を好ましく思っていなかった。
彼は一族の中でもトップクラスの素質を持ち、それを自負していた。だからこそ、自分が認めてもいない者のために働くということは、激しい嫌悪感と怒りを抱かせるのに十分だったのだ。
ある日、いつものように暗殺の依頼をこなしていた彼の目に、あるドレイクの姿が映る。実力自体は凡庸なもの――今まで見てきたどのドレイクとも変わらなかった。だが、なぜかその姿は鮮烈に彼の網膜に焼き付き、「あのドレイクこそが主にふさわしい」と、直感が告げていた。

――何としてでも、あの方に仕えたい。

そう決心した彼の前に立ちはだかるのは、一族という重く冷たい枷だった。
特定の主を持つことは許されず、誰に対しても平等に。それが一族の理念であり、破ることは決して許されない掟であった。彼が一族に属する限り、その禁忌は一生つきまとう。
ならば――

一族そのものが無くなってしまえばいい

それは、思いのほか簡単だった。
一族の者たちは、主人を金で選ぶ関係上、他者を信用することはない。その反面、身内に対しては絶対的な信頼を置いていた。だからこそ、背中を刺すのは容易かった。
最初に疑われるのは、当然ながら外部の犯行である。一族は金さえあれば誰でも殺す。信念も仁義もなく、数多の者たちから恨みを買っていた。命を狙われる理由など、挙げればきりがない。
誰が身内を殺したのか？　先日殺した従者の主か？　それとも、かつて金で裏切った陣営の報復か？　さまざまな疑念が飛び交う中、それが身内による犯行であると気づいた時には、すでに一族のほとんどが命を落としていた。

とうとう一族を皆殺しにした彼は、あの日目にしたドレイクのもとへ向かう。
殺した中には友と呼べる者もいた。だが、それも些細なことだ。主のもとでは、自らの意志などあってないようなものなのだから。

現在

無事に主を得た彼は、その傍らで忠実に働くようになった。
その忠誠心は深く、常に主の隣で戦い、主が戦う限り、彼もまた決して逃げ出すことはない。
主が前に進む限り、彼が裏切ることは無い。

「相応の力は、相応しき者が振るうべきである」

それが、彼の根幹に据えられた信念であり、彼のすべての行動を導く原理そのものである。

ハーゲン・フォン・ヴォイルシュ

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