容姿・経歴・その他メモ

頭部形状 モチーフ 狼

部族を束ねる王には沢山の子供がいた。
強いものが王になる。
それがその国のルールだ。
王の跡継ぎを子供達は日々争った。
俺はそこに生まれてからすぐそれに巻き込まれることになった。
王は強きものでないなら仕方ないと諦めていたが、王の側近の中には俺をずっと守る人がいた。
それは武芸の達人とも呼べるほどの実力で、息子達に挑まれても、簡単に返り討ちにしてしまった。
幼くして、その武芸の達人に技術を教えられ、強くなる機会に恵まれた。
六歳になったある日、武芸の達人は召集があり、魔物の討伐に向かった。
その時に俺は神の供物としての生贄に連れ去られてしまった。
自分でなんとかするには酷く難しい環境、武芸の達人に助けてもらって、事なきを得た。
王には強いものしかなれない。そして、弱いものは死ぬ。誰よりも速く、抜け目なく、その身を潜め、最良を選択する。それは俺にとって日常であり、生き延びるために必要なことだった。それができなければ、死ぬのだから。
14歳になった頃、俺は明確に武芸の達人に憧れていることを自覚する。自分もいつか、そんな風になりたいと思った。
大きな力は必要ない。どんな敵も、急所を正確に貫くことで倒しうるのだ。武芸の達人にそう教わって以来、急所を的確に狙うことを覚えた。まだ武芸の達人程ではないが、かなり急所に当てられるようになった。
24歳になった頃、恋人ができた。自分の住んでいた所から離れて暮らし、それなりに安全な生活をしていた。それなりに仲は良かったが、10年後恋人は残酷にも殺された。甘かった。10年もの間平和だったから油断していた。弱いものが死ぬ。それを思い出すのに時間はかからなかった。恋人が死んで、恋をするのはやめようと思った。今の自分では守ることが出来ない。力がない。どうにもする事が出来ない。愛していた女性を、自分は守ることができなかったのだ。だから自分の目の前の人だけは守れるように僕は王になる(強くなる)。
そのために冒険に出た。

セッション履歴

収支履歴