この秘伝は、鎧を瞬時に脱いで身軽となり、鎧を着用していたときの動きで想定していた相手を惑わす戦法です。〈脱ぎ捨て加工〉を施された〈非金属鎧〉〈金属鎧〉を補助動作で脱ぎ捨てた手番から３０秒（３ラウンド）の間、次の効果が適用されます。回避力判定に「着用していた〈非金属鎧〉〈金属鎧〉の防護点÷３（端数切り捨て）」のボーナス修正を得ます（最大で＋４）。また、着用していた〈非金属鎧〉〈金属鎧〉に回避力判定へのペナルティ修正があるなら、そのペナルティ修正と同じ値だけ命中力判定にボーナス修正を得ます。この秘伝の効果は、鎧を脱ぎ捨てた後に、何らかの方法で自身の姿形や体型が大きく変わった場合、適用されません。

この秘伝は、自身が着用していた鎧を脱ぎ捨て、その脱ぎ捨てた鎧が自身の存在する乱戦エリア内にある状態で、近接攻撃を行うときに宣言し、その攻撃１回に有効です。落ちている鎧の部品を攻撃対象目掛けて蹴り飛ばし、攻撃対象を一瞬怯ませます。死にかけた蝉が突然勢いよく飛んで来る様子に似ていることからこの技名が付きました。これにより、命中力判定に＋３のボーナス修正を得ます。この効果は、《牽制攻撃Ⅲ》を習得しているなら、＋４となります。

この秘伝は、攻撃対象の鎧や鱗などの隙間を狙って攻撃する突き技です。カテゴリ〈ソード〉または〈スピア〉の武器で近接攻撃を行うときに宣言し、その攻撃１回に有効です。命中力判定に－２のペナルティ修正を受けますが、攻撃が命中した場合、攻撃対象の防護点を「０」として扱います。リスクとして、あらゆる回避力判定に－１のペナルティ修正を受けます。

この秘伝は、〈脱ぎ捨て加工〉を施された〈非金属鎧〉〈金属鎧〉を１分（６ラウンド）で装備することを可能とします。