"五身合体"No.4(ブルーティユース(右脚))
- 知能
- 命令を聞く
- 知覚
- 機械
- 反応
- 命令による
- 言語
- 魔動機文明語
- 生息地
- 遺跡
- 知名度/弱点値
- 15/19
- 弱点
- 命中力+1
- 先制値
- 15
- 移動速度
- 40(車輪)/―
- 生命抵抗力
- 12 (19)
- 精神抵抗力
- 12 (19)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
ライトニングマシンガン | 16 (23) | 2d6+17 | 11 (18) | 15 | 91 | 87 |
ガトリングランチャー | 16 (23) | 2d6+15 | ― | ― | ― | ― |
ユナイトブレード | 16 (23) | 2d6+26 | ― | ― | ― | ― |
特殊能力
○ブルーティユースの共通能力
[常]土、水・氷、炎、風、雷属性無効
[常]オプション:リアクトセーバー
「ミサイル」とついた行使判定を行う特殊能力を、移動方法に関わらず使用することができます。
[常]マナコーティング(6)
自身が受けるあらゆる魔法ダメージを「-6」点します。
[常]複数の攻撃手段を持つ
この魔物は複数の攻撃手段を持ち、任意にどちらを使用するかを決める事ができます。
[常]ターゲッティング&鷹の目
乱戦に飛び道具を射ちこんでも誤射しません。また、遮蔽越しに射撃攻撃を行えます。
[補]トランスユニオン
この魔動機群は5体で合体することで最大スペックを発揮できるように設計されています。
「合体」中にこの特技を使用して、メイン機の変更や合体解除を行う事ができます。
ダメージに対して「合わせて1体(1部位)」として扱われ、適用ダメージを部位数で等分(端数切り上げ)して全ての部位に振り分けます。
受動判定は全てメイン機が行います。
[常]ブレイク
死に瀕した彼等が見せる、底力とも言うべき覚醒状態です。
自身の手番に補助動作で使用するか、HPが「0」点以下になった際に自動的に発動します。
また、いずれかの部位が「[常]ブレイク」を使用した場合、他の部位も次の自身の手番開始時に「[常]ブレイク」を自動的に使用します。
死亡、気絶を無効化し、HPが「0」点以下の場合、HPを生命抵抗力の基準値と同じ値に回復します。
この特殊能力が発動すると、魔法、特殊能力、アイテム等による回復を一切受け付けなくなりますが、魔法、技能、特殊能力、アイテム、効果の使用に際して、本来払うべきMP、HPを全て無視することができるようになります。
この能力は1戦闘に1回まで使用可能です。
[常]小回りがきかない
身体が大きすぎて、同じ場所に攻撃を集中させられません。
同じ対象には1ラウンドに1回までしか攻撃を行えません。
[常]自壊
ぶっつけ本番の合体戦闘は、各部に大きなダメージを与えていきます。
ラウンドの終了時、それぞれの部位は、「最大HPの半分(端数切り上げ)」の確定ダメージを受けます。
このダメージは「合体」によるダメージの等分を無視して与えられます。
これによる減少でHPが「0」点以下になった場合も、「[常]ブレイク」は発動します。
省略された特殊能力
[常]オプション:タンクレッグ
先制値+6、打撃点+2、防護点+2
[常]オプション:増加装甲
先制値-1、最大HP+10
[常]オプション:補助コンバータ
先制値-5
[常]剣のかけら×2
生命抵抗力+1、精神抵抗力+1、HP+10、MP+2
[常]ライトニングマシンガン
ライトニングマシンガンは「射程/形状:2(25m)/射撃」で「対象:1体」、「装填数:3」の射撃攻撃として扱います。
この攻撃は打撃属性の魔法の武器として扱い、物理ダメージを与えます。
また、自身の存在する乱戦エリアを対象とすることはできません。
[常]ガトリングランチャー
ガトリングランチャーは「射程/形状:2(35m)/射撃」で「対象:1エリア(半径3m)/5体」、「装填数:3」の射撃攻撃として扱います。
この攻撃は打撃属性の魔法の武器として扱い、物理ダメージを与えます。
また、自身の存在する乱戦エリアを対象とすることはできません。
[主]ソリッドシューター/13(20)/精神抵抗力/半減
「射程/形状:2(25~45m)/射撃」で「対象:1体」に無反動砲を発射し、
「2d+20」点の炎属性の魔法ダメージを与えます。
この特殊能力は魔法の行使判定と同様に扱い、知力、魔力、行使判定へのボーナス・ペナルティ修正が有効です。
移動も魔法の行使同様、制限移動に限定されます。「装填数:2」です。
[主]ハンドミサイルランチャー/13(20)/精神抵抗力/半減
「射程/形状:2(25~45m)/射撃」で敵に大量の誘導弾を浴びせます。
「対象:1エリア(半径3m)/5体」に「2d+17」点の炎属性の魔法ダメージを与えます。
この特殊能力は魔法の行使判定と同様に扱い、知力、魔力、行使判定へのボーナス・ペナルティ修正が有効です。
移動も魔法の行使同様、制限移動に限定されます。「装填数:2」です。
[常]ムーブ&ファイア
この魔動機械は、常に移動を繰り返し、最適なポイントから攻撃を行うことを得意としています。
この魔物が通常移動、全力移動を行ったラウンドに、
自身が行う攻撃やダメージを与える特殊能力のダメージを+「3」点します。
[常]戦場の勘
生死の境目において、トップクラスの判断力を持ちます。それを人は、"戦場の勘"と呼ぶのです。
この魔物を中心とした「全エリア(半径25m)」「対象:1体」の判定直後に使用を宣言する事ができます。その判定を振り直させることができます。
この効果は拒否することもできます。その場合、使用したことにはなりません。この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。
また、同名の特殊能力は1つの判定につき一度までしか使えません。この能力を使用すると、MPを9点消費します。
[常]ブロウビート
意識の間に差し込む妨害によって、心理的に揺さぶりをかけます。戦いの次元が高度であればあるほど、僅かな隙が命取りとなります。
「射程/形状:2(100m)/起点指定」「対象:1体」の判定直後に使用を宣言する事ができます。その判定を振り直させることができます。
この効果は拒否することはできません。 この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。
また、同名の特殊能力は1つの判定につき一度までしか使えません。この能力を使用すると、MPを13点消費します。
[補]レリーズ
対象を鼓舞する事で、その身を襲う害悪を取り払います。
「射程/形状:2(100m)/起点指定」「対象:1体」で受けている不利な効果を、達成値の比べ合いなしに一つ解除します。
どの効果を解除するかは対象が任意に決定します。拒否することもでき、その場合、使用したことにはなりません。
この能力は1ラウンドに1回まで使用可能です。この能力を使用すると、MPを9点消費します。
[補]ターボダッシュ
装備されているターボローラーを用いて、変幻自在の機動戦を行います。
この特殊能力は、移動前にしか使用できません。使用すると宣言なしに、自動的に乱戦を離脱、続いて乱戦範囲外の任意の地点まで、任意の方法で移動を行ないます。
この際乱戦離脱によってペナルティを受けることはありませんが、移動は行った扱いになります。
また、そのまま手番を続行することができます。
[補]機動砲撃
高速移動を行いながら、速度を殆ど落とす事なく砲撃を実行することができます。
このキャラクターは、通常移動、全力移動を行っていたとしても、
この特殊能力の効果によって、制限移動に限られる行動を可能とします。
この能力を使用すると、MPを17点消費します。
[補]心の乾き
この能力を使用した手番中に行う、攻撃やダメージを与える特殊能力のダメージに+「3」点します。
この効果は累積しません。この能力を使用すると、MPを9点消費します。
[補]魔力充填剤
自身のMPを「2d+53」点回復します。この能力は1ラウンドに1回まで、1日に2回まで使用可能です。
解説
ブルーティユースの右脚になったライトニングです。
その高い近接戦闘能力を他の部位へと与える代わりに、自らの抵抗が僅かに下がっています。
その分、弱点であった素の装甲の薄さが改善され、性能の隙が減ったと言えます。
人間の魂を組み込むという非人道的な製造方法、変形、合体機構の代償に高騰した製造コストから、試作で終わりました。
生前はNo.3と共に部隊でも一番の問題児コンビでしたが、その類まれなる戦闘センスは他を寄せ付けないものでした。
現在は生前のバトルジャンキーの側面だけが残っており、戦闘に高い意欲を見せています。
ブルーティユース
5機の試作魔動機達が変形、合体して構成された大型魔動機です。元々は、役目がない試作機達の再利用先を探してのプロジェクトでした。
しかし、試作機達は一部を除いて、試作に終わるだけの理由がある……有り体に言えば、欠陥機ばかり。そこで、互いの弱点を打ち消すべく、ユニオンの持っていた合体、変形能力に焦点が向けられました。各試作機にその機能を仕込み、なんとか合体するようになりましたが、今度は別の問題が発生します。これだけ複雑化した試作機は、事前にインプットする命令コードだけで動かすのは無理があったのです。
その解決のために、開発チームは道を踏み外しました。
かつて存在した「魔動天使」という存在を参考に、人族の意識を電子化して組み込む事にしたのです。選ばれたのは、社会的地位の低いナイトメアで構成された6人の傭兵達でした。しかし、そこまでの禁忌を犯してまで作成された試作機は、人道的観点からの批判が相次ぎ、計画はあえなく凍結。試作された機体達は"試作機の墓場"とも呼ばれる、秘匿爆撃機基地にモスボール処理されて放置されました。
しかし、彼等の命運は不思議な方向に転がりだします。派手な色に塗り分けられた機体に、変形、合体機能。それらに創作意欲を掻き立てられた人物がいたのです。
5色のヒーローが、必殺の合体アタックで悪を滅ぼす……
名前そのまま「ブルーティユースシリーズ」として発行されたその小説は、大きな反響を呼びました。これによって、彼等自身の扱いとは裏腹に、魔動機文明時代のテラスティア大陸では、高い知名度を持っていました。