容姿・経歴・その他メモ

名前は古い言葉で『青い空』。本名ではなくコードネームらしい。

彼は戦士だった。多くの戦士たちを率いて、何か強大な相手と戦っていた。
それは強大な蛮族の王だったのかもしれない。あるいは、魔神だったのかもしれない。
ただわかるのは、文字通り、彼の生きる世界……文化と民族の存亡をかけて、彼が戦ったということだけだ。
そして、その果てに彼は死んだ。
目的を達し、平和をつかんだのか。
それとも、彼の故郷は滅び、今は何もない原野が残るのみなのか。
それはわからない。彼は何も覚えていない（少なくとも、彼はこれについて一切語ろうとはしないだろう）、それは遥か、はるか昔の話だったのだから。

身体の感覚が戻る。動きを止めたはずの心臓が鼓動を打ち、すでにないはずの四肢に力が巡る。
彼は目を開けた。そして、彼は自身の、カーテンコールまで済んだ物語の幕が、何者かによって再び開かれたことを悟った。

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