聖印と神像

聖印は、竜がブレスを放っている姿を象った石板がよく用いられます。ファフニールのブレスの威力は強大で、ひとたび放たれれば地図を書き換えてしまうほどの規模だった、と伝えられています。

その像は一本の角を生やした竜として描かれることが主です。空を翔ける姿や、ブレスを放つ姿、ただ佇む姿など様々で、顔や鱗の形状など細部に違いがあり、統一はされていません。しかしどの像も、「前肢の指が6本である」ことは一致しています。

神格と教義

ファフニールは、神紀文明時代に存在していたとされる、ドラゴン達の王です。"竜王"と呼ばれることもあります。

ファフニールがどの剣から神格を得たのかは不明です。そもそも、ドラゴンである彼が剣の使い手となり得たのか、という点に疑問が残ることから、「<始まりの剣>に依らずに神へと成ったのではないか」という説すらあるほどです。

彼に関する情報はほとんどが失われています。ただ、「酷い裏切り」によって英雄に打ち取られた、と伝えられるのみです。

格言

「我々は、再び地上へと戻る。」

「人の傲慢に対して報いを受けさせるべく、そして、我々の雪辱を果たすべく。」

「その時まで、今は待とう、同胞よ。」

備考

この神格は現代において、限られた竜族にしか信仰されていません。人族社会においては既に滅んだもの、または忘れ去られたものであるため、この神を信仰しているキャラクターを作成することはGMが特別に許可しない限りは禁止します。

全ての特殊神聖魔法は、「ドラゴン語の会話能力およびそれによる祝詞の発声」を行使条件とします。また、【セイクリッド・～】【ヴァイス・～】系の魔法は両者とも行使できません。