容姿・経歴・その他メモ

「俺の名はヴェルナー。『赤銅の血潮亭』の店主をやっている元冒険者だ。気軽に『ヴェル』って呼んでくれ！」
「お偉いさん方は難しく考えすぎなんだよ、困ったら殴り合いで解決すればいいじゃねぇか。」
「ま、とりあえず酒でも飲みな！時には明日のことは明日の自分に任せたっていいんだよ！」

ビルド構想:2.5ルールで作る単体特化グラップラー
モチーフキャラクター:アレックス・ルイ・アームストロング（鋼の錬金術師）
Theme Song:「Into The Red」/MIYAVI

キングスレイ鉄鋼共和国の首都「キングスフォール」の冒険者ギルド「赤銅の血潮亭」の店主をしているリルドラケンの男性です。　

その性格は豪放磊落、細かいことを気にせず人となりで相手を判断する懐の深い人物です。依頼についても冒険者のレベルに合ったものを持ってくるため、所属冒険者からはおおむね好意的に見られています。バーのアルバイトをしていた経験があり、お酒についての知識は一級品です。成人している冒険者には酒をよく勧めてきます。彼自身が少し特殊な経歴を持っていることから、キングスフォール内でも彼のもとに人生相談に来る人が後を絶ちません。

…しかし、少し脳筋なところがあり、「言って分からないなら殴り合えばいい」という野蛮な思考をすることがよくあります。
そのことから、ライムを含めた「赤銅の血潮亭」従業員からは「アホ」「ポンコツ」などとかなり辛辣な扱いをされています。
元冒険者であり、英雄級の実力を持つ拳闘士です。また、キングスフォールの裏社会では「拳鬼」の二つ名と共に彼の名が知られています。

拳と△「フェンリルバイト」での4連撃を主火力とする近接アタッカー。
△「アーマーラスト」〆「マルチアクション『デモニックスキン』」で敵の防護点を削り、△「ターゲットサイト」△「キャッツアイ」〆「インファイトⅡ」で命中を盛って相手を殴り倒す単体特化のボスキラー。
クリティカルと魔法を主体にダメージを出すクラウスとはうって変わって、手数と固定値で攻めるタイプのキャラクター。
固有装備「ファフニール」は自身のHPと引き換えに近接攻撃を大幅に強化する効果を持ち、デメリットは大きいが〆「ブレイズエンド」を「リブート」「ファストアクション」「ヘイスト」などの主動作を増やす効果と組み合わせることで凄まじい火力を叩き出せる。


【固有装備】
「ファフニール」
格闘/1H拳/ランクB
必筋10/命中+1/威力15/C値⑪/追加D+2

〇「ヴェルナー・アルベルト」専用装備/魔法の武器

〇妖精加工・アビス加工・イグ二ダイト加工不可

〇防護点+1

〇「タイラントブレイズ」
自身のHPが最大値より低い場合に発動します。
自身がこの武器で行う近接攻撃のダメージを全て+Xします。
Xは「自身の現HPと最大HPとの差を5で割った値（切り上げ）」です。

△「フレイムロア」消費HP10点
自身が近接攻撃を行う前に宣言できます。
このラウンド中で自身が行う近接攻撃全ては「炎」「純エネルギー」「衝撃」属性を持ち、命中に+1され、追加ダメージに+3されます。

〆「ブレイズエンド」消費HPX点
この効果は1日1回しか使用できず、使用時に自身のHPを1点以上消費する必要があります。
このラウンド中、自身の近接攻撃全ては物理ダメージではなく「炎」「純エネルギー」「衝撃」属性の魔法ダメージとしてダメージ計算を行います。更に、全ての最終ダメージに+Xします。
Xは「宣言時に自身が消費したHPの点数」です。

【解説】
とある戦いでヴェルが装備していた籠手が彼の想いと「炎武帝」グレンダールの加護を受けて変化したものです。
自身の生命力を炎に変換することで、痛烈な連撃を叩き込めます。最大稼働させれば、その拳は魔法そのものと化し、強靭な鎧さえも貫くことができますが、装備者への負担が大きいため連続での使用は困難です。



















「存在理由なんて知るかよ。お前が今、本当にやりたいことは何だ？」

「私は…私は…皆さんと一緒に、またもう一度、旅がしたいです。」　

「なら生きてていいんだよ。お前はその『存在理由』とやらに反した行動をとれたんだ。何を迷うことがある？」

「私は、まだ、生きていてもよいのでしょうか？人族を滅ぼすために作られた、この私が…」

「ああ。だから俺達はここに来たんだよ。」

「…皆さんは、ズルいです。お節介です。兵器としての私より、人としての私を信じるなんて。」

「では、私からも一つお願いがあります。あのカクテル、もう一度作ってくれませんか？『ヴェル』。」

「…へへっ、お前がその名で呼んでくれるのは初めてだな。お安い御用だぜ。」












True Theme Song:「晴る」/ヨルシカ











【過去】
　彼は幼少期、キングスフォールの裏路地に生きるストリートチルドレンでした。しかし、彼には類稀なる拳闘の才があったため、喧嘩に明け暮れた結果、愚連隊のリーダーとして「拳鬼」の名で知られることとなりました。
　ある時、一人の男が彼にガンをつけられました。その男は冒険者でした。男はヴェルを叩きのめした後に、「お前は筋がいい。その力を世のために使え」と言い残して去っていきました。

　ヴェルは彼に憧れ、冒険者の道を志しました。冒険者となった彼は、様々な依頼を受け、その名声を上げていきました。そして彼が「紅蓮」の通り名で呼ばれるようになった頃、彼は旧知の冒険者であるウォーレンの誘いで「七色の篝火」に加入しました。「七色の篝火」ではアルやリアナとともに最前衛を担当しています。

冒険を続ける中で、「七色の篝火」はとある遺跡の調査依頼を受けました。その遺跡は、〈大破局〉前に存在した蛮族の研究拠点でした。

そこで彼らは隠された区画を発見し、特殊なジェネレーターの中で眠るライムを見つけました。
当時、彼女は自身の記憶のほとんどを失っており、その存在の特殊性から「七色の篝火」が彼女を保護し、メンバーとして迎え入れました。

ある時、ライムはとあるきっかけから全ての記憶を思い出します。彼女は蛮族によって人族の抹殺を目的として造られた兵器だったのです。
それにショックを受けた彼女は、「七色の篝火」を離れました。「私の製造目的が人族の殲滅であるのに、あなたたちと旅をすることはできない。」と言い残して。

残された「七色の篝火」メンバー達は即座に会議を行いました。丸1日に及ぶ話し合いの結果、彼らはライムを説得しに向かうことに決めました。

ライムは自身が眠っていた古代遺跡の機能を使い、自身とジェネレーターを破壊しようと考えていました。

遺跡にたどり着いた「七色の篝火」メンバーは彼女を止めようとしましたが、ライムの意思は固く、説得を拒否したためメンバー達との戦闘に発展しました。

「蒼色の女神」としての彼女は「七色の篝火」を以てしても強大であり、これまでで最も激しい戦いとなりました。
なんとかライムに勝利したメンバーたちですが、ライムの意思は変わりませんでした。そんな中、誰よりも真っ直ぐにライムを説得し続けたのがヴェルでした。

彼はライムに「存在理由に囚われる必要はなく、自分がやりたいことをすればいい」と主張、これがきっかけとなって、ライムは「七色の篝火」へと復帰することとなりました。

その後、「七色の篝火」は様々な依頼をこなし、英雄級冒険者パーティとしてアルフレイム各地で知られることとなりました。

その後、とある冒険が終わったことを機に、「七色の篝火」は一時解散することになります。ライムの秘密を守るため、メンバーは地元でそれぞれ冒険者の店を開業し後進の育成と共に各店のマスターが代々ライムに関する情報を引き継いでいくこと、国を揺るがす大事件が発生した際はまたパーティとして集結することを誓いました。

ライムの機体を作成する特殊ジェネレーターは各国首脳との話し合いの結果、最も魔動機術への造詣が深いとされたキングスレイ鉄鋼共和国に置かれることになりました。
そして、それを隠すための冒険者の店こそが「赤銅の血潮亭」であり、店主としてヴェルが、修理屋としてライムが在籍している理由となっています（なお、店主にヴェルを選んだのはライム本人です）

これらの情報はキングスレイ国内でも首脳のみが知る秘匿事項となっており、ライムが有する機能の一部には彼女自身により厳重なプロテクトがかけられています。
このプロテクトの解除には、「キングスレイ鉄鋼共和国の現元首（鉄鋼総裁）と『七色の篝火』メンバー全員の許可」を要することとなっており、これはライム本人でも破ることはできなくなっています。

「鉄道卿」の中でもこれらの情報を知る者は限りなく少なく、「赤銅の血潮亭」並びに「七色の篝火」と協定を結んでいる限られた家の者だけに話が伝えられています。

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