容姿・経歴・その他メモ

魔物に襲われたことがある○
役に立たない得意技がある
本来とは異なる性別として育てられた
命を救われたことがある○
家族に冒険者がいる（いた）○
弱みをにぎられている（いた）

ザルツ地方にある花の国と呼ばれる、フェンディル王国周辺の、花の丘に埋もれている遺跡内部で突如覚醒する。理由は遺跡を調査中だった冒険者の魔法により遺跡の電撃魔法トラップが作動。壊れかけていた実験体用休眠機に軽い雷魔法が落ち休眠が解ける。数分の時間が経ち目を開け、鋼鉄の重厚な蓋をこじ開けると、辺りは赤黒く染まっており、正面には漆黒の獣が恐らく人であったのだろう物を貪っている。凄惨な光景に目眩がし、地面に倒れるまでの少しの間に目に写った6010という意味の分からない数字が今でも鮮明に刻まれている。再び意識が覚醒したときには真っ白い天井が目に写っていた。どのぐらいだろうか、長く自分が眠っていた箱と比べるまでもないほど柔らかく温かいベットの上に横になっていた。自分の欠伸の音に気がついたのか記憶にないどこか楽しげな足音が近づいて来る。少しの恐怖を覚えながら扉の方を見ると間髪を入れず扉は開かれて少し年上のように感じる女性がズカズカと入って来た。君の名前はロートだ！と言われ突然の出来事に唖然とする。少し間を置いたところで、穏やかな口調になり、ここは彼女の家で、遺跡の深層域を縄張りとする遺跡荒らしと呼ばれるレッサーマンティコアの強固体に遭遇し、食べられかけたところを凄腕フェアリーテイマーである彼女に救われ、この街、ディルクールに運ばれたのだと言う。覇気を纏っていない目の前の彼女が、話の流れから察するに自分を救った命の恩人であることに少し思考を巡らせた後に気付き、忙しく腰が折れんばかりに頭を下げた。そこから1年半後、15歳になった日に、仕事からそろそろ帰るであろう姉と食べる料理のため下準備を済まそうとしていると、頭の奥底から痛みが走り大量の記憶が映し出されるのを感じる。落ち着くと、徐々に内容を紐解けるようになり、魂をもて遊び異常なまでの力に特化した進化に生き物を改変してしまう存在を許してはならないという風に革新を得る。記憶では、幾度と繰り返された実験から、見慣れた魔物、おどろおどろしい魔物が世界に蔓延っており、そこで戦っていたと考えられるものだった。今すぐにその生物兵器を創り出す力を排除しなければと身体が疼いてしまう程凄惨な記憶だった。しかし、今の自分には遺跡で会ったあの怪物のようなものに打ち勝つ力は無い。慌てて街に飛び出し姉を探しに行こうとした。扉を開けた正にその時、姉は家の前に居て血の気の引いた険しい形相に驚愕していた。その夜、たった一人の家族として信頼を寄せている大切な姉に前世の記憶を打ち明けた。

船長のコネ（アルフレイム大陸）

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