ワタシはバジリスクの親からウィークリングとして生まれタ。世間的にはこういうのを「出来損ない」とか言うんだっけナ？ムカつく話ダ。
ダガ…本来出来損ないと呼ばれるようなワタシにも出来るコトがアル。ソレが実験材料になるコトダ。この話シ方も、その影響ダナ。
幸い、ワタシには親譲りの知能と偶然持った高い魔力があったカラ、蛮族タチも好意的に接してくれたゾ。食べ物も娯楽(本)も、たくさん与えてくれたンダ。

ソウシテ、魔法の手ほどきを受けタリ変な薬品を飲まされタリして10年の時が経ッタ。
そろそろ実験結果が出ないカト痺れを切らしていた時、ソレは現れた。…最悪の形デナ。
実験の一環デ魔法を使っていた時、急にワタシの魔力が暴走したンダ。蓋をされた火山の如く突発的に膨れ上がったソレは、ワタシの故郷を滅ぼし…そして…ウゥ…アァアアァアアアア！！！

…ちョっと取り乱シタ。マァ、ともかくソウシテ行き場を失くしたワタシは、討伐対象と呼ばれるような存在にナッタ。運が良く、ワタシの元に来た冒険者たちはワタシの境遇を聞いて、仲間として迎えてくれたンダ。マタ魔力が暴走することがないヨウニ、マタ独りにならないように、依頼を通して魔法の使い方を知っていかないとナ！それがキット、ワタシを育ててくれたモノたちとワタシのことを受け入れてクレタひとタチへの恩返しになるはずダ。

【経歴】才能を絶賛されたことがある、忘れられない恐怖を体験したことがある、罪を犯したことがある
【冒険に出た理由】家族をすべて失ったので
【信条】知識(知恵、魔法)/肯定、孤独/否定
【矜持/執着】侮蔑は許さない