容姿・経歴・その他メモ

パーソナルデータ

　角色:黒鉛色　瞳色:真紅色　鱗色:紅錆色
　身長:253cm　体重:185kg

情報

一人称：俺（おれ"、のような発音）
二人称：おめえ、あんた
敬称：○○くん、○○さん
好きなもの：食事（肉類中心）、筋肉、家族、友人、仲間、騎士道
嫌いなもの：勉強、食べ残し、悪事
趣味：筋トレ、食事、料理
最近の悩み：色んな人と仲良くしたいのに、中々人が近付いて来ないこと。

経歴

　ヴァリエルは、5つの家族からなる行商隊を営むリルドラケンの夫婦から生まれました。リルドラケンの特性もあって、殆ど5人の父親と母親、そして多くの兄弟と共に育てられ、沢山の愛情に包まれていたと、ヴァリエルは記憶しています。
　子を連れての行商は危険ではありますが、流石に10人のリルドラケン───戦闘能力を持つものが少数だったとしても───を見て、意気揚々と襲ってくる外敵は少なく、ヴァリエルを初めとした兄弟たちは旅の中でもすくすくと育ち、一度目の脱皮、二度目の脱皮…と迎えていきます。
　ヴァリエルの直接の両親は、行商隊の中でも戦闘能力を持った人物でした。故郷のリルドラケンの里にある、巨大な樹を神樹とし、ダリオンを信仰する神官の母。そして、屈強な肉体と強固な鎧を持つ、重装戦士の父。二人の背中をこそ最も輝かしく感じ、ヴァリエルも行商の手伝いの合間、己の肉体を鍛え、ダリオンに祈りを捧げ、暮らしていきます。成人したら、自分も行商隊──家族たちを守るのだ、と。そう意気込んでいました。
　しかし、ある日。行商隊は、予想外の襲撃を受けてしまいます。
襲ってきたのは、同じ人族──所謂、匪賊でした。本来であれば、ただの賊に遅れを取ることはありません。蛮族であっても返り討ちにしてきた両親たちなのですから、問題はないはずでした。……その襲撃が、最も気の緩んだ瞬間でさえなければ。
　後からわかったことですが、襲撃してきた賊たちは、行商隊が提携していた商家の者に手引きされた者たちでした。行商隊の持つ財を狙った裏切りであり、謀略だったのです。それ故にこちらの行動、力量、機先…すべてを把握、制された上での襲撃でした。
　両親は、行商隊を…ヴァリエルたちを逃がすために、殿を買って出ます。ヴァリエルも残ると提言はしましたが、足手まといだからとそれは却下されます。結果としてヴァリエルは他の家族と逃亡し、難を逃れることには成功しました。しかしその後、待てど暮せど、両親が戻ってくることはありませんでした。
　商品を始めとした財も奪われ、行商の続行が不可能になったヴァリエルたちは、故郷の里に戻ることにします。そして、前述した裏切りが判明したために、一行が再び行商に出ることはありませんでした。同じ人族、それも信頼していた商家に裏切られたショックは、非常に大きなものだったのです。
　それから数年。三度目の脱皮を迎え、成人したヴァリエルは、旅に出ます。生き残った家族たちには反対されましたが、その意思は固いものでした。あの時、自分も一緒に戦えていれば。それは驕りかもしれませんが、決して拭えない後悔でもありました。
　だから旅に出て、力をつける、と。誰にも負けない、誰からも仲間を守ることができる戦士となると。そう告げて、ヴァリエルは里から旅立ちます。その懐に、逃走前に母より託された、神樹の太枝を携えて。

プロフィール

　非常に大柄な、屈強な肉体をしたリルドラケンです。生まれ持った強面と大きな体躯は、ともすれば何もしていなくても他者を圧倒するような存在感があります。
　しかし、ヴァリエルはやや豪快でありながらも、大らかかつ朗らかで、前向きです。両親、そして多くの家族に愛されて育ってきたために育まれたその性格は、過去に傷を背負ってもなお、変わることはありません。一見して近づき難いと感じる風貌とは裏腹に、一度接すれば、飾りっ気のない温厚さを感じられることでしょう。
　友誼に篤く、家族や友、仲間を大事にする面は前述の性格の通りですが、一度戦いとなり、明確にそれらを傷つけたり、悪事を働く者に対しては、まるで鬼神のような激しさを以て立ち向かいます。
　余談として、行商隊に居た頃から料理当番は殆ど担っており、本人が食事好きであることも相まって、趣味を飛び越えた、かなりの腕を誇っています。彼の作るものは、その豪快な巨躯からは想像もできないほど繊細であり、細やかな心遣いが感じられます。

セッション履歴

収支履歴