由来・逸話

---何者かの手記---
ある日私はとある場所でリカントの少女を拾った。
ウサギの耳をしていたので恐らく希少種の類の少女だろう、一人でさまよっていたので保護することにした。
しばらくは様子を見ることにする。

---数日後の記録---
数日彼女と過ごしある程度の話を聞くことができた。
彼女の住んでいた村は、何者かに襲われてしまったらしい。内容から察するに恐らく召異魔法の術師とその者に召喚された魔神によるものだろう。たった一人とはいえ生存者がいたのは奇跡に近いことだ。
彼女にはこれから私ができうる限りの知識を与えていこうと思う。いつか冒険者として村を襲ったものを探し出したいそうだ。私ができうることをしてやろう。

---数ヶ月後の記録---
やはり彼女は魔神について詳しく知りたいようだった
そこで私は敵を知ることもかねて召異魔法の技能を修練することを勧めてみた。
思いのほか相性が良かったのかすぐに習得してしまった。
本格的な技能は私では教えることはできないが自力でも何とかしてしまうだろう。
彼女の成長が楽しみだ。

---さらに数ヶ月後の記録---
彼女は物覚えがいいみたいだ。
彼女に神聖魔法について教えてみた。
やはり彼女は「盾神イーヴ」に興味を抱いたようだ。
魔神を利用する技能を持ちながら魔神を打ち倒す特殊神聖魔法を扱える神に興味を持つのは面白い
彼女がどうなるか楽しみだ。

---数年後、最後の記録---
彼女もだいぶ大きくなった、一人で冒険者としての仕事もこなせるようになるだろう。
自分もそろそろ新しい場所での生活を考えているところだったからちょうどいい機会だろう
彼女の旅路に幸多からんことを
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(名前だけ塗りつぶされており読めなくなっている)


---数ページ空けて---
いつの間にか荷物に入っていたのでこれから日記帳として使っていこうかな
前のページに書かれていた日記はたぶんケルシーさんの書いたものなのかな？
色々教えてくれてあの頃は助かったなぁ。今はハーヴェス王国に行くって聞いたからまた会いたいなぁ

---次のページ---
いつものように依頼をこなしていたら新しく複数人でパーティを組むことになった。
1人はルプシー、自分と同じリカントの希少種でウサギの子だ。
すごい臆病ですぐ土下座する変わった子だった。
もう一人はリネア、なんか妖精みたいだけど実体がある不思議な子だ
種族はフィーというらしい。
普通な子って感じだった。
これからしばらくこの三人で冒険をすることになるだろう。

---数か月後---
とても強い魔物と戦うことが最近多くなってきた。
その中で二人は何かしらの技を教えてもらう機会があって面白い技を使えるようになったみたいだ。
少しうらやましいな。

---数日後---
洞窟の調査に行った。
たぶん自分は一度殺された
確かに自分の死を実感した、けど死んでいなかった。
なんでかはわからなかった、だけど穢れも増えていないようだった。
不思議なことだ。
それとそこで変わった魔法を覚えた。
神聖魔法と召異魔法の組み合わせた魔法だ。
自分は魔神を呼び出すことはしないが自分でも使えそうなものがいくつかあったからいつか使いたいと思った。

---しばらくたって---
新大陸の調査に私たち三人で参加することになった。
見たことのない土地の調査はとてもわくわくする
けれど、しばらくケルシーさんに会いに行けなくなっちゃうのはちょっと寂しいな。
いつか戻ってこられたら会いに行きたいな。

---大陸到着後---
ここには何人か知ってる人も来ていた。
アイゼンさんも来ていたからいつか近接戦闘のコツとか聞いてみたいな。
ハインさんたちの料理はとてもおいしかった。
与えられた部屋もとても快適だった。
ここでの仕事は楽しそうだ。