【魔術式飛行杖理論】
(ブルライト地方、ユーシズ魔導公国)- 入門条件
- 50名誉点 魔法使い系技能Lv3以上 ライダーLv1以上
「その昔、私はとある夢を見たんだ。結構長い夢だったと思う。その夢の中の世界は不思議な世界だった。私のような魔術師、というより魔法という存在自体が全くない世界だった。しかし、魔導機・・のようなものはあちこちに存在し、自由に動いていた。魔導機術もないのにな。
その世界には私の知人がいた。詳しくいうと知人のような人だがな。そいつはその世界の住人で、魔法ももちろん知らなかった。曰く、魔法というものは空想の世界の話らしい。魔導機術なしに動く魔導機の方がよっぽど空想の世界の話だろうにな。まあそっちの話は置いておこう。私は専門外だしな。
で、そいつにとある本をみせてもらった。絵ばっかの本だった。これがこの世界がいう空想の世界が描かれた本だと。確かに、その本には私の使うような、ちょっと違うような、まあ魔法が描かれてた。
しかし、驚いたのはその魔法を撃ってるヤツ、魔術師だ。なんと、箒に乗ってたんだ。他の本も見せてもらったが、どいつもこいつもやけに箒に乗っている魔術師が多かった。聞いてみたところ、確かに魔法使いが箒に乗ってるのは多いけど、理由はわかんないだとよ。で、この辺りで目が覚めたんだ。
さて、そろそろ本題に入るが、要は騎獣でも魔導機でもなく、箒、すなわちスタッフに乗るということはどういうことかを考えていこう。
利点はすぐに浮かぶだろう。ここにいる魔術師の大半は知っているだろうコイツ。そう、ラル=ヴェイネのダウンルッカーだ。コイツは我々の魔力を強化してくれる代わりに、やたらヒールが高いせいで立ってるだけでどうも足がふらついてしまって集中できない。というわけで、コイツを履きながら騎獣に乗ったり翼を生やしたりする魔術師も多いだろう。しかし、魔術を極めんとしていると騎芸の上達は疎かになってしまい、結果あまり頼れない騎獣にしか乗れず、もし狙われてしまうとすぐにやられてしまう。翼を生やすにしても、常時生やしているとすぐに魔力を枯渇してしまう。困ったもんだ。
しかしだ。スタッフを騎獣として扱うとどうだ。武器なのでもちろん部位として扱われない。それすなわち、騎獣が狙われると危ないという危険性がなくなるんだ。戦闘能力はないので一緒に戦ってはくれないがな。しかし我々魔術師としてみればそれだけで十分じゃないか。
今後、さらに魔力を込めればファミリアのように強力な仲間として扱えるかもしれない。まあそこに関しては私の興が乗ればさらに研究を深めるとしよう。
今回の発表はここまでとする。肯定意見の方は是非賛成票を入れてほしい。」
投票結果
賛成 多数 ←やはりというか、魔術師は肯定意見が多かった。みんなこの靴に四苦八苦してんだな。
反対 少数ながら存在 ←内訳は騎手のヤツらが多かった。騎獣と共に戦う心得がなってないとかなんとか意見もあったな。さっきてきとーにいった今後の研究もぼちぼち進めて見返してやるか。
その他 ←寝てて話聞いてないヤツ。コイツは後で背中蹴飛ばしておいた。
XX年ユーシズ魔導公国主催魔術論文発表会記録
流派装備
この流派を使用する場合、専用装備が必要となります。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
ウィッチーズ・ブルーム | 10 | 〈スタッフ:B〉 | 4000 +30名誉点 | 部位を持たない騎獣として扱うことができる。 |
秘伝
《アストライド・スタッフ》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- 1時間持続
- リスク
- なし
- 概要
- 流派装備に騎乗できる。
- 効果
流派装備を装備している場合、その装備をレベル1の部位を持たない騎獣として騎乗することができます。
この動作は補助動作として扱います。
移動力は制限移動、全力移動含め、騎乗していない状態と変わりませんが、飛行状態として扱われます。
《ライド・オン・スタッフ》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《人馬一体》変化型
- 前提
- 《アストライド・スタッフ》、魔法使い系技能Lv5以上
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- -
- 概要
- 流派装備に騎乗したまま両手が使用可能になる。
- 効果
流派装備を魔術で器用に操作し、両手を離した状態で騎乗できるようになります。
効果は騎芸「人馬一体」と同じで、騎乗した状態で両手を自由に扱えます。