容姿・経歴・その他メモ

高名な戦士であり、優れた｜奈落睨士《アビスゲイザー》かつ｜闇狩《ダークハンター》でもあったシャドウから生まれ、その命を奪った。それが名もないナイトメアの自己認識である。
彼(便宜上)の生まれた場所では、子の名前は母がつける風習があり。彼の母はそれを伝える前にこと切れてしまった為、名前がない。その事も重く圧し掛かっている。
疎まれ、名も持たず期待もされなかった彼は、その内人々に認められることを生涯の目標に定めたのは自然の成り行きで。その功績を稼ぐ対象として、人々を困らせ恐怖に陥れている奈落に対して向けられたのは当然と言えた。

認められることを掲げた日から彼は仮面を被り、纏わるなけなしの情報や痕跡すらも消し、母の遺していた書物を持ち出し、極まれに出会えた睨士や闇狩から、驚くべき短期間で特別な技術の手法を手に入れた。皮肉にも、母からの技術の才は受け継がれていたのだ。
その最中、ゴーント地方に伝わる小神“魔狩王”ドレイヴェンを知る。その教え、そして生き様や格言に感銘を受け強く仰ぐ様になった。

彼は敬虔な神官でこそないがドレイヴェンの信徒であり、訪れた先の村落や街に魔狩王を奉る神殿があれば必ず寄るし、自身の持つ旅の最中のノウハウや、修める奈落睨士・闇狩の技術を惜しみなく伝える。そして、ドレイヴェンから神聖魔法を授けられた神官たちに少なくない喜捨を。
そういった生き方を続ける内、教える技法の特殊性──危険性や、修得出来るか否かは完全に才能の問題であること。そして、あまりにも徹底して正体を隠す姿勢──尤も、本人の認識としては隠している。のではなく、まだ何者でもないという意味での装い──が、一部の者たちからある種の嫉妬と共に目をつけられることとなる。

その中に発言力のある人物がいたのか結果として彼は風評を貶められ、行いを曲解し伝えられ、ついにはとうとう、破門を持ち出されることとなった。

当然既に訪れていた神殿では、これらの事はまったくのデタラメであることは知れ渡っていたのだが。肝心の当人がこの話題について一切の否定をせず、また奈落の力を用いる危険性の弁明も行わず、私利私欲のために行っていたことを堂々と発言してしまったため、混乱を招いた。
これは彼の中では初志である認められることは私情であり、結果はどうあれ人々の為ではないという認識の為。

未だ何も偉業を成し遂げていない──何者でも無い者の証明手段は弁舌ではなく、これまでもこれからも行動のみであると愚直な姿勢を決して折らない。認められる日まで休まず弛まず進み続けるその姿に、いつしか彼は敬意を以てか、或いは皮肉を以て｜急進《ラディカル》とあだ名されることとなった。





アビスゲイザーとダークハンターで戦うビルドです。
HP・MPともに秀でているわけでもなく戦士技能を修めているわけでもないため、補助動作化したヒーリング・イメージやヒールスプレーと言った補助動作での回復手段の多さを駆使してなんとかダークハンターのコストをやりくりします。あるいは、魔法制御で範囲5体に変更したスピリットナイフなどを用いるかです。
ファントム・ブラーの対象拡大も出来ますが、それをやるならペシミズムかやはりスピリットナイフ、あるいはダークハンターの気操法で攻撃する方がいいかもしれないです。

履歴

奉仕活動に参加し破門は免れた。主催者の私利私欲については特に何かを思う事はない。

セッション履歴

収支履歴