攻撃を与えた隙に、相手が怯んだ隙を突いて、懐からものを掠め取ったり、身体の一部を奪い取ったりします。
　近接攻撃を行うときに宣言し、その攻撃１回に有効です。このとき、使用する武器は「用法：１Ｈ」に限られます。複数を同時に攻撃する場合には、宣言できません。
　この秘伝を宣言を行った近接攻撃が命中し、さらに威力表でのダメージ決定でクリティカルが発生した場合、クリティカルによるダメージ上昇処理を行わず、ただちに算出ダメージを決定し、ダメージ処理を先に進行させます。ダメージ処理が完了したら、そのキャラクター（部位）に対して、「戦利品の獲得」処理を１回だけ行います。このとき、特技の宣言者自身やその装備品が持つ戦利品獲得時の効果（戦闘特技《トレジャーハンター》や装飾品<幸運のお守り>など）は適用されますが、アイテム<オートルーター>のような、別途に発生させる効果は使えません。また、「自動」欄は無視します。
　これより、秘伝使用者は、戦利品と同等の価値の物品を入手します。それは、あくまで「戦利品と同じ価格で売却できる何か」です。戦利品が何らかの特殊効果を持っていたとしても再現できず、粗製のマテリアルカードにもできません。
　この効果は同じキャラクター（部位）に対しては、戦利品獲得処理を１回行う分だけ有効です。戦利品獲得処理の効果が「なし」だったとしても、この１回に数え、再度試みることはできません。しかし、命中力判定に失敗していたり、命中してもクリティカルが発生しなかったりしたときには、同じキャラクター（部位）に、次回の手番以降で再度試みることが可能です。
　戦利品獲得処理での通常の戦利品の獲得処理は、この効果を受けたキャラクター（部位）に対しても行えます。
　この秘伝は宣言時に宣言回数としてカウントされません。しかし、この秘伝の宣言そのものは、１ラウンドに１回に限られます。これは、複数回の宣言を行えるキャラクターでも同じです。
　リスクとして、あらゆる回避力判定に－２のペナルティ修正を受けます。

　《スティール》と同様ですが、それに加え、戦利品獲得処理を行うときの出目に＋１します。この効果は他の戦利品決定の出目を上昇させる効果と累積します。
　リスクとして発生する回避力判定へのペナルティ修正が－１に軽減されています。

　《シャドウスティール》と同様ですが、対象が持つクリティカル無効系やクリティカル値悪化の能力をすべて無視します。加えて、戦利品獲得処理を行うときの出目に＋２します。この効果は他の戦利品決定の出目を上昇させる効果と累積します。さらに、リスク（回避力判定へのペナルティ修正）がいっさいありません。