聖印と神像

聖印：我賢者に非ずという文言が彫られたプレート。
キルヒアの聖印を模したちいさな水晶玉がついているが比べると質の低いものが多い。

神像：キルヒアの像の隣に建てられることが多く質素な服を着てただ一冊の本を抱えている姿の物がほとんど。

神格と教義

ベレストはキルヒアが第３の剣に触れる前からの弟子である。
キルヒアの弟子の中で唯一才能がない者でありその人生において学問における大きな功績を残すことはなかったがキルヒアに最も長く師事した弟子ということで祀られている。
キルヒアに「才能がない人に共感できる」という個性を見出されて以降人に教えを広げることに全力を注いだ。
その努力は教義にも反映されている。
学問を志し始めたものを導いてくれるありがたい神様。
キルヒアに導かれた『神の指先ミルタバル』とは相性が悪く言い争いをした逸話が残っている。
同じく教えることを得意としていた『学護神エッケザッカ』とも教育方針の違いはあれど指導者として教育についてよく語り合ったという逸話が残っている。

その教義では基本的にキルヒアと変わらず知識の収集とそれを知らしめることを美徳としているが、
キルヒアや他の弟子達に比べ、ベレストの場合は知識の探求よりも知識の普及を重視している。
教え導くこと、試練を与えることを得意としており特殊神聖魔法も訓練に使うのに使いやすい物が多い。
改宗にも寛容で他の神を信仰することを拒まない。

格言

「細かく巧く　目の前のことに真摯であれ。」

「一人の賢者より１００人の学生が勝ることもある。」

「我賢者に非ず。されど愚者に甘んじず。」

備考

名はそこそこ知られている神様だがその性質上この神のみを信仰し続ける人はとても少なく神殿もキルヒアのものと併設されている物以外は存在しない。
ユーシズ魔道公国にまれに顕現する。

一説によればこの神の特殊神聖魔法【スフィア】は【ガン】の原型である。