>ロロナ・フィエルテ・ヴァンエール(風と翼に誇りあれ)
>フランス語でフィエルテは誇り、ヴァンは風、エールは翼のこと。
>本名は"ロロナ・ヴァンエール"。"フィエルテ"の名は神官となった際に自らつけたものであり、その思想だけでなく、翼を授けた家族のことも誇りに思い、自ら名乗るたびにこの時を思い出すようにという決意の現れである。

>秩序・善。正義感強め、やや頭の堅い正直者。
>「力を持つ者には、力を持たない者を守る責務がある」というヒューレの格言に感銘を受けており、蛮族などを始めとする悪行へ正面から対立する姿勢を見せる。
>一方で、「自らが倒れては守るべき者を守れない」と現実を見る冷静さは忘れておらず、伝承に残るような相打ちをも厭わない過激なスタイルではなく、あくまでも敵は通さず、自らも倒れず、それでなお敵はしっかり倒すというスタイルを理想としている。

>幼少の頃はとある村落の実家にある牧場で平和に過ごしていた。
>仕事は家畜の世話。酪農で生計を立てる手伝いをする現状に満足しており、誰かと争うなどと考えたこともなかったが、15歳になる日、眠る前のゆったりとした時間に神の声が聞こえたことがきっかけとなり神官となることになる。
>かの声はこう言った。「汝には力がある。なればその責務を全うせねばならん。」と。この話を翌日したところ、両親は嬉しいような、哀しいような、なんとも言えない表情を浮かべていたが、最後には笑顔で送り出してくれた。
>その後は聖職者としての行為を学びつつ、自らの見識を広め、守るべき者が何なのか見極めるため旅立つこととなる。旅路の中で何度も声を聞き、何度も何かを守り戦う姿を夢に見る。その手には槍、その腰には剣を刺している自分の姿。だが、その剣は何度抜こうとしても重く、抜けないのだったーーー

>"守るべきもの"とは何なのか。これは既に答えが出つつある。
>それは、自らの意志で、自らの範囲で守れるもの。
>人が1人で守れる範囲には限度がある。ならばそれぞれの地で、その地に根付く者たちが彼ら自身で守らねばならない。その力があることに気付いていない者がいるならば、気付かせてやるべきだ。
>要は布教である。