バークメイル:緑
ヒールスプレー:緑
パラライズミスト:緑
ヴォーパルウェポン:赤
イニシアチブブースト:赤*2
エンサイクロペディア:白*2

とある蛮族領土に近い村の出身。ど田舎で外との交流も少ないため村の名前は無い。「なんかあそこの村ね」みたいなことを言われる。
蛮族領土の近くであるため、そこそこの頻度で襲われる。そのため力のない村人たちは魔神に頼ることになった。
もちろん魔神が傍若無人に振る舞うと被害がでて困るため、定期的に生贄や供物を渡すことで大人しくしてもらっている。
その供物の中に魔神の苗床が存在する。
この村の村長は魔神使いであり、ある程度の年齢になると村の子供を何人か選び、魔神の種を植え付け苗床を作る。

もちろん、自分も苗床になった。
苗床となってすこし激しい性格となると言われていたが、村で悪事を働くようなこともなく何も変わらなかった。
というのも、村長は村の管理者で、村長が管理しているものを傷つける行いは主人への攻撃になってしまうからである。
そして村から遠く離れることはない。だから村の外の人間を襲うこともない。せいぜい近くの自然から食料採取したりする程度である。
周りの村人を見る目は変わったかもしれない。彼らは庇護すべき財産である。だから良き隣人という目で見ることはなくなった。
それでも大切な人達というカテゴリには入っているのだけれど。
粗雑に扱う普通の人間というのが近く居なかった。だから何も変わったような感じは無かった。
魔神の苗床となり、魔神の力を扱う能力を得たためその力を使って村にちょっかいを掛けてくる蛮族共を打ち払っていた。
蛮族だし。敵だし。もとから粗雑に扱っていた存在なので、やっぱり自分がなにか変わった感じはしない。


ある時軍隊レベルの人間の群れが村へ襲いかかってくる。
理由は詳しくは分からない。でもたぶん、苗床となった自分の姿を見られてしまったのだと思う。
（当時の自分はしらなかったが、苗床の作成は死罪レベルらしい）
自分も戦った。村を守るために。でも多勢に無勢で四面楚歌。
阿鼻叫喚の声は次第に死屍累々へと変わり、屍山血河を背中に、自分は村の中心に呼ばれた。
デーモンルーラーだから分かる。これから自分は魔神の贄となる。

微睡みの中にいた。緩やかに自分の魂が解け、巡り廻るのだ。そんなことを思っていた。
しかし、自分を求める声がする。手が伸ばされたような気もする。どういったモノで求められたのかはおぼえてないけれど、戻る機会を得た。戻らないと行けない。だってご主人様がいる。私はそのために居る。
そうして手を取った。不愉快な感覚が体の中に流れてくる。
目を覚まして最初に受けた感覚は驚きだった。
知識はある。魔神の種は穢れをもった体に定着しない。
自分の中から意志や忠誠心や義務感…そういったものが薄れていくのを感じる。
私が感じてた私の意思は苗床によって操作されていた物だった。

「アイデンティティの崩壊」きっとこう表現するのが正しい。
私はわからない。私は私を探さないといけない。

戦闘技能はデモルラのデモニックスキンによる防護点デバフを基本行動にします。
デモニックスキンが有用ではない手番でデモルラ魔法の何か別の物を使う。
ペガサスの搭載枠にのって、ペガサスの手番で移動→搭載枠なので魔法を使える→接触であるデモスキを撃つ
という流れにします。やっぱしないかも。

戦闘準備段階の先制と魔物知識はしません。代わりにアルケミのイニシアチブブーストとエンサイクロペディアで支援することで成功率を高めます。これで許して。

探索判定用にライダーを伸ばします。

やや大人しい雰囲気。
これは自分の常識がブレてしまったために色んなことがわからないから黙っているだけで、別にしゃべらないタイプではない。

いつものみかんさんが出たら「ああ、魔神の苗床時代の影響が…」とか言う。

Q.なんでこんな一般技能の構成なの？
A.くそ田舎ですからね。

Q.なんで魔神に食われたのに蘇生できる状態の死体なの？
A.人間ってさ、綺麗にサンマ食うと頭と背骨だけ残すじゃん？
頭と脊椎あれば蘇生できるしさ。脊椎って背骨の一部じゃん？だから魔神の贄になっても大丈夫だと思ったんだよね。

Q.名前の由来
A.贄29

人間
魔神使いの生まれ
SwordWorld2.5 : #1
(2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 5[4,1]+7[2,5]+9[4,5]+3[2,1]+6[3,3]+2[1,1] → 32

#2
(2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 7[2,5]+10[4,6]+6[2,4]+11[6,5]+5[1,4]+5[1,4] → 44

#3
(2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 10[4,6]+11[6,5]+8[5,3]+8[4,4]+3[2,1]+5[4,1] → 45

成長
SwordWorld2.5 : [5,3]->(知力 or 筋力)
→知力
SwordWorld2.5 : [4,5]->(生命力 or 知力)
→知力
SwordWorld2.5 : [6,3]->(精神力 or 筋力)
→精神力
SwordWorld2.5 : [1,3]->(器用度 or 筋力)
→器用
SwordWorld2.5 : [5,3]->(知力 or 筋力)
→知力
SwordWorld2.5 : [2,3]->(敏捷度 or 筋力)
→敏捷
SwordWorld2.5 : [5,3]->(知力 or 筋力)
→知力
SwordWorld2.5 : [2,2]->(敏捷度)
→敏捷
SwordWorld2.5 : [3,6]->(筋力 or 精神力)
→精神力
SwordWorld2.5 : [2,4]->(敏捷度 or 生命力)
→生命力
SwordWorld2.5 : [2,1]->(敏捷度 or 器用度)
→敏捷
SwordWorld2.5 : [4,5]->(生命力 or 知力)
→知力
SwordWorld2.5 : [3,5]->(筋力 or 知力)
→知力
SwordWorld2.5 : [1,6]->(器用度 or 精神力)
→精神力
SwordWorld2.5 : [6,4]->(精神力 or 生命力)
→精神力
SwordWorld2.5 : [1,5]->(器用度 or 知力)
→知力

緑A 9枚
赤A 3枚
魔晶石5点 1個

消魔の守護石 1個
緑A 1枚

知力指輪1個
赤A 4枚
緑A 18
月光+1 1枚
消魔の守護石 4個
ダルグブーリー（50G)

最近起きたことをまとめておこうと思ったの。

思い返してみればすごい発言をしたものだわ。
蘇生されて「ぶっ潰してやる」なんて良いながら体を起こすなんて。
性格が変わった自覚なかっただけだった。
目覚めて初めに感じたのは爽やかな香りだった。
だって、村焼きされてる匂いに包まれて死んだのよ？目覚めてみたら爽やかで驚いちゃった。
眼の前のお兄さんから甘い花の香りもしたし、草原の香りは森とは違うし、風もある。森は木々に阻まれて風がないからね。

起きたばかりで…。村はたぶん無くなってて一人で不安に包まれそうになってた。
「冒険者になって」って言われた時、ちょうどいいと思った。どうしようかわかんなかったから、なにかしろって言われたほうが安心できた。

その後に他の人と出会った。私と同じように蘇生された人らしい。
この人達と一緒に「冒険者」をやることになるらしい…けど、とりあえずみんなで一緒に戦う事になった。
その時驚いたことがあって、まずは呼べた魔神が弱かった。
私が呼んでた魔神は私が呼んでたわけじゃなくてご主人様…村長が私を通じて呼んでたものなのかな…？
あと魔神、操作するの難しかった。なんか…隣の人殴り始めちゃった。

そういえば綺麗に蘇生できる部分だけ残っていたって言われたけれど…魔神が綺麗に私を食べたのかな…？

「人の心がないかもです」
納得した。とても納得した。
苗床だった時間が長いせいで普通の人の心を持っていないらしい。
嫌な気持ちにもならなかった。だからダメと思ったの。
こういう言葉にちゃんと不愉快になるほうが人の心らしいのかなって。
でも無理して嫌がる必要も無い気がする…。
眼の前の物事が嫌なのかとそれが問題かは別だから。
だから一つ選んで見ることにした。「まぁいいか」って。

そうそう。もう一つ書かないといけないことがあった。
普通の人は自分の意志で自分がやりたいことを選び取る事ができるらしい。
私は今まで他人の言う事に従って生きてたから普通の人の心とか、普通の人が持ってるものがない。
だからこの選択もきっと一つ普通の人を学ぶことになると思う。
…ここまで書いて思ったけれどこれもただ従ってるだけなのかな？
それは…今までと変わらないから、ちゃんと「従うことを選んだ」ことにしようと思う。
逆らって人の言う事を聞くだけの人間…でもいいんだけど、命令する人が私のことを大事にしてくれるかわかんないし…。

昔は…村長は村の維持のために建物とか…農地とか…そういう物も大事にしてたし、人も大事にしてた…と思う。苗床だからそう見えてただけかも？
でも私、みんなを守るために戦ったこともあったよ。だから多分…苗床じゃなくても大事にしてたように見えると思う…わかんない。

今回の冒険で魔神に操られた人を見たわ。その人は…すごく嫌がってた。
何か従って生きて行くこともできると思う。でも、それじゃ嫌な気持ちになるかもしれない。自分を傷つけるモノに従って生きていくことになるかもしれない。
それは…苦しいことだと思う。苦しいのは嫌だわ。
だから「自分で選べる能力を持つべき」なんて言葉がでたのかも。
ユウは自分を持っているのね。


ここまで書いて思ったわ。私は、私を大事にしたい。

歩きながら考えていた。
かつて自分が住んでいた村の村長に会った時、「ただいま」なのか「はじめまして」なのか。どのような言葉をかけるべきなのか考えていた。
そして実際に会った時に出た言葉が「精算」だった。

確かに過去の私は皆を大切にしていた。それは村長がみんなを大事に思っていたからだと思う。
多くを失った今、村と皆を大事に思っているのか…と自分を俯瞰して考えていた。その答えは出会ったときに分かると思っていた。
そうして出た言葉が「精算」だった、
自然と口から出た「精算」という言葉と自分の感情を見つめ直さないといけない。
もしかしたら苗床でいるのが嫌で決別したかったのかもしれない。それとも苗床だった自分と今は違うのだから他人事だっただけなのかもしれない。
どういう感情なのかはわからないけれど、冷たい反応に驚いたのだけは覚えてる。
今の自分はそれほど大切に思っても居なかったらしい。


こうして振り返ると、私は私の感情を知らない。私はどんな感情が出るのか予想ができない。
何を大切にしようと思っていて、何を嫌っているのかがわからない。
たぶんみんなは自分の体の中に自分の精神が正しく存在していて、長く一緒に居たから自分自身の感情を知っているのだと思う。
でも私はそうじゃなくて、他人から自分の体を与えられた…そんな表現が合う気がする。


書いて読み直してわかった。私はすでに苗床だった自分と決別していて、今の自分と過去の自分は別のものだと思ってる。
これからも日記を続けよう。私は私の感情を知らなければならない。自分がどういうものかを知るために。

羨ましいなと思った。
私には帰る場所も無くて、待っている人も居ない。
今はいい。皆がいるし。でも4回目の冒険が終わったらこの場所もなくなる。
そしたら…安住の地をみつける旅が始まると思う。

「皆と一緒に居たいのか？」と自問したら悩んでしまった。
今は皆と一緒にいて安心できる。でも一人で居るのは安心できない。
別の人と一緒に居たら安心できる？それはわからない。でもいつか安心できるようになるだろう。
どうなんだろう。もしかしたらよくわからない他人がいるより一人のほうが安心できるのかもしれない。

自分を知らない。だから予想できない。考えるのをやめた。


もう一つ、絶対に書かないといけないことがある。
私は二人のデーモンルーラーの最後を見た。
一人は自分の意志を貫くことができなかった。元は生存のために使っていた力を復讐のために使っていた。
もう一人は自分の意志を貫くことができた。多分…自分の願いのために最後まで魔人の力を使っていたと思う。
何のための力なのかを決める。そしてその理由を貫くための強い意志が必要だと思っていた。そうじゃないと魔人の甘言にのせられてしまうから。
けれどもそうじゃないらしい。
理由と意志を持っていても持っていなくても死ぬことになるらしい。だとしたら理由も意志もいらない。
いつか私は死ぬだろう。魔人の甘言にのって、何処かの誰かに殺されることになるだろう。

突然寂しい感覚に襲われた。たぶん、死んだときの感覚だと思う。もちろん記憶はないから確証はもてないんだけれど…。

（なにか書かれた跡があるが、その後ぐちゃぐちゃに線が引かれて読むことはできない）