【シガト暗殺旅団式奇襲術】
(レーゼルドーン大陸)- 入門条件
- 50名誉点
アルフレイム大陸の西にあるレーゼルドーン大陸には、シャドウにより構成されるシガトと呼ばれる暗殺旅団があり、各国の暗殺依頼や諜報活動を受けています。その発祥は定かではありませんが、魔法文明時代には既に存在したと言われています。そのシガトの構成員がアルフレイム大陸に渡り、構成員を増やすためにシガトの技の一部を伝えたものが【シガト暗殺旅団式奇襲術】です。これは、奇襲のための技であり、シガトの肝である暗殺術は別にあると言われます。奇襲術は、シガトから学んだ者が口伝で近しい者に教えることで、長い年月を掛けて大陸各地の遺跡ギルド(盗賊ギルド)を中心に広まりました。そのため、今ではどこでも50名誉点で入門可能です。
流派装備
このアイテムは、秘密商店〈竜の寝床〉で販売されています。一般の商店では購入できません。厳密に言えば流派アイテムではありませんが、【シガト暗殺旅団式奇襲術】使用者が好んで使用するアイテムです。
このマントを装備したキャラクターは、補助動作または戦闘準備でMPを「3」点消費することで、30秒(3ラウンド)の間、自身を「半透明」にすることができます。「半透明」の間は、装備者は戦場にいても遮蔽を作りません。また、10m以上離れた座標にいるキャラクターは、装備者を視認できません。この効果を使用中に、隠密判定を行う場合、達成値に+2のボーナス修正を得ます。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
半透明マント | 13 | 装飾品:背中 | 12,000 | MPを「3」点消費することで30秒間半透明になる |
秘伝
不意打ち(『Ⅰ』156頁、『ET』80頁)
不意打ち成功=隠密判定>危険感知判定 ※対象者全員同士の判定、全員が上回る必要あり
隠密判定(スカウトorレンジャー技能レベル+敏捷度ボーナス)所要時間:1分(不意の遭遇は達成値-2)
危険感知判定(スカウトorレンジャー技能レベル+知力ボーナス)※魔物は「魔物レベル」が基準値
【コンシール・セルフ】または[姿なき職人]の使用者は、その効果中は、隠密判定に自動成功(判定不要)として扱います。「制限移動」以外の移動や、何らかの能動的な行為判定を伴う動作を行おうとした場合、即座に効果は消滅するので注意してください。効果が消滅した地点(座標)が、使用者の「通常移動」で敵対側キャラクターと同一地点(座標)に到達できる距離内の場合、姿を現したその時点での隠密判定も自動成功(判定不要)として扱います。
不意を打たれた陣営は、戦闘準備を行うことができず、次の自身の手番開始まで、あらゆる行為判定に-2のペナルティ修正を受けます。
《暗歩指南》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 常時型
- 前提
- スカウトorレンジャー技能レベル5以上
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- -
- 概要
- 味方の隠密判定+2、自身の隠密判定-2
- 効果
秘伝習得者が味方に「暗歩=足音を殺して歩く技術」を逐次指南します。秘伝習得者の味方は、秘伝習得者を中心とした下記の範囲内にいる限り、隠密判定に+2のボーナス修正を得ます。但し、スカウトorレンジャー技能レベルが秘伝習得者のスカウトorレンジャー技能レベル以上のキャラクターは、このボーナス修正を得られません。一方、秘伝習得者は味方に暗歩を逐次指南するのに意識を使うため、自身の隠密判定に-2のペナルティ修正を受けます。この秘伝を使用しないことも可能ですが、隠密判定を行う前に使用するかしないかは決めなければなりません。
効果範囲(/の後は最大数、最大数を超過した場合は無作為で対象を決定)
秘伝習得者のスカウトorレンジャー技能レベル 5~ 7 半径3m/5
秘伝習得者のスカウトorレンジャー技能レベル 8~10 半径4m/10
秘伝習得者のスカウトorレンジャー技能レベル11~13 半径5m/15
秘伝習得者のスカウトorレンジャー技能レベル14~15 半径6m/20
《○○はしているか?》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 冒険者レベル7以上
- 限定条件
- 不意打ち、発声
- 使用
- -
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 不意に声を掛けることで動揺させ魔法行使判定、精神抵抗力判定-4~-2
- 効果
この秘伝は、秘伝使用者が不意打ちに成功したとき、戦闘開始1ラウンド目のみ使用できます。「知能:低い」「知能:人間並み」「知能:高い」のいずれかで、何らかの言語を使用するキャラクターしか対象とできません。秘伝使用者が対象の使用する言語を習得している必要はありません。「射程:接触」で「対象:1体」となります。対象の背後を取り不意に声を掛けることで動揺させます。秘伝名称の「○○」にはプレイヤーが好きな単語を入れます(例:トリートメント)。単語は使用する度に変えてもかまいません。その単語から始まる「○○はしているか?」を対象に秘伝使用者が習得している任意の言語で話し掛けたことになります。秘伝使用者は、隠密判定を行います。対象は、その隠密判定の達成値を目標値に危険感知判定を行います。魔物データ形式のキャラクターを対象にした場合、対象は「魔物レベル」を基準値として危険感知判定を行います。対象は、この判定にも不意打ちによる行為判定-2のペナルティ修正を受けます。秘伝使用者が上回ったら、10秒(1ラウンド)の間、対象の「知能」に応じて魔法行使判定と精神抵抗力判定にペナルティ修正を与えます(下記参照)。この秘伝は、乱戦エリアを発生させる要因となります。不意打ちについては、『Ⅰ』156頁、『ET』80頁に従います。
知能 ペナルティ修正(魔法行使判定、精神抵抗力判定)
低い -4
人間並み -3
高い -2
《動くと殺す》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 戦士系技能レベル9以上 但し、シューター技能除く
- 限定条件
- 不意打ち、発声
- 使用
- -
- 適用
- 特殊
- リスク
- なし
- 概要
- 対象が行動した場合ダメージを与える。威力表参照の最初の2dの出目を「12」として扱う。
- 効果
この秘伝は、秘伝使用者が不意打ちに成功したとき、戦闘開始1ラウンド目のみ使用できます。「知能:低い」「知能:人間並み」「知能:高い」のいずれかで、何らかの言語を使用するキャラクターしか対象とできません。秘伝使用者が対象の使用する言語を習得している必要はありません。「射程:接触」で「対象:1体」となります。対象の背後を取り武器を突き付け、秘伝使用者が習得している任意の言語で「動くと殺す」と話し掛けます(「動くと切る」など類似も可)。秘伝使用者は、隠密判定を行います。対象は、その隠密判定の達成値を目標値に危険感知判定を行います。魔物データ形式のキャラクターを対象にした場合、対象は「魔物レベル」を基準値として危険感知判定を行います。対象は、この判定にも不意打ちによる行為判定-2のペナルティ修正を受けます。秘伝使用者が上回ったら、対象が主動作または補助動作を行おうとする場合、その行動の直前に、秘伝使用者が装備している武器でダメージを与えます。このとき、威力表使用時の最初の2dの出目を「12」として扱います。これが、クリティカル値以上ならクリティカルします。クリティカル後は、通常通り2dで決定します。この効果は、秘伝使用者が主動作を行った場合、または、対象がHPにダメージを受けた場合、その直後に失われます。この秘伝は、乱戦エリアを発生させる要因となります。不意打ちについては、『Ⅰ』156頁、『ET』80頁に従います。
《残像だ》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 戦士系技能レベル9以上 但し、シューター技能除く
- 限定条件
- 近接攻撃に対する 回避力判定において 達成値で4以上上回って 成功した直後の手番
- 使用
- -
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 絶妙な回避をした直後の手番の命中力判定+2、近接攻撃ダメージ+4
- 効果
この秘伝は、秘伝使用者が近接攻撃に対する回避力判定において、達成値で4以上上回って成功した直後の手番でのみ宣言できます。但し、対象に対し《カウンター》を行っていた場合、および、〈ブレードスカート〉など回避が成功したことに付随する効果で、対象にダメージや特殊な効果を与えていた場合には宣言できません。残像が見えるほどの素早い動きで回避し、対象の背後に回り攻撃します。その近接攻撃をしてきた対象に対し、近接攻撃を行うときに宣言し、その攻撃1回に有効です。命中力判定に+2のボーナス修正を得た上で、ダメージを「+4」点します。複数を同時に攻撃するときには、宣言できません。
《おそろしく速い手刀》
- 必要名誉点
- 70
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 戦士系技能レベル11以上 但し、シューター技能除く
- 限定条件
- 不意打ち、1H拳武器
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- なし
- 概要
- 手刀を打ち込み気絶させる
- 効果
この秘伝は、秘伝使用者が不意打ちに成功したとき、戦闘開始1ラウンド目で1H拳武器(〈パンチ〉含む)を装備・使用可能なときのみ使用できます。「分類:人族」「分類:蛮族」のいずれかで、1部位かつ、HP現在値が「50」点以下のキャラクターしか対象とできません。「射程:接触」で「対象:1体」となります。目にも止まらぬ素早い手刀を対象の首後ろに打ち込み、気絶させます。秘伝使用者は、隠密判定を行います。対象は、その隠密判定の達成値を目標値に危険感知判定を行います。魔物データ形式のキャラクターを対象にした場合、対象は「魔物レベル」を基準値として危険感知判定を行います。秘伝使用者が上回ったら手刀は命中となり、続けて対象は同じ隠密判定の達成値を目標値に生命抵抗力判定を行い、秘伝使用者が上回ったら気絶状態となります。対象は、これらの判定にも不意打ちによる行為判定-2のペナルティ修正を受けます。この秘伝でダメージを与えることはできません。この秘伝による気絶状態は、【アウェイクン】や応急手当判定で目覚めさせることが可能です。応急手当判定の目標値は、通常通り10分(60ラウンド)で行うなら「0」、10秒(1ラウンド)で行うなら「4」です。対象がHPにダメージを受けた場合、もしくは、「隠密判定の達成値と生命抵抗力判定の達成値の差×10分」が経過した場合でも目覚めます。秘伝使用者を目視できる他のキャラクターは、秘伝使用者の隠密判定の達成値を目標値に「冒険者レベル+知力ボーナス」(魔物データ形式のキャラクターの場合、任意の「魔力」もしくは「魔物レベル」)で判定を行い、同点か上回れば手刀が打ち込まれたことを認識できますが、下回った場合は秘伝使用者が何をしたか気付けません。この秘伝は、乱戦エリアを発生させる要因となります。不意打ちについては、『Ⅰ』156頁、『ET』80頁に従います。